AMAZONからチャールズ・ミンガスの
「Complete Town Hall Concert」「直立猿人」のCD2枚、岡本太郎の
「今日の芸術」千住博の
「ニューヨーク美術案内」それにNYのガイドブック
「Michelin Red Guide 2006 New York City」の3冊が届く。
さっそく、「Complete Town Hall Concert」を聴く。
黒く、泥臭くてイイ。
最初の呪文みたいのが、またイイ。
音が太い。
「Michelin Red Guide 2006 New York City」をパラパラと見る。
ミシュランのガイドというのをはじめて見たけど、
カラー写真がいっぱいで、とても地図もあって、とても見やすいのね。
ザガットみたいのを想像してたら、全然違いました。
予約した
Asiateは星なしかぁ。
じゃあ、三ツ星のジャン・ジョルジュと
一つ星の「グラマシー・タバーン」に絶対行くぞー。
フィルムセンターでやっている特集「生誕百年の監督たち」に行く。
今日私が観たのは「モダン怪談」「石川五右ヱ門の法事」「腰辨頑張れ」の無声映画3本立てで、
ピアノの生演奏付き。
成瀬の「腰辨~」が目的だったので、「モダン怪談」も「石川五右ヱ門の法事」
は期待してなかったんだけど、これがどうしてとっても面白い。
特に「モダン怪談」のユーモアのセンスが、文字通りモダンで最高。
最後の終わり方が奇妙で皮肉っぽく面白い。
あれ、そんな終わり方あり?って。
「腰辨頑張れ」を観て改めてうなった。
成瀬はすごい。
成瀬お得意の小市民の厳しさを容赦なく描くという作品なんだけど、
成瀬のもっとも初期の作品にして既に完成されている。
前に観た「夜ごとの夢」にも保険外交員が出てきたけど、
当時、保険外交員というのは、貧しいサラリーマンの象徴みたいな
職業だったの?
奥さんが赤ちゃんをホウキで掃きそうになるところ、ちょっとびっくり。
ピアノの生演奏でサイレント映画を観るのは初めて。
今日の演奏は小原孝さんという方。
シーンに合わせて演奏する、というのに感心。
よく細かいシーンに合わせられるなー。
リフレインが続く曲で、映像を見ながら調整ができるんだろうけど、
それにしてもスゴイよ。
幽霊がわっと出たりするのに音を合わせるんだから。
サイレント映画は、シーンとした中を必死に字幕を読むというのが苦手で
あまり好きじゃなかったんだけど、今日のようなピアノ演奏付きなら大歓迎。
今日観に行って、ほんと良かった

地元に帰って馴染みの定食屋に行くと、
数軒隣にお住まいの大宅壮一賞作家の方にまた会う。
「芙蓉鎮」など中国映画について話す。
「芙蓉鎮」は終盤で姜文が「豚になっても生き抜け!」と言うシーンがすごいという点で一致。
私はあの映画の中の1960年代の中国の貧しさに驚いたというと、
先生に「あの村は豊かなほうなんだよ」と言われ、さらにびっくり!!
最初、あまりに貧しいので19世紀が舞台の映画かと思ったのに。