fc2ブログ

「その場所に女ありて 」を観る

ラピュタにて「その場所に女ありて 」を観る。
傑作。
冒頭の会社の始業風景で、OL達が乱暴な男言葉で話していて驚くが、
とたんにハードボイルドかつスピーディな展開にひきこまれる。
1962年にこんなキャリアウーマンを描いた作品がつくられていたなんて。
やはり司葉子が美しい。
いつも髪を結っている彼女が髪をおろしたときが何とも艶かしい。
そして、その日の夜宝田明に体を許すのだ。
彼女の女としての部分に振り子が大きく揺れたことを表している。

たくましい女性達に比べ、出てくる男性すべてが徹底的に情けなく描かれていて、極端だが面白い。

川本三郎の「銀幕の東京」という本の中にこの作品についての記述があり、
興味を持ち、観にいったのだが、行って良かった。
おすすめである。


銀幕の東京―映画でよみがえる昭和 銀幕の東京―映画でよみがえる昭和
川本 三郎 (1999/05)
中央公論新社

この商品の詳細を見る
スポンサーサイト



テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

22 : 55 : 26 | 映画 | トラックバック(1) | コメント(0) pagetop
| ホーム |

プロフィール

 リネン

Author: リネン
♀。会社員。独身。
東京23区在住。
深煎りコーヒーが好き。
成瀬巳喜男監督作品56本を
劇場で観たのが自慢。

カレンダー

05 | 2006/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

最近の記事

ブログ内検索

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

最近のトラックバック

リンク

このブログをリンクに追加する

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

RSSフィード

Blogリンクリスト

BlogPeople

ブログペット