「下町」を観る
2006 / 06 / 18 ( Sun )
朝10時半ごろ、南阿佐ヶ谷のベーグルにパンの買出しに行くも、
すでにベーグルはすべて売り切れ。
フランスパンもなし。
いちじくのパンなど買う。
ラピュタにて千葉泰樹監督「下町」(ダウンタウン)を観る。
山田五十鈴、三船敏郎主演。
当代を代表する美男美女の主演。
林芙美子原作。
敗戦から4年後、シベリアに抑留された夫を行商をして待つ女性の話。
林芙美子にこのような作品があるとは知らなかった。
山田五十鈴が貧しい子持ちの女性になりきってる。
知り合った山田と三船は子供を連れて浅草に遊びに行き、
松屋の屋上の遊園地に行き、
映画に行き、そしていきなり温泉マークの宿に泊まる。
6年も夫を待つ貞淑な妻である山田が、大胆にも三船をいやらしい宿に誘うのだが、
三船に求められると、シベリアにいる夫のことを考え最初拒絶しつつも、
「男の人は遊ぶことができて、羨ましい」なんて、
男が放っておけないことを言うのだ。
そして、次のシーンにドッキリ。
温泉マークの電飾がチカチカして、二人が結ばれたことを表すのだ。
そして、衝撃のラスト。
かなりビックリ。
ちなみに美術は成瀬巳喜男作品でおなじみの中古智。
林芙美子原作で映画化された作品は11本。
成瀬以外の監督による作品は戦前2本、戦後1本。
戦前の作品が現存していれば、林芙美子作品の上映会をやってみると面白いのでは。
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テーマ:日本映画 - ジャンル:映画