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やさぐれ姐御伝 総括リンチ

ワタシが住むところは、高級住宅地ということになっているので、
近所にお金持ちや著名な方が住んでいたります。
で、今夜は2軒隣のマンションにお住まいの父親世代のオジサマと
駅近くの小料理屋で、おしゃべりしながら夕食。
怖いもの知らずのワタシは、オジサマに言いたい放題でしたが、
そのオジサマは実は一部上場企業の社長であることが判明。
それでも、持ち前の度胸でワタシはオジサマを「近所のオジサン」として扱いつつ、おしゃべり。
以前も、別の3軒隣のオジサマに馴れ馴れしく話しかけてたら、
著名な作家センセイでした。
社長さんも、作家センセイもワタシにとっては異業種なので関係ありません。
ちゃん付けで、電話帳の登録しちゃいます。

帰宅したら、注文していたCDが届いてました。
『やさぐれ姐御伝 総括リンチ~やさぐれ歌謡最前線』。
ストーリーのくだらなさとセットの素晴らしさので楽しませてくれた石井輝男監督作品
『やさぐれ姐御伝 総括リンチ』の池玲子が歌う主題歌や
(なぜか池玲子が裸で日本刀振りかざしている映画の冒頭で流れていた)、
サンドラ・ジュリアンが歌う『ジュテームはさよならの始まり』(作詞・作曲、荒木一郎)などの
やさぐれ歌謡曲CD。
特に『ジュテームはさよならの始まり』最高です。
聞いていて、幼少時にテレビで見た『青い体験』とか『流されて』を思い出しました。なぜか。
「うたかたの恋の終わり~♪さよならー、ジュテーム♪
いつかくる、さよならの始まり。ジュテーム♪」
やさぐれ姐御伝 総括リンチ~やさぐれ歌謡最前線 やさぐれ姐御伝 総括リンチ~やさぐれ歌謡最前線
オムニバス (2006/09/23)
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テーマ:本日のCD・レコード - ジャンル:音楽

11 : 51 : 44 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) pagetop

蔡明亮監督の『西瓜』を観る

丹波哲郎が亡くなった。
どの作品でも、同じ演技しかしなかったが、いるだけで物凄い存在感がある俳優だった。
石井輝男監督は生前よくトークショーで面白おかしく丹波哲郎の話をしたのが思い出される。
(英語が下手くそだったこと。
『ならず者』の高倉健と殴り合いをするシーンで、
せっかく殺陣師につけてもらった殺陣をまったく守らず、
好き勝手に高倉健を殴ったこと、などなど)
石井監督はほんと、丹波哲郎のことを好きそうに話していたよ。
そして石井監督が亡くなった1年後に、丹波哲郎が亡くなった。

シアター・イメージフォーラムに蔡明亮監督の『西瓜』を観に行く。
上映前の予告編で武智鉄二の連続上映の予告編がながれ興奮してしまう。
『黒い雪』など観たいわぁ。
高校生のとき『新潮45』で武智鉄二の生涯についての連載を読んでから、観たいと思ってました。

『西瓜』は(かなり)エッチでポップでキッチュな作品。
都会の男女の不器用で、いびつな愛のすがたを描いた、といった感じかな。
音楽がとても良くって、私は蔡琴のファンで、60年代の中華歌謡も好きなので
ミュージカルのシーンが楽しかった。
最初、李康生がウロコつけて歌いだしたときは驚いたけど。
サントラ売ればいいのに(台湾ではあるのかな)。
広角レンズを多用した凝ったショット多かった。
『西瓜』というタイトルでもいいけど、『AV男優の恋』という題名にすれば、
もっとよかったと思う。



テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

23 : 24 : 11 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) pagetop

『無頼平野』と『吸血鬼ゴケミドロ』

ここ数日ひどい腰痛に悩まされています。
家事が出来ない状態。
ずっと座ったままになる映画鑑賞は腰痛に悪く、
ここ数日劇場に通えなかったのですが、
今日は決死の覚悟で劇場2館へ。

まず、シネマヴェーラの石井輝男監督作品『無頼平野』。
プリントが現存するものでは、数少ない石井監督の未見作品。
石井ファンには嬉しい楽しい一作でした。
昔の新東宝作品『肉体女優殺し 五人の犯罪者』とよく似たスタートで物語が始まります。
昭和30年らしい摩訶不思議な空間を舞台に、レビューあり、エロあり、グロあり、
つげ的幻想的エピソードあり、いかがわしい街並みありの娯楽作。
ヒロイン岡田奈々が出演するカジノ座という劇場の外観として
池袋の旧・文芸坐が映し出されたとき思わず、
ワーっと一人声を出してしまいました。
懐かしい。
血液銀行のシーン、佐野史郎のベッドシーンとか面白かった。
(佐野史郎といえば、以前下北沢の映画館で並んでいたら、
私の後ろに佐野史郎が並んだので、そのことを当時のカレに自慢したら、
そのカレに「映画館で、ボクの入った後のトイレに佐野史郎が入ったことあるよ」言われ
完敗したことがありました)
で、『無頼平野』の後半、あの吉田輝雄が登場。
吉田輝雄といえば、二枚目なだけの不器用な演技をする人というイメージでしたが、
すっかり貫禄がつき、渋い演技派になっているではありませんか。
吉田輝雄を観られただけでも価値がある映画だった。
(そして由利徹も!)

もう1本の『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』は、
新・旧文芸坐で何度も何度も観たので今回は割愛して劇場を出て、
帰りに百軒店の喜楽で中華麺を食べる。
もうオッサンの行動パターンです。
壮年の男性客が帰った後、店のオバアサンが
「浅間山荘事件の時さぁ、今のお客さんと一緒に店でテレビ見てたよー」と言ってました。
さすが老舗店。言うことが違います。

高円寺に移動。
新星堂が「大人のためのレコード屋」とのコンセプトでオープンさせた新星堂高円寺レコードという店に行く。
BGMは南こうせつの『荻窪2丁目』。
「主に1970~80年代を切り取った日本のフォーク/ロック/ニューミュージック/
歌謡曲、及び同年代洋楽ロック&ポピュラー中心の品揃え」
とのことですが、店舗面積の関係もあるでしょうが、
品揃えが中途半端なのです。
普通の大型店にも置いてあるベスト盤なんかが中心で、何だかなぁと思いながら見ていたら、
男性に「NHKですけど、今フォークの取材してまして、フォーク聞きますか?」と声をかけられた。
「いや、聴かないですねぇ。」と私。
「昨日、かぐや姫が再結成して、つま恋でコンサートやったの知ってますか?」
「ええ、何かで聞きました。」
「フォークのこういうアーティストの人達の名前知っていますか?聞いたことありますか?」とNHK氏。
「名前はみんな知ってますし、聞いたこともありますけど…。
私、荒木一郎さんのファンなんです。」と答えると、
「ほう。荒木さんのどこが好きですか?」
「そうですねー。才能があって、ワルっぽいところが…」と私。
「良かったら、荒木さんのどこが好きか、カメラの前で話してくれませんか?」とNHK氏に言われるも、この姿で全国放送に映りたくないので遠慮させていただきました。

そしてラピュタにて『吸血鬼ゴケミドロ』を観る。
今日2本目の吉田輝雄出演作。
キャー、吉田輝雄、スリムで背が高くて足長くてカッコイイー、と思いました。マジで。
ツッコミどころ満載の松竹SF映画。
必見。
(以下ネタバレあり)
タランティーノが影響を受けたとかいう不気味な夕焼けの色で映画は始まり、
嫌が応にも、気分は盛り上がります。
冒頭からチープな特撮の連続。
機内サービスの飲み物の色や、鳥の血の色が赤というより赤紫で不気味です。
不時着した旅客機の生存者10名のキャラの濃さが凄くて、
そのキャラの濃い生存者達がエゴむき出しで、生き残ろうとするのがこれまた凄い。
で、最後に生き残った吉田輝雄と佐藤友美の美男美女二人が、
生き延びようと野山を走り、やっと高速道路の料金所の前にたどり着く。
この辺りのシーンが、『猿の惑星』のようでもあり、とても美しく恐ろしい。
そして衝撃のバッド・エンディング。
正義感あふれる心優しい美男美女は救われないのかー?!
ガーン。

吉田輝雄の魅力にひたった一日でした(ホントに)。

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23 : 58 : 02 | 映画 | トラックバック(4) | コメント(0) pagetop

『893愚連隊』のDVD

発売された『893愚連隊』『親分を倒せ』のDVDをさっそく購入。

『893愚連隊』を見る。
例の天知茂の「天皇たら親分たらきらいや」というセリフがどうなっているか見てみるも、
残念ながら「天皇たら」の音声は消えたままだった。
それに、DVDも成人映画の指定のまま。
何故に?輪姦のシーンがあるから?

先日ラピュタで荒木一郎が話していたソロパンを胸ポケットに入れるシーンをDVDで確認できた。
このラピュタでのトークショーで、
一人モッズな三つ揃いの衣装は自分が選んだとも言っていた。
カッコイイ。
ゴダールの『勝手にしやがれ』の影響を指摘されることが多いが、
中島貞夫監督は、『勝手にしやがれ』は後で観たとインタビューで言っている。
中島監督の脚本が素晴らしい、何度見ても面白い痛快作。

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22 : 38 : 38 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(1) pagetop

『大悪党』の

明後日、発売される増村保造監督作品『大悪党』のDVDを注文する。
数年前にラピュタで観たけど、最高に面白かった。
脚本が良かったし、
いずれも悪党を演じる田宮二郎、緑魔子、佐藤慶の演技に手に汗握る、という感じだった。

新文芸坐で来月、増村保造特集が行われるが、観た事がある作品ばかりの中で、
今回再見したいのが、『「女の小箱」より夫が見た』。
セリフの一つ一つが、非現実的で増村的で情念に満ちてスゴい!
濃厚な田宮二郎と若尾文子が話すと、ありえないセリフが説得力を持つ。
「私のために仕事を棄てて」
「 仕事の為に女と寝るのが何だ!」by川崎敬三
「そうね、私はふしだらな女ね」
などなど(うろ覚え)。
若尾文子と超封建的な兄(確か官僚役)が話す会話の内容が凄い。
いつの時代だ?という兄の発言。
田宮二郎と若尾文子の暑苦しいカップルにかなうものなし。
(岸田今日子もすごいけど)
情念のすごさでは、『妻は告白する』の最後のずぶ濡れの若尾文子とともに必見。
あんな風に欲のままに生きてみたいものです(ありえん)。

数年前、日本映画専門チャンネルの増村保造全作品を放映したときの
CMが素晴らしかった。
主に『「女の小箱」より夫が見た』からの映像をつかったCMだったが
何とも色っぽく艶っぽく、電話ボックスのシーンや、若尾文子の入浴シーンとかあって最高だった。
ユーロスペースでの若尾文子特集上映の時、そのCMを上映していたのだが、
あまりに素晴らしく、映画の上映前にそのCMを見るのも楽しみだった。
DVDの特典に入れてくれないだろうか。

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22 : 00 : 04 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) pagetop

梨狩り

本日は超早起きをして、iStudio大洋村バスツアーに参加。
茨城県八郷町にて、ジューシーな梨狩り(梨狩りは生まれて初めて)、
そしてみんなでバーベキュー。
ワタシも火おこしを手伝いました。
サンマ、イカ、新米のコシヒカリ、キノコ汁、焼ナスを頂きました。
そして見事なマジックの披露。
皆さん親切で美味しく、楽しかった。

色々ありましたが、早起きし過ぎて眠い。おやすみなさい

テーマ:今日の出来事 - ジャンル:日記

22 : 02 : 45 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) pagetop

『拳銃(コルト)は俺のパスポート』を観る

カラダは一つしかないのに、同じ時間に行きたい劇場が二つある。
そんな時、どうすればいいのでしょうか?
フィルムセンターでの『拳銃(コルト)は俺のパスポート』を観に行くか、
シネマヴェーラでの中島貞夫監督作品『くの一忍法』に行くか、
ワタシは3日間悩みに悩みました。
そして行ったのは、『拳銃は俺のパスポート』。
蓮實重彦が日本ハードボイルド映画の傑作と称賛していたからです。
それに、近々某劇場で中島貞夫監督の特集を行うらしいし…。
ここまで悩んで、大好きな中島監督の『くの一忍法』を犠牲にして観に行った『拳銃は~』がつまらなかったら、怒るよ、と思いつつ鑑賞。

石原裕次郎や小林旭などの日活作品にほとんど興味が無いのですが、
『拳銃は俺のパスポート』、たしかにスタイリッシュな無国籍ハードボイルドでまぁまぁ楽しめました。
ここは本当に日本ですか?という画が続きます。
音楽も無国籍です。
宍戸錠とジェリー藤尾演じる殺し屋が仕事を終え、
屋根裏部屋で隠れているという緊張したシーンで、
宍戸錠がなぜか屋根裏部屋に置いてあるギターを手に取り、
ジェリー藤尾に「歌えば落ち着くだろう」と言いギターを渡します。
そしてジェリー藤尾はギターを弾きながら歌いだします。
あまりの不自然さに失笑。
そんなことしたら追っ手に隠れ家がバレるだろうに。
最後の埋立地でのシーンでも、散々ちゅうちょなく人を殺し続けてきた宍戸錠が、
虫を見て優しさを見せます。変。
まぁ、いいですけど。
埋立地の無国籍感はちょっと見ものです。テキサスかメキシコかと思いました。
宍戸錠もジェリー藤尾も無国籍なルックスです。
主人公は生への強い執着を持っていて、
最後、砂漠(埋立地)でも最後まで生きようと歩き続けるショットは、
新鮮でなかなか良かった。

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23 : 07 : 00 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(1) pagetop

蔡明亮監督作品『楽日』を観る

ユーロスペースに蔡明亮監督作品『楽日』を観に行く。
11:20からのの初回。

本編上映前、同じ蔡明亮監督の『西瓜』の予告編が流れてましたが、
ラテン音楽と中国映画(正しくは台湾映画)の組み合わせに参ってしまう。
王家衛しかり、中国人が出ている映像にラテン音楽が流れるとイイ映画の予感がします。
それにしても、ユーロスペースさん、予告編を流す時間長すぎないですか?
次から次と予告編が流れ、途中でまだ流すのかよー、と思いました。

で、『楽日』。
プレノンアッシュさんの配給なんですね。
オールド香港好きで、香港の古い建物の写真を撮って歩いたり、
その手の本を集めているワタシにはたまらない作品でした
(といっても、台湾が舞台の映画ですが)。
土砂降りの雨の日の、古い映画館の最後の日、という内容。
足が不自由な劇場の受付係の女性が大劇場の建物内を歩き回り、
客の日本人青年も劇場内を移動するので、
この作品を観ている観客も、この大劇場の迷路のような建物を隅々まで見て歩いているような気分になる仕掛け。
映画の冒頭、胡金銓の『残酷ドラゴン・血斗!竜門の宿』の映像から始まります。
いい感じ。
胡金銓なので、ショー・ブラザースの映画かと思ったら、
これは台湾の映画らしいです(道理で知らなかった)。
大劇場の中は、客もまばらで、映画を観ているのは、
劇場にやってきたこの映画の主演俳優であった二人の老人とその孫ぐらい。
それにしても、何が起こるわけでもなく、台詞もほとんどなく、
ただひたすら静かに劇場を撮っているだけなのですが、
この実在した福和大戯院という劇場は、カメラに撮られるべき被写体で、
どのシーンも本当に絵になるのです。
汚い古い廊下や、階段が映れば、それが経てきた時代の流れを思い起こさせ、
ガラガラの客席が映れば、それがかつての映画の黄金期に
同じような武侠映画を楽しむ老若男女で場内がいっぱいだった光景を想像させる。
受付のボックスの中で女性が食べる桃饅頭の毒々しい色までもが美しい。
この受付の女性が映写技師の男性に恋心を持っていることが、
わざわざ大劇場のはるか上の映写室まで、
桃饅頭の半分を差し入れに不自由な足をひきずって上って行くことからわかるのですが、
これがこの劇場での人間模様のひとつ。

もうひとつの人間模様は、劇場の上の方に巣食う男色の男性達と日本人客。
ワタシが社会人になりたての頃、土曜日の夜、
終電を逃したワタシは(当時お付き合いしていた)カレと、
時間潰しに、それに冒険心から新宿東口そばの、
成人映画専門の新宿国際劇場のオールナイト上映に入りました。
入り口に「ホモ・女装禁止」という張り紙があり、不穏な予感がしましたが、
気にせず場内に入ったのですが、そこで目に入ったのは思わぬ光景でした。
かなり大きな劇場で、観客が少ないにもかかわらず、
男性達は皆、四隅に固まって座っているのです。
とりあえずワタシ達は、周りに誰もいない中央の席に座りました。
後ろの二隅の客からの視線は「冷やかしに来んな」というものでした。
そして、四隅の男性達は皆ひっきりなしに、席を移動し、
男性の隣の席にすわり、しばらくすると立ち上がり、近くの出入り口からロビーに出て、
また別の入り口から入り四隅のどこかのまた別の男性の隣に座り、
たまに交渉が成立したであろう二人の男性が立ち上がり、
場内から消え、という繰り返し。これが一晩中。
扇情的な成人映画が上映されているにもかかわらず、
場内の誰一人映画なんぞ観ていません。
男色家達は、週末の恋人を探すために必死で、
ワタシ達はその光景を固まって見ていました。
成人映画の劇場に入ったことで、最初はワタシが襲われやしないかとビビってましたが、
状況がわかると色黒のラガーマンのカレの方がビビリっぱなしでした。
カレがトイレに行ったとき、無事に戻ってこられるかどうか、
あのトイレの時間は長く感じたものでした。
久しぶりにそんなことを思い出しました。

さて『楽日』本編。
最後の上映が終わり、観客がいなくなった劇場の客席をカメラがフィクスで映します。
チラシに
「ヴェネチア映画祭でのこの映画の上映は、ちょっとしたハプニングとして今も語り継がれている。映画の終盤、空っぽの観客席をスクリーン側から捉えた不動のショットが5分間続く。そのとき、観客の反応は真っ二つに分かれた。何かの間違いではないかと、腰を浮かせ、ざわつき始める観客たち、そして感動のあまり息をするのも忘れて静かに涙を流す観客たち」
と書いてありますが、ワタシは5分もあるように思えなかったです。
そして、閉館の日にもかかわらず、いつもと変わらず受付係の女性と映写技師は劇場を閉め、
最後に土砂降りの雨の中、劇場の遠景と女性が帰るショット。
この雨のショットが美しかった。
2003年製作の作品です。日本で上映するのに3年もかかっているんですね。
こういう地味な映画の上映は難しいのでしょうか。

「ムルギー」で卵入りムルギーカレーを食べる。
荒木一郎の小説『ありんこアフター・ダーク』の中に、
主人公がゴリという人物とこのムルギーカレーを食べる場面がありました。
食後のコーヒーを「セピアの庭」でいただく。
萩原珈琲の豆です。マンデリンをオーダー。
カウンターの隣の座っていた女性が、ミケランジェリのCDと
雑誌『ショパン』をみられていたので、
思わず声をかけてしまいました。
ピアノの話をし、駅までご一緒させていただきました。
楽しかった。

苦手な渋谷にて、素敵な気分になれた一日でした

テーマ:ゲイを扱った映画 - ジャンル:映画

22 : 28 : 29 | 映画 | トラックバック(1) | コメント(2) pagetop

『おんな極悪帖』『怪猫トルコ風呂』を観る

mirandaさん、banbiさんのブログを読んで、
『怪猫トルコ風呂』をどうしても観たくなりシネマヴェーラへ。
『怪猫トルコ風呂』はニュープリントで久々の上映とのことで、
さすがに結構お客さん入ってます。
知人2人に会いました。「変な映画観るんだね」と言われた。
いつも石井輝男の映画にくる面子もチラホラ。

『おんな極悪帖』。
いきなり、バカ殿岸田森が男を斬首して首が地面に転がり、
「ワーハッハッハー」と大笑いするところから始まり、
期待感を持たせてくれる(ってどんな期待感だ?)。
小松方正、佐藤慶とお気に入りの個性派俳優も出てきてワタシはご機嫌。
田村正和がバカ殿・岸田森の前で、手合いをするシーンの思わぬ展開に場内大笑い。
岸田森の気まぐれは罪ですなぁ。
その岸田森が刺されても刺されてもなかなか死なないのも笑。
安田道代、小山明子、田村正和がこんなアホな時代劇に出ていたとは、
知りませんでした。
カメラショットが凝っていて、畳と襖と複数の人物の効果的な配置にうなされる作品でもありました。

さて、『怪猫トルコ風呂』。
いやぁ、観て良かった。
エロ、グロ、暴力、そして怪談まで盛り込んだエンターティメントの王道(?)。
これぞプログラム・ピクチャー。
トルコ風呂という題名で、セリフもトルコを連呼するので、
これまで陽の目を見なかったのだと思いますが、
いやはや、凄い作品でした。
タイトルロールから裸の女とロウソクと派手な音楽で、いけると予感。
舞台は赤線最後の日の吉原。
遊郭のある店で女達が朝食を食べていると、主人の殿山泰司が登場。
思わず、殿山屋!と声を出しそうになりました。
殿山泰司は遊郭の主人を演じるための俳優じゃないですか。はまり役。
そして、黒猫をかわいがる思いっきり陰気な谷ナオミ。
極悪の室田日出男に騙され、足を洗うつもりが速攻トルコに逆戻り。
ワタシはトルコには行ったことがなので、店内の装飾が面白かった。
トルコに転業した殿山泰司の店の入り口に、
入浴料500円、指名料200円と書いてありました(昭和33年の設定です)。
通じていた室田日出男と殿山泰司の妻が、殿山泰司を殺すときのシーン、
何度も何度も二人で殿山泰司をしつこく刺すシーンで場内が沸く。
室田日出男の悪行の限りを見せられた後、復讐がはじまるのですが、
いい加減というか安っぽい復讐劇に失笑。
取って付けたような感じなのはご愛嬌。
室田日出男は『0課の女 赤い手錠』と同じく見事なやられっぷりでした。
そして、衝撃(笑撃)のラスト。
『恐怖奇形人間』に通じるものがありました。
谷ナオミが室田日出男をナイフで切り付けようとするときの天井からのショットが効果的でした。
ちなみに、不倫のカップルが夫を殺したり、女の死体を壁に塗りこめるところなんぞ石井輝男監督の『明治・大正・昭和 猟奇女犯罪史』の東洋閣のエピソードに似ております。
今回の上映で、『怪猫トルコ風呂』ブームがきそうな予感です。

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『森内俊之名人・名人防衛祝賀パーティー』in荒木一郎氏邸

本日は、なんと荒木一郎様のご自宅に隣接するiスタジオで行われた
『森内俊之名人・名人防衛祝賀パーティー』にお邪魔させていただきました

閑静な高級住宅地にある荒木氏の大豪邸に改めてビックリ!
iスタジオにある調度品のひとつひとつに荒木氏のこだわりが感じられます。
森内名人ご夫妻は6ヶ月のかわいらしいご長男を連れられていました。
美味しいご馳走とケーキ、そしてカクテル松野さんの楽しいマジックのご披露があり、
温かいとても素晴らしいパーティでした。

憧れの荒木様と映画の話などをさせていただき、さらに感激。
(現在プリントが存在しない『現代やくざ 血桜三兄弟』のニュープリント実現化について。
『日本春歌考』の撮影時、めずらしく雪がつもり、最初は雪のため撮影を延期していたのだけれど、
結局、雪が積もった状態で撮った。が、結果的に雪が作品の主役となったともいえる。
などなど)
荒木氏は本当に優しい方です。
ダイヤモンドゲームの実況解説をされている荒木氏を拝見して思ったのは、
生まれつき人並みはずれて頭が良い方だということです。
頭の良さと(知能指数高そう!)、これまた人並みはずれたセンスの良さと、
そして何より人を惹きつけるカリスマ性を持ち合わせたのが、荒木一郎という人物でしょう。
天才とはこう方を言うのだと思います。

ご自慢のホームシアターの話をされていたので、
長岡鉄男の方舟みたいなものですか?と伺うと、
もっと上品だよ、と。
もっと上品なホームシアター…。想像が出来ません。
(それから、荒木先生とお話して、粟津號が亡くなっていたことを初めて知りました。
『ポルノの女王 にっぽんSEX旅行』での「人体改造」の唄は凄かった。)

つい先日、偶然に新文芸坐で俳優・荒木一郎に魅了されたばかりなのに、
このようにお宅に伺って、直接お話を伺えるなんて、信じられないことです。
(こんなことって現実にあるんでしょうか??)

兎にも角にも、優しい荒木一郎さま、そして誘っていただいたMIKAさんに感謝です

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 リネン

Author: リネン
♀。会社員。独身。
東京23区在住。
深煎りコーヒーが好き。
成瀬巳喜男監督作品56本を
劇場で観たのが自慢。

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