2006年映画鑑賞の総括
2006 / 12 / 31 ( Sun )
2006年も今日が最後となりました。
ここで今年鑑賞した映画について総括。
今年は劇場で観た本数は100本ほど。
日本映画を観始めた頃は、恐らく年間200本ほど劇場で観ていたと思いますが、
この1、2年は自分が好きな監督作品はかなり観尽くしており、
ノルマ的に、観に行かなければいけない作品は少なくなり、
映画鑑賞のスケジュールが楽になってきました。
今年劇場で観た作品で特に面白かったなーと思った作品を挙げると(再見のものはのぞく)、
残菊物語
孤独の賭け
河内カルメン
吸血鬼ゴケミドロ
楽日
怪猫トルコ風呂
野獣死すべし(仲代達矢版)
異常性愛記録ハレンチ
ポルノの女王 にっぽんSEX旅行
白い指の戯れ
893愚連隊
恋の片道切符
その場所に女ありて
アルファヴィル
5時から7時までのクレオ
といったところです。
今年は何といっても、荒木一郎の魅力に目覚めた年でした。
劇場の素晴らしい企画によって、素晴らしい作品に出会え、
荒木氏の才能を知ったばかりか、
ご本人とお話させていただく機会まであり、シアワセでした。
ほとんど新作は観に行かず、既に評価の固まった旧作ばかり観に行く、
ある意味卑怯な映画ファンのワタシ。
来年はなるべく新作も観に行くようにしたい。
こちらのブログにいらして下さった皆様、
ありがとうございました。
良いお年を!
来年も宜しくお願いいたします。
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テーマ:映画 - ジャンル:映画
うどんを打ったの巻
2006 / 12 / 30 ( Sat )
家族のリクエストで久しぶりにうどんを打った。
小麦粉は「はるゆたか」を使用。
生地を均等に伸ばして、切るのが難しい。
不恰好な出来上がりになってしまったが、いい小麦粉でつくったので、
コシが強くて、美味しかった。
お気に入りのたい焼屋さんで、並んで買って食べる。美味。
イノダコーヒにて、アラビアの真珠を飲む。
家族はミックスジュースなるものを飲む。
今日のティータイム
2006 / 12 / 29 ( Fri )
日本映画専門チャンネルで1957年の大映映画『スタジオはてんやわんや 』を観る。
30分弱の大映撮影所の俳優陣や撮影風景をとったドキュメンタリー部分と俳優による歌や舞踊の披露を映した小品。
映画黄金期の大映東京・京都両撮影所の賑わいを伝えるドキュメンタリーで、先に発表された「スタジオは大騒ぎ」に次いで製作された。市川雷蔵が披露する日本舞踊はファン必見!前半は大映撮影所内のスナップ、撮影風景が映し出され、後半は「お楽しみ隠し芸大会」。船越英二と高松英郎の漫才、川崎敬三のドラムスと川口浩のマリンバのデュエット、山本富士子、黒川弥太郎、三益愛子の歌、そして市川雷蔵と勝新太郎が日舞を披露する。 (日本映画専門チャンネルより) 本日の我が家のティータイム。
大々大好きな石屋製菓の白いロールケーキと、阿佐ヶ谷のカフェドゥワゾーで買ったフレンチブレンドの豆で淹れたコーヒー。
『薔薇いくたびか』
2006 / 12 / 28 ( Thu )
日本映画専門チャンネルで、衣笠貞之助監督の『薔薇いくたびか』を観る。 1955年の作品。 若尾文子と根上淳が長いすれ違いの末、結ばれるというメロドラマ。 136分もあって、ダラダラとすれ違いを見せられて、ダルい映画ですが、 大映のスター総出演でした。 主演二人ののほか、南田洋子、長谷川一夫、京マチ子、山本富士子、菅原謙二、船越英二、市川雷蔵(出てた?)、勝新太郎、林成年、三益愛子などの出演。 若尾文子は、まだ女らしく成熟する前の、頬もふっくらした顔立ち。 話の中に、若尾文子が根上淳に「ワタシ、3日間足入れしていたことがあるの」という告白するシーンがありました。 足入れ婚。昔の農村の恐ろしい慣習です。 そんな過去が女性にあったとは、二人の結婚の最大の障害です。 「ボクは何よりも純潔を結婚の条件にしているんだ。」根上淳は言います。 あはは。
荒井晴彦氏の思い出
2006 / 12 / 26 ( Tue )
「荒井晴彦氏の思い出」なんてタイトルにしましたが、 勿論、荒井氏は健在で第一線でご活躍中です。 先日『赫い髪の女』(監督:神代辰巳、原作:中上健次 、主演:宮下順子・石橋蓮司)のDVDが発売されましたので、その記念に、数年前(確か2002年)に荒井氏とオールナイトで飲んだ時の思い出話(というか自慢話)をさせていただきます。 会社でいつもどおり働いていると友人のSさん(女性)から電話がきて、 今、五反田で飲んでいるので、今から来いとの召集がかかり、 なんだなんだと五反田の某居酒屋に行きました。 で、行ってみると、そこは荒井氏と荒井氏の高校時代の友人数名が飲んでいる席でした。 さっそく自己紹介をすると、荒井氏は初対面のワタクシに向かっていきなり、 「キミ、そんなカラダをしているとXXXXXXXなんだろうね。」とのたまいました。 (恥ずかしいので伏字にさせていただきます) おぼこいワタシは「えー?!」とか言って、あいまいな反応をしたような気がします。 そこから色々な話をしたのですが、うーん、かなり忘れてしまいました。 で、赤坂のカラオケに行き、さらに新宿の荒井氏行きつけの店に移動しました。 その新宿の店には、何とあの西部邁氏もきていて、 ワタクシ、何か二言三言会話を交わしたのですが、バカがバレると思い、あまり話さなかった、はず。 それからまた、新宿の居酒屋に移動し、始発が出るまで荒井氏、Sさん、荒井氏の仕事の関係者の方、ワタクシで飲んだのでした。 荒井氏のプライベートな話や、学生時代の話などもきけたのですが、 返す返すも残念なことに、 その頃私は中国映画とイタリア映画ばかり見ていて、まだ日本映画について知らなくて、 勿論、荒井氏が有名な脚本家であり、代表作の名前は知っていましたが、作品を見たことがなかったので、荒井氏の作品について、オールナイトで飲みの席を同席させていただいたにもかかわらず、まったく伺うことできませんでした。 今だったら、一晩中質問し続けられるのになぁ。 ちょうど、荒井氏が脚本を書いた「KT」(阪本順治監督作品)を撮影していた時期で、それにまつわる話は伺えましたが。 そういえば、荒井氏監督作品「身も心も」のベッドシーンについて、 実際に行為をしているようだが、実際にはしてないんだよ、とおしゃってました。 当たり前ですが。
荒木一郎CBファミリー・クリスマス・パーティーに行く
2006 / 12 / 24 ( Sun )
ホテルパシフィック東京で行われた荒木一郎氏主催のCBファミリー・クリスマス・パーティに行ってきました。
司会は平川真悟氏とMIKAさん。
最初にパッション・ローズによる華麗な息が合ったダンスでスタート。
次に、村尚也氏による、荒木一郎ヒット曲メドレーに合わせた日本舞踊。
意外な組み合わせにビックリ。
マジックのご披露は幸条スガヤ氏、ミステラ氏、マーカテンドウ氏、深井洋正さん&キミカ氏。
深井洋正さん&キミカ氏の傘が出てくるマジックは摩訶不思議。
ピストルを使ったマジックも不思議でした。
松元ヒロ氏のスタンドアップ・コメディーは歌も交えた時事ネタ。
そして、メインイベントの荒木一郎バンド!
1曲目は「海」。リリカルな歌です。
そしてMCの後、映画『ポルノの女王 にっぽんSEX旅行』のラストに流れる「りんどばーぐスペシャル」。
ワタクシ、この歌が大々大好きなので、生で聴けて嬉しかった♪
荒木氏ギターを持ち、代表曲の「いとしのマックス」を熱唱。会場もノリノリです。
次に、「時間のクロスワード」。荒木氏が楽曲提供した曲で、歌うのは初めてとか。
ラストは、2001年のアルバム「ONE NIGHT STAND BEST&BEST」から「Good night my friends」。最後にふさわしい曲です。
そして、皆でホワイト・クリスマスを歌ってパーティはお開き。
お土産に「2002 青山劇場」のアルバムを購入。
最近荒木氏のファンになった私としては、生の歌声が聴けて感激でした。
moi そして iittala
2006 / 12 / 21 ( Thu )
荻窪にある
北欧 カフェ
moi (モイ)さんに行きました。
これまで何度か行った事があり、ここのコーヒーが美味しいことを知っていたし、
あの個性的な食器でお茶をしたくなったから。
フレンチローストのブレンド「オスカー」ときんかんとゴマのケーキセットをオーダー。
程よい苦味が心地よいコーヒー。ケーキも美味しい
店主の方と、お店にいた常連さんお二人とコーヒーの美味しい喫茶店についてお話ができてとても楽しかった。
荻窪で、札幌の素晴らしいコーヒーを出す喫茶店
basic の話で出来るとは思いませんでした。
basicの店主の師匠は、荻窪の教会通りにあったアビシニアという喫茶店の主人で(以前ブログに書いた本、「さっぽろ喫茶店グラフィティー」にも記述あり。参照
↓ )、
荻窪に60年住まわれているmoiの常連の方も、そのアビシニアに通っていたのだとか。
moiの店主の方も、その「さっぽろ喫茶店グラフィティー」について以前ブログに書かれていています。
http://moicafe.blog61.fc2.com/blog-entry-91.html 東京の方がこの本を入手し読まれていることにビックリ。
ということで気分は
北欧 。
写真は、iittala(イッタラ)の食器たち。
moiに影響されて買ったカイ・フランクのKartio(カルティオ)。
TEEMA(ティーマ)も朴訥で愛しくなります。
『沸騰時代の肖像 PORTRAITS OF THE 60s』
2006 / 12 / 21 ( Thu )
石黒健治の『沸騰時代の肖像 PORTRAITS OF THE 60s』という写真集を買う。
1968年を中心に撮影されたポートレート写真集。
とにかく凄いメンツなのだ。
http://www.bunyu-sha.jp/sinkan/sinkan.html http://ishigurokenji.com/report/report_032.html 【掲載者一覧】50音順 麻丘めぐみ、浅川マキ、足立正生、阿部薫、安部公房、天地真理、荒木一郎、生島治郎、石坂 浩二、石橋蓮司、五木寛之、今村昌平、岩下志麻、植草甚一、大岡昇平、大島渚、岡田真澄、 岡村昭彦、岡本太郎、奥村チヨ、小沢昭一、小沢征爾、小畑ミキ、加賀まりこ、桂米朝、加藤 登紀子、加藤治子、釜本邦茂、唐十郎、カルメン・マキ、川端康成、北島三郎、木村伊兵衛、 楠侑子、栗原小巻、小林旭、小柳ルミ子、西郷輝彦、堺正章、瑳峨三智子、篠田正浩、篠原有 司男、澁澤龍彦、清水邦夫、ジョージ秋山、菅原文太、鈴木いづみ、高木元輝、高橋英樹、高 橋昌也、津川雅彦、つげ義春、寺山修司、土門拳、長門裕之、中野良子、中村晃子、中村玉 緒、野坂昭如、浜美枝、原田芳雄、針生一郎、ピーター、久富惟晴、土方巽、日野皓正、深沢 七郎、藤木孝、藤司純子、水上勉、水原弘、緑魔子、南田洋子、美輪明宏、森進一、安岡章太 郎、山口嵩、山崎努、由美かおる、横尾忠則、吉永小百合、吉行和子、李麗仙、若松孝二、鰐 淵晴子 「沸騰時代」である。
自分が生まれる前の、本や雑誌や映画などを通してしか知らない熱かった時代。
「沸騰時代」との名のとおり、写真の一枚一枚が火傷しそうに熱い。
この本の中の時代をリードしていた若者達も、2006年現在では初老だったり、既に亡くなってしまったりしている。
どの写真もスゴいのだが、ビックリの写真を挙げると、
○石橋蓮司+緑魔子夫妻の2枚。1枚は緑魔子が妊婦姿でヘアヌード!
もう1枚は出産したばかりの夫妻と赤ちゃん。この写真でも緑魔子はヌード。
○風呂敷に入って踊っている土方巽の連続写真。
既に人間ではありません。
○鈴木いづみ。理想のカラダ、と再認識。
○そして阿部薫。
○唐十郎。カワイイ。
○横尾忠則。フォトジェニック!最高の被写体。
○美輪明宏。ヌードです。ナルキッソスそのもの。
○度肝抜かれたのが澁澤龍彦のヌード!
鎌倉の自宅の庭で素っ裸で椅子に座ってます。
いったい何が彼にそうさせたのでしょうか??
荒木一郎は、ギターを抱えて斜に構えた怜悧そうな表情で写っている1枚(胸にレースのチーフが入っていて、ピックを持った美しい指先が印象的)と、サングラスをかけてスタンドマイクを握っている1枚。
どちらも『893愚連隊』の時のイメージに近い。
熱い時代の空気を物語る素晴らしい写真集。
見ていて、しらける前のあの時代を体験した人達を羨ましく感じた。
『新ドイツ零年』『アルファヴィル』を観る
2006 / 12 / 20 ( Wed )
シネマヴェーラのヌーヴェルヴァーグ特集、 本日はジャン=リュック・ゴダール監督作品『新ドイツ零年』『アルファヴィル』。 『アルファヴィル』が日本最終上映なので、必見と思い参上。 『新ドイツ零年』。ワタシには殆ど意味不明でした。 色んな作品からの引用が多用されているのでしょうが、 ワタクシ無教養なので、音楽以外は元ネタが全然わからず、 理解できませんでした。 途中出てきた映像はローザ・ルクセンブルグの本物の映像なのでしょうか? 絶えずフランス語とドイツ語が交互に話され、同時に主張の激しい音楽が流れ、 それを日本語の字幕を読みながら観ているので、 とても疲れた。 東ドイツは曇っていて暗くて、鬱を引き起こしそうな場所だ。 次は、『アルファヴィル』。 未来都市「αville」での探偵レミー・コーションのお話。 面白かった。音楽がすごくイイ! DVDが欲しい。BGMじゃなくて、BGVにしたい。 「元気です、ありがとう、どうぞ」に参った。 『新ドイツ零年』の聖書のシーンの元ネタが冒頭から登場。 『2001年宇宙の旅』(1968年)のHALの前にアルファ60が存在したことを知りました。
『いとこ同士』と『5時から7時までのクレオ』を観る
2006 / 12 / 17 ( Sun )
シネマヴェーラのヌーヴェル・ヴァーグ特集に行く。
クロード・シャブロル監督の『いとこ同士』。
田舎からパリに出て来た不器用なマザコン大学生の話。
このマザコン主人公のいとこ(大学生)の享楽的な生活ぶりが凄い。
『甘い生活』というか『花より男子』というか。
好きな女性と、その好きな女性を自分から奪ったいとこがイチャイチャ同棲する家に同居する主人公の気持ちとは、どんなものなんでしょうか。
日本映画だったら、必死に勉強することで一矢報いて終わりだったかも。
ところが、衝撃的なラスト。後味悪い。
ダメな奴はとことんダメだ、ということになってしまった。
さすがフランス。厳しい国です。
人間、要領が大切なのは万国共通ではありますが。
トリスタンとイゾルデなどのワーグナーが効果的でありました。
次にアニエス・ヴァルダ監督の『5時から7時までのクレオ』。
観ていて楽しかった。
病気の検査の結果を訊く前の2時間、不安で気まぐれな女の子がパリを歩く。
ミシェル・ルグランが出てきてピアノを弾いたり歌ったりするシーンがあり、こりゃ嬉しい。
一瞬すごい勢いでドビュッシーを弾いていたよ。
この作品の中にもカフェのLe Domeが出てきた。
切れ目なく流れるミシェル・ルグランの音楽が最高。
DVDが欲しくなりました。
こんな映画を観たので、クロワッサンが食べたくなり、
エシレバターをつかっているというVIRONでクロワッサンなどを買う。
ここはパリのブランジェリーそのもの。
ここまでパリを再現しているのは、こことAUX BACCHANALESぐらいか。
と歩いていると、大学時代の先輩からの電話入り、
後輩が生死に関わる重病に罹っていたということを聞き、衝撃を受ける。
こうやって映画を観て楽しく暮らしていられる自分の幸せを再確認せずにはいられない。
ミシェル・ルグランの楽しい映画を観たので、
本日のBGMは『ルグラン・ジャズ』。
泥臭さがまったく無い、都会的で洗練された演奏で、
これはこれで好き。
皆川隆之監督作品『狂走セックス族』を観る。
2006 / 12 / 16 ( Sat )
ラピュタのレイトで皆川隆之監督作品『狂走セックス族』を観る。
出演陣が渡瀬恒彦、杉本美樹、伊佐山ひろ子、名和宏、三原葉子、松井康子、殿山泰司と聞いたら観るしかないでしょう。
(偶然にも全員、荒木一郎と映画で共演している)
皆川監督の第1作目監督作品ということもあるのか、
非常にカメラを丁寧に撮った作品という印象。
美しい自然や田園風景の中をバイクが走るショットは昔の車のCMか観光ビデオのよう。
どのシーンもそのまま絵ハガキになりそうです。
室内のシーンはソフトフォーカスがかかっていて、メロドラマ風。
主演の白井孝史は迫力のない松方弘樹みたい。
本作でも狂犬な渡瀬恒彦。
やるせない伊佐山ひろ子。
笑っちゃったのは、裸の女性達がバイクにまたがり、悶えていて、
さらに狂走族の男達も加わり、素っ裸の男女ペアがバイクを立乗りしていると
上田正樹の「やりたいようにやればいい~♪」という歌が流れたところ。
やりたいようにやりすぎ。
いい加減な脚本(皆川隆之と鈴木則文)をフォローする丁寧なカメラと
豪華出演者達。
驚きの安直なラストはご愛嬌。
タイトルから想像させれるほど、エロのシーンはなかった(バカなタイトル)。
こちらはラピュタそばの阿佐ヶ谷スターロード。
クリスマス前で多少おめかししてますが、ここは昭和です。
プランタン銀座で買ったLeTAO(ルタオ)のドゥーブル フロマージュをいただく。
このスイーツ、大乃国(芝田山親方)のスイーツ本でも紹介されてました。
溝口健二監督の『浪華悲歌』を観る
2006 / 12 / 14 ( Thu )
フィルムセンターで溝口健二監督作品『浪華悲歌』を観る。
ずっと観たかった作品。
地下鉄の駅構内やデパート(そごう)などモダン都市・大阪を強調したシーンが多い。
特に山田五十鈴が2号として囲われているマンションのモダン・インテリアにびっくり。
アールデコ建築といった感じ。
最後の家族ですき焼きを囲むシーンのカメラが怖かった。
今読んでいる本はこれ。
金子光晴が森三千代に出会ったなりそめを読んでいるところ。
贅沢しながら
2006 / 12 / 13 ( Wed )
ワタシにとっての永遠の課題は英語の勉強とダイエットなのですが、
どちらも誘惑に負けっぱなしで、なかなか継続できません。
ダイエットに関しては、
甘いものに目がないので、ついナチュラル・ローソンに寄ってしまったり、
近所のB級グルメの美味しい店に寄ってしまったりで、
一進一退、いや一進三退というところ。
会社の隣の席のMさん(40代、男性)は、夜ご飯から炭水化物を抜いて、
1年で10㎏痩せたそう。
で、ワタシもここ最近は朝しっかり食べて、夜を軽くするように心がけているのですが、
近所に飲食店やコンビニが多くて誘惑が多いし、
必ず甘いものを食べないと、脳が「食事終わり」と認識できない困ったクセを持っていてなかなか難しい。
で、良い解決法を考えました。
とても高級な店の高価で美味なスイーツを1個だけ食べるという方法です。
今までダイエットのために買ったのは、ピエール・エルメのマカロン、ジャン・ポール・エヴァンのチョコ、ピエール・マルコリーニのチョコ。
夕ご飯をちょっぴり食べた後に、マカロンとかチョコを1個だけ食べるのです。
すると、美味しさで満足できるし、高いものなので、コンビニ菓子を食べてているときやってしまうように、次々と食べてしまうこともありません。
贅沢な気持ちにもなれます。
極上のスイーツのお供の飲み物は、
自分で淹れたコーヒー(銀座の十一房珈琲店の豆)か、
パリのLE PALAIS DES THES(ル・パル・デ・テ)の紅茶なんか。
このLE PALAIS DES THESのティーバッグは、かなりのお気に入り。
溝口健二監督の『宮本武蔵』『名刀美女丸』を観る
2006 / 12 / 12 ( Tue )
フィルムセンターで溝口健二監督作品『宮本武蔵』『名刀美女丸』を観る。 『宮本武蔵』。途中睡魔に襲われる。 焦点が合ってないヘンな映画だった。 ワタシにとって宮本武蔵が生きようと死のうが全然興味ないので、 ボケーっと見ていた。 『名刀美女丸』。 山田五十鈴の輝くばかりの美しさ。 その美しさにうっとりして観る。
溝口健二の『残菊物語』とロメールの『獅子座』を観る。
2006 / 12 / 10 ( Sun )
クリスマスが近いので最近ソニープラザで買った小さなガラス製のツリーを飾ってみる。
どうしてもイチゴの「あまおう」が食べたくなり、
近所の高級スーパーに行き、「あまおう」を買って食べる。
新宿三越のLOFT(何と近々閉店してしまう)に行き、
ほぼ日手帳のメモ帳を2セット買う。
伊勢丹に移動。ボーナスが出た直後の週末なので、いつにもまして無茶苦茶混雑している。
普段使いのバッグとお気に入りのオリーブオイル「ラウデミオ」を大急ぎで買う。
丸の内線に乗り銀座へ。
ピエール・マルコリーニに行き、チョコレートが6個入った箱を一つ買う。
銀座通りの歩行者天国も物凄い人の数。
フィルムセンターで溝口健二監督の『残菊物語』を観る。
この世にこんな素晴らしい作品があったとは。
後半名古屋での成駒屋の公演のシーンあたりから、ワタシの涙腺はブルブル震えっぱなし。
菊之助の成功を祈りながら、成功により別れが近づいていること悲しむお徳。
大阪の公演の後、父・菊五郎が菊之助へ言う台詞。そして最後。
ブヮー…。
成瀬巳喜男の芸道物『歌行燈』(同じく花柳章太郎主演)、『鶴八鶴次郎 』『芝居道』に並ぶ傑作(いや、それ以上かも)。
これは花柳章太郎主演の『名刀美女丸』も観に行かないといけないなぁ。
主演の花柳章太郎と山田五十鈴は不倫の恋をしていた、という興味もあるし。
そうそう。女相撲のシーンが出てくるシーンには笑ってしまった。
『残菊物語』の余韻に目をうるうるさせながら銀座線に乗り、渋谷へ。
シネマヴェーラでエリック・ロメール監督の『獅子座』を観る。
かなり面白かった。
巨体の中年男がパリを歩き続ける姿は滑稽でもあり、残酷でもある。
それに、わずかな金を求めてパリ中歩きさまよう姿は
『ねむれ巴里』での金子光晴とまったく同じなのだ!
ちょうど映画を始まる前に『ねむれ巴里』を読み終えたワタシは
その一致に多さに驚いてしまった。
30年の時代の違いはあれ、中年男も金子光晴も破れた靴を何とか細工し、
それを履きパリ中を歩き回り、
貧しさの中、パリを「汚い」とか「猥雑な街だ」とののしる。
ホテルに泊まる金もなく、屋外に積んである椅子で一晩野宿する、等々。
『獅子座』の中年男を観て、パリ中を歩き続ける金子光晴の姿とその背景の街の模様を自分の目で見たような感じがした。
『ねむれ巴里』を読み終えるのに随分かかってしまった。
映画の待ち時間にしか読まなかったということもあるのだが、
それよりも、あまりにも金子光晴の表現が素晴らしいので、
少し読んでは、また元に戻ってその文章を読み直して感心するの連続で、
中々先に進めなかったからだ。
本の最後、日本に帰ったことについて、
「おちつきのわるいゆらゆらとしたたたみの踏心地になつかしさをおぼえながら、どん詰まりの日本のヨーロッパとはまた一風変った、せせこましい小路の溝板をふんで、じぶんの腰掛ける縁台をさがし直さなければならなかった。」
と書いている。
金子光晴は天才だ。
『恋人のいる時間』と『モンソーのパン屋の女の子/シュザンヌの生き方』
2006 / 12 / 09 ( Sat )
シネマヴェーラのヌーヴェルヴァーグ特集に行く。
11時からの初回。
ジャン=リュック・ゴダールの『恋人のいる時間』。
身体の一部がスクリーンいっぱいにアップになるショットが多い。
音楽はミシェル・ルグランでした。
スーパーのモノプリやワイン屋のニコラが写るシーンがあり、
64年当時からあるのね、と変な所で反応する。
続いて『六つの教訓物語』からエリック・ロメール監督の短編『モンソーのパン屋の女の子』。
なんで、大の男二人があんなにひっついて並んで歩くんだろ。
カフェのル・ドームが出てた。
同じく『六つの教訓物語』からロメールの『シュザンヌの生き方』。
最後どんでん返しがあり。
フランス人って、お金を本のページの袋状のところに入れて隠すのね。
この前好きな映画を100本あげようとして結局46本しか思いつかなかったのだけれど、
イタリア(人監督の)映画は7本入ったのに、
フランス映画は1本も思いつかなかった。
イタリア映画の方を多く観ているということもあるのだけれど、
1本も好きなフランス映画が思いつかない、ということが驚き。
無理矢理好きなフランス映画をあげろと言われたら、
そうですねー、『アメリ』かな。かわいかったし映像が凝っててキレイだったし。
と『アメリ』しか思いつかない程、フランス映画が波長に合わないのだ。
渋谷のビックカメラでCASIOのデジカメEXILIM EX-Z1000用のケースESC-80RDを買う。
赤か白か悩んだけど、白だと汚れが目立ちそうなので赤を購入。
2,940円也。
カシオの純正な製品なわけだけど、サイズがギチギチでカメラを入れるのにギュウギュウ押す感じ。
まぁ、ゆるいとすぐケースからカメラが抜け落ちちゃうからだろうけど。
赤くってカワイイです(写真はソニーの古いデジカメで撮ったもの。念のため)。
ほぼ日手帳のメモ帳が欲しいので渋谷のLOFTに行くも、
売り切れていた。ガーン。
新宿駅で「ごまたまご」というお菓子を買う。
お土産にふさわしいかどうかチェックするため。
ところで、次回のシネマヴェーラのプログラムは
『大俳優・丹波哲郎の軌跡 - 死んだらこうなった!』 。
ここ数年上映されていない石井輝男監督の
『霧と影』 、
『太平洋のGメン』 、
『決着(おとしまえ)』 がニュープリントで上映されます!
必見!
カシオ EXILIM ZOOM EX-Z1000でマクロ撮影
2006 / 12 / 04 ( Mon )
CASIOのEXILIM ZOOM EX-Z1000をさっそく使ってみました。
まず花を写すモードで、イチゴの花を撮影。
(サムネイルの写真を拡大してご覧下さいませ)
↓はフラッシュたいて撮影。
次はエルメのマカロンを食べ物モードで撮影。
かなりの接写です。
同じ物を古いデジカメSONYのDSC-P5で撮影してみました。
どうでしょう。この違い。
私の下手くそな撮影技術でもカシオのEX-Z1000なら、
キレイに取れそうです
これは素晴らしいデジカメです!
SSの制服
2006 / 12 / 03 ( Sun )
O氏と有楽町で待ち合わせて、少し歩いて新橋の宮越屋珈琲店に行く。
で、2階の喫茶スペースに上がったとたん、
ナチスの親衛隊の将校の制服を着た男性が目に飛び込んできてビックリ!
年の頃45歳ぐらいの恰幅のいい、鳥肌実みたいな髪型の日本人のオジサン。
ちゃんとハーケンクロイツが入った例の赤い腕章もしています。
コスプレの会場でなら、まだわかるのですが、東京のど真ん中で、ですよ。
ヨーロッパなら殺されますよ。
ワタシはそのオジサンを観察して、ずーっと笑い転げてました。
おニューの1000万画素のデジカメで撮影しようかと思いましたが、怖かったので止めました。
そのオジサン、同じ年頃のセーターなどの普段着を着た男性3名と和やかにコーヒーを味わいながら、談笑しているのですが、
仕事のミーティングでもしているような様子です。
あんな服装をした人間を目の前にして、普通の会話がされているということは、
このオジサンにとってSSの制服は普段着なのでしょうか?
オジサンが着ている制服は『地獄に堕ちた勇者ども』でアッシェンバッハなどが着ていた黒いやつと同じで、
そこら辺のコスプレの衣装と違って、生地と仕立てがすごく良さそうな上等な制服です。
オジサン、帰るとき立ち上がり、仕立ての良さそうなコートを着て、
親衛隊の帽子を折り目正しく被り、
軍人らしく正しい姿勢で帰って行きました。
足元を見ると、これまた映画で観たのと同じ親衛隊の将校が履いている特殊なブーツです。
あのオジサン、このまま喫茶店から出て、大都会・新橋や銀座をあの格好で歩くのでしょうか…。
生涯忘れられないほどの驚きでした。
O氏は、オジサンを見た瞬間「親衛隊だ」と言ったワタシに驚いたようですが。
(下の写真は『地獄に堕ちた勇者ども』のヘルムート・バーガーのSSの制服姿)
フィルムセンターに移動して溝口健二監督の『赤線地帯』を観る。
前回見たのは、改装前のシネパトスだったなぁ。
8月のイベントできいた若尾文子のエピソードを思い出しつつ観る。
吉原の街や店のセットに見事さにうなる。
アラン・デュカス氏とツーショットを撮る!
2006 / 12 / 02 ( Sat )
今日、洋服を買いに伊勢丹に行ったら、
地下の食料品売り場が大幅に改装されていて、新しいおしゃれーなお店がたくさん、更に入ってました。
ほほう、と覗いていたら、どうも
アラン・デュカス 氏によく似た紳士が
立っているではないですか。
が、だーれもその紳士に注目している風でもなく、無反応なので、
やっぱり違うか、あのデュカスが来るわけないじゃん、と思いつつも、
やはり似ているので、何度も行ったり来たりして観察していたら、
伊勢丹の社員の人に、「アラン・デュカスさんですよ。
オープンなので、今日だけ来られているんです。」と教えてくれました。
これは本にサインをしてもらって古本屋に売ろうと、すかさず考え、
本を買いサインをしてもらいました。
デュカスさん、とってもダンディでステキ
ワタシ、ホの字です。
デュカスさん、ワタシの名前を訊き、サインの上「○○へ」と書かれてしまい、
転売の価値はなくなってしまいましたが、
とてもステキで愛想が良かったので、まぁ良いでしょう。
デュカスさんのニューオープンのお店「be」でフランスパンと焼き菓子も買いました。
サイン本と写真、家宝にします!!!
ほか、ピエール・エルメでマカロン(パリの本店で買ったマカロンと同じかどうか確かめるつもり)、
ジャン・ポール・エヴァンでチョコを買う。
Aさんに天ぷらをご馳走になる。
美味しかった♪
おっと今、AMAZONからEXILIM ZOOM EX-Z1000が到着しました。
その感想はまた。
CASIOのEXILIM ZOOM EX-Z1000
2006 / 12 / 01 ( Fri )
今日は12月1日。
ほぼ日手帳を使い始めました。
千鳥格子のカバーを付けました。
いつも美しいお料理やお菓子の写真にうっとりしながら拝見しているブログ
「中央線なヒトりごと」 のloveswedenさんに、どんなカメラを使って撮影をされているのか質問させていただいところ、
カシオのデジカメで撮影されていると教えていただいたので、
善は急げ!と、さっそく新しいデジカメを買いに行くことにしました。
私が今使っているのは、ソニーのDSC-P5という2001年10月に発売された古い代物で、画質の悪さにいい加減どうにかしたいと思っていたところでした。
カシオのデジカメのサイトを見ていたら、1010万画素のすごいやつEXILIM ZOOM EX-Z1000が欲しくなり、EX-Z1000で撮影された写真がアップされているブログを見たら、どれもホントに美しく、これを買うことに決定。
で、さっそくBICカメラに行きました。
EX-Z1000は38,500円でした。プラス15%ポイント還元。
(ヨドバシカメラでも確か同じ値段。ヨドバシ前はWiiの発売を待つお客さんですごい行列ができてた)
昨年、私はソニーの液晶テレビを買ったとき、「100人に一人無料」の抽選に当たったことがあり、
ビックカメラさんには足を向けて寝られない立場なのですが、今回はAMAZONで買うことにしました。
AMAZONでボーナスハッピーセールのギフト券番号を打ち込んで、32,400円也。
届くのが楽しみ
今日のお夜食は、三越新宿店に期間限定で出店している小樽の洋菓子店ルタオのプリン♪
濃厚でバニラビーンズが効いてて美味しい。
※上の写真はいずれもSONYのDSC-P5で撮影したものです。念のため。