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合羽橋珈琲とカフェ・バッハに行く

今日は、合羽橋道具街とカフェ・バッハに行くために浅草ゾーンへお出掛けしました。
浅草、それは山手線より西に住むワタクシがまず行かない街です。
どんなに観たい映画がかかっていても、劇場が浅草なら、遠いし何となくコワイので絶対に行きません。
そんなワタクシが、意を決して台東区に突入。

地下鉄田原町から合羽橋道具街へ。
目指すはコーヒー関連器具の店ユニオン
ハリオ式V60透過ドリッパーとペーパー2袋200枚分を購入。
次はカリタのナイスカットミルかみるっこが欲しいわん。

少し歩いて、合羽橋珈琲に入る。
エントランス、とてもステキです。
異空間に入る感じ。
合羽橋珈琲1

囲炉裏風大テーブルに通されました。
満席で(行列もできてた)、店内かなりガヤガヤした様子。
鮭といくらの親子せいろをオーダー。コーヒーとアイス付きでランチセット(1000円)。
合羽橋珈琲2

合羽橋珈琲3

コーヒーは、ストロングブレンドをオーダー。
が、出てきたのは、浅くて薄いコーヒー。
萩原珈琲の豆をつかっているときいていたのですが、本当でしょうか??

次に行ったのは、キッチンワールドTDI
ここは品揃えが豊富で、最高に面白いですね。
前から欲しかったマストラッドのスパチュラ(紫をチョイス。630円)、
オクソーのナイロンソフトターナー(630円)、ウェックの容器のプラスチック製フタ(120円)、ハリオ・レンジサーバー360ml(670円)を買いました。
安い。大満足。

合羽橋道具街を北上して、生涯学習センター北というバス亭より循環バス北めぐりんに乗る。
めぐりんは台東区内を走る運賃100円の小型バスです。
車窓から街並を見て思ったのは、建っている建物は古いけど、杉並や世田谷よりも道幅が広くて碁盤の目状に区画整理されていて、整然としているな、と。
建物が低いし、ある意味山の手の住宅地よりもキレイ。風情もあるし。
ちょっと惹かれました。

さて、本日遠路わざわざ浅草ゾーンまで来たのは、コーヒー好きなら知らない人はいないという有名店カフェ・バッハに行くためです。
以前から憧れのカフェ・バッハのコーヒーを味わってみたかったのですが、我が家からかなり遠い上に、山谷のど真ん中にあるという立地から、なかなか行く決心がつきませんでした。
が、ついに気持ちを奮い立たせ、やってきました。山谷に。
北めぐりんの東浅草二丁目というバス亭で降り、徒歩2分程の所に念願のカフェ・バッハはありました。
カフェ・バッハ1

店内は明るく、満席。すごい活気で外とは別世界。
BGMはバッハではなく、ピアノ版「展覧会の絵」でした。
お店の備え付けの雑誌「レコード芸術」を持って、カウンター席に座り、まずはイタリアン・ブレンドとシュルプリーズ(シュークリーム)をオーダー。
お店には若い店員さんが5人もいて、皆キビキビと働いています。
(お店の上にも複数従業員がいる模様)。
体育会系なノリの元気な接客なのですが、ブックオフのように意味不明に大声をあげているのではなく、好感が持てるものでした。
そして、長年飲んでみたかったコーヒーがきました。
カフェ・バッハ2

美味しい。
私が考える理想のコーヒーそのものでした。
絶妙な苦味。苦味が素晴しく心地よく、口の中に広がる…。
うーん。やはりここまで来た甲斐があった。
いっしょにいただくシュークリームは素朴な味わい。
完璧なこの店のコーヒーには自己主張し過ぎないケーキの方が合うと思う。
そういう意味で、よくできたケーキだと感心。
カフェ・バッハ3

BGMが甘美と不安で狂気すれすれなベルクのピアノソナタに変わり(この曲大好き)、
「レコード芸術」のスカラ座『アラーニャ事件』の記事を読み、ますます気分が良くなり、
さてお代わりを頼もうかなと思った瞬間、
男性の店員さんが、お代わりお持ちしましょうか?と声をかけてきた。
何で、お代わりしたいってわかったの?
深煎りが好きであると伝えると、マラウィ・ヴィフヤがおすすめだと言われ、それをオーダー。
今度は、深紅のカップで出てきた。
これまた美味しい。素晴しい苦味。至福の瞬間。
美味しさに納得したので、豆を購入。イタリアン・ブレンドを200g。
ドリップを担当している店員の方にドリップのコツを伺うと、
82~83℃のお湯で抽出するとのこと。
私もそうしてましたよ。

念願かなってついに体験したカフェ・バッハ。
コーヒーが美味しかったのは勿論のこと、ブレンドが450円という値段設定もいいと思うし
(コーヒーは日常のものだ!)、
何よりも、サービスのきめ細かさに感心。
帰り際席を立ち、お店の雑誌を戻そうと、カウンターの上の雑誌に手をのばすその前に、女性の店員さんがそばに来て「雑誌を戻しておきます」と言ってくる絶妙なサービス。
驚いた。
最初、店員さん全員で大きな声で「いらっしゃいませー!」と発するのにちょっと驚いたけど、こういう細かいサービスを受けると、単に機械的に言っているではないのだな、とわかる。
本当に、わざわざ山谷まで行って良かった。
カフェ・バッハのコーヒーを飲むために、また山谷に行きたい、と思った。

山谷という地域にあることで、カフェ・バッハに行きたいと思いながらも躊躇されている女性の方もいると思いますが、今日歩いてみた限りでは、明るい時間帯であれば特に危険ということはないと思います。
むしろ、うら寂しい感じ。
オジサンというよりもオジイサンが、ヨロヨロと歩いていたり座っていたりするのが目に入りますが、別に危害を加えてくるわけでもありません。
道中、1泊2200円と書いてある宿が散見するのが、他の街と違うところ。
歩くのが嫌な方は、浅草を通っている北めぐりんに乗り、東浅草二丁目で降りるのがいいと思います。
帰りは、泪橋(昨年観た映画『泪橋』の舞台だ)を通り、南千住に向かいましたが、こちらもオジサンとすれ違うだけで、閑散とした風景。
時代が変わったのでしょうか。
徒歩7~8分ぐらいで地下鉄南千住駅です。
途中、えらく昭和な喫茶店「純喫茶エール」(「純喫茶」!)があり、
ひどく気になりましたが、
それはまた今度。
内装やディスプレイがモロ昭和40年代です(推定1965~68年)。
南千住
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テーマ:コーヒー - ジャンル:グルメ

22 : 46 : 31 | コーヒー | トラックバック(0) | コメント(11) pagetop
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 リネン

Author: リネン
♀。会社員。独身。
東京23区在住。
深煎りコーヒーが好き。
成瀬巳喜男監督作品56本を
劇場で観たのが自慢。

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