先週に続き、ミッシェル・ルグランが出演する「題名のない音楽会」をチェック。
「シェルブールの雨傘」を羽田健太郎と共にオーケストラをバックに2台ピアノで演奏。
そもそもピアノ一人で演奏できる曲(アレンジ)をわざわざピアノ2台に分けて二人で演奏しているし、指揮者がいないので、ルグランがピアノを弾いているときは羽田健太郎が振って、羽田健太郎が弾いているときはルグランが振る、というまぎらわしい演奏で、オーケストラとピアノ2台が途中で空中分解しそうになって、見ていてハラハラした。
それよりも、演奏前のルグランのインタビューが短かったけど良かった。
先日の「徹子の部屋」は同時通訳も聞き苦しく、徹子もあまり人の話を聞かない人なので、見ていて「もったいないなー」と思ったのだが、
(ジャック・ドゥミが亡くなった話になった際、ルグランの同時通訳が「私に了解なくジャックは死んでしまった」と言ったのを聞いて、何と徹子はゲラゲラと笑ったのだ!ボケたのか?)
今日の「題名のない音楽会」は編集が適切にされていて、通訳をまじえたやりとりもルグランのユーモアある人間性が表れていて、
ああ、歳とったけど『5時から7時までのクレオ』あのまんまだ!と嬉しくなった。
あの作品中、ルグランはかなり滑稽に演技している風だったけど、普段のルグランのままだったのではないかと。
さて、ワタシは11月1日のオーチャード・ホールでのルグラン&オーケストラのプレオーダーのチケットを確保済み。
非常に楽しみです
