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中川梨絵氏来場『(秘)女郎責め地獄』

本日もまたまたラピュタで田中登特集。
順番待ちの間、常連のおばあさま方とお話していたのですが、
中でも今朝は84歳のおばあさまが整理券をとりにいらしていて、
ラピュタのスタッフの方が「ロマンポルノですがいいですか?」と訊かれてましたが、
おばあさま、ロマンポルノで構わないと回答。
ワタシも84歳までもし生きながらえていたら、若い人達と劇場でロマンポルノ観たいです。


『(秘)女郎責め地獄』
作品冒頭、カメラがまず石の上に血文字で「(秘)女郎責め地獄」と書かれたオープイング・タイトルを映し、そのままスタッフ・キャスト名が次々書かれた石畳をを長廻しで移動しながら映し、石畳のタイトル・ロールが終わるとカメラはそのまま女郎が立ち並んでいる裏見世を俯瞰で撮る。
ここまでの流れが見事。
終盤、死んだはずの高橋明が女郎部屋を次々と移動するシーンでのカメラの動きも良かった。
カメラ、美術が見事だっただけに、アフレコが不自然だったのが残念でした。

上映後、主演の中川梨絵さん登場。
チャキチャキで、意外にもとても小柄な方でした。
まずは東宝ニューフェイスに選ばれ、成瀬巳喜男の『乱れ雲』でデビューされたことを話されてました。
ラピュタの作品解説に「黒子を使っておせんが人形振りで踊る名場面の様式美は語り草になっている」と書かれたあのシーンは中川さんご自身が振り付けをされたのだそう。
お話の中で、おおっと思ったのが、『(秘)色情めす市場 』を見た東映の俊藤浩滋プロデューサーが田中登を起用したエピソードについて。
田中登は長い間、どうして俊藤浩滋が『(秘)色情めす市場 』を見ていたんだろうと不思議に思っていたが、実は当時東映の『実録飛車角・狼どもの仁義』の撮影をしていた中川さんが俊藤浩滋に絶対『めす市場』観るように薦めたのだと。
そしてその事実を昨年のラピュタの田中登特集のトークショーの際に、はじめて中川さんは田中登に教えて、田中登の30年来の疑問が解決したら亡くなってしまったと。
そして、東映京都での『神戸国際ギャング』を撮影の際、田中登が宿泊していたホテルに深作欣二が突然訪ねてきたのだと。
深作は田中に「君があの『(秘)色情めす市場 』を撮った監督か?」と言って一升瓶を持ってやってきて、一晩中言葉も交わさずにお互いの顔を見合って飲み交わしたのだと。
そして、『仁義の墓場』に『(秘)色情めす市場 』の芹明香が出演する流れになったのだ、と。
どうです?このエピソード!
ワタクシ、やはり、そうだったのかー!と思いましたよ。
よく『仁義の墓場』の芹明香は『(秘)色情めす市場 』の影響を受けていると言われますが、それが紛れもない事実で、そういうエピソードがあったのかと感激いたしました。
あと、『実録 阿部定』について、田中登は最初主演に中川さんを起用したかったのだと言っておられました。
中川さんにとっての田中登とは「命がけのスパーリングの相手」だと。
非常に印象的な言葉でした。

次の『愛欲の標的(ターゲット)』も鑑賞。
2時間ドラマ的内容。
係累のない貧しい靴屋の店員・拓二(河西健司。美空ひばりの息子の加藤和也に似ている)が住むもの凄い年季の入ったアパートは同潤会アパートメント?
同潤会といえば、江戸川アパートに住んでいた坪内ミキ子さんが、アパート取り壊しの際に、自宅にあった調度品(からガラクタまで)を神楽坂の某和風カフェで展示販売していたことがありました。
ワタシも何か掘り出し物はないかと見に行ったのですが、映写機から早稲田大学の校章まで坪内家の色々なものが売られていて、ワタシは古いデュポンのライターを買いました、何故か。
(ワタシはタバコは吸いません)

話がそれました。
「性と愛のフーガ 田中登の世界」、後半戦も頑張ります。
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テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

22 : 52 : 08 | 映画 | トラックバック(1) | コメント(7) pagetop
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 リネン

Author: リネン
♀。会社員。独身。
東京23区在住。
深煎りコーヒーが好き。
成瀬巳喜男監督作品56本を
劇場で観たのが自慢。

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