本日もラピュタの田中登特集へ。
『丑三つの村』。
(津山30人殺し事件についての無限回廊のページはコチラ
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音楽が最悪。
画にまったく合っていない能天気で安っぽい電子音楽が終始うるさく、耳障り。
田中美佐子、池波志乃のヌードが見もの、かな。
古尾谷雅人と石橋蓮司が取っ組み合いするシーンは最高。
クライマックスのはずの殺戮シーンは意外にあっさり。
もっと主人公の狂気を際立たせた演出にしたら良かったのではと思う。
観終わって、消化不良というか欲求不満が残る。
とにかく映画史上最悪とも言っていい映画音楽でした。
木曜ゴールデンドラマ『愛の報い』。
有名な克美しげる(克美茂)の殺人事件をもとにしたドラマ。
実際の事件では愛人を殺害しているけれども、
このドラマでは未遂に終わって、愛人役の桃井かおりが自分を殺そうとした風間杜夫の裁判を傍聴し、信じていた風間杜夫の本心、裏切りを思い知るという内容になっています。
そもそも、実際の克美茂の殺人事件自体が不愉快極まりない事件なので
(コイツは身勝手な理由で自分に貢いだ愛人を殺しておきながら、懲役10年の甘い判決を受け、さらに嘆願運動もありたった7年で出所し、その後覚醒剤取締法違反で逮捕されている)、
それをもとにどうドラマ化しても、不快な内容にしかならないと思います。
脚本を殺人未遂にして桃井かおりを裁判傍聴させたことで、さらに後味の悪い内容に。
酷い目に合わされた桃井かおりの父親・名古屋章をドラマの語り部にしたので、ますますさらに後味が悪い。
こんな内容のドラマがゴールデンタイムに放映されお茶の間のテレビに流れたということが驚き。
なぞに思ったのが、前半、二人が同棲している部屋で風間杜夫が風呂から出てくるシーン、その時の風間杜夫のいでたちがなぜか女装に化粧で、オネエ言葉。
そして厚化粧の風間杜夫が桃井かおりに言った言葉が
「トルコに行ってくれ」。
女をトルコに行くように説得するときは女装が効果的なのでしょうか?
ここでなぜ風間杜夫が女装していたのか、わかった方教えてください。
