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『女番長ブルース 牝蜂の逆襲』と『女番長』

シネマヴェーラへの円山町の坂を登るのが身にこたえる今日この頃。
本日もシネマヴェーラの鈴木則文特集へ行きました。
受付に行くと、鈴木監督が今日もいらしていて、ちょうど受付嬢にコンビニで買ったらしきチョコレートを差し入れしているところに遭遇。
監督優しい。

『女番長ブルース 牝蜂の逆襲』。
女番長シリーズ第1作目。
音楽は天才・鏑木創。ものすごいドスのきいた八田富子の「女番長ブルース」が流れる中スタート。
池玲子も賀川雪絵も顔が真っ黒でびっくり。
スケバン、任侠、カーアクション、バイク、セックス、暴力、歌謡曲、それに由利徹&大原滉といくらなんでも色々なものを詰め込み過ぎなんじゃないの?との印象。
このスケバンのストーリーでいったい天知茂はどこで出てくるんだろうと思って観ていると、
突然『893愚連隊』とほぼ同じ役回りで天知茂登場。
女番長モノに無理矢理『893愚連隊』を引っ付けたという感じ。
デパートの屋上らしき場所で昔の女と小さな女の子(実は天知の子ども)と会うシーンなんて、男の哀愁がただよってイイ感じなのですが、
そこまでテンコ盛りするのかー?と。
途中、ちょっぴりだけ渡瀬恒彦が出てきます。クレジットにも出てないけど
「日活に出ている人に似てるねー」と言われます(渡瀬のデビューは70年)。
劇場の作品解説に書いてある「アテネリンチ」とは何ぞやと気になっていたのですが、「アテネ団」が行う普通の人間がやられたらまず死んでしまうだろう恐ろしい私刑でありました。
この作品で一番盛り上がるのは、バイクの上でのセックスシーン。
ホントにお馬鹿です。
本作の助監督であり脚本も手掛けた皆川隆之の、監督としての1作目作品『狂走セックス族』で、さらにこのバイクでのセックス・シーンが花開きます。
ワタシはこれは皆川隆之の趣味だと勝手に断定しました。
本作でも世相に合わせたシリアスなエピソードが登場します。
鈴木則文のパターンがわかってきました。

『女番長』。
本来は『お祭り野郎 魚河岸の兄弟分』が上映予定でしたが、
プリント状態の関係で『女番長』に急遽変更されたものです。
『女番長ブルース 牝蜂の逆襲』はかなり泥臭い映画でしたが、
『女番長』はその2年後に撮られており、作風も女優のルックスもかなり洗練された印象。
池玲子も杉本美樹も『女番長ブルース 牝蜂の逆襲』に比べ格段に垢抜けてイイ女になっていて、驚きました。
一番最初、急勾配の道路を護送車がゆっくり走るショット、カッコいいです(最後もこの道路で終わる)。
当時、池玲子と杉本美樹の芸能事務所の社長だった荒井一郎と3人揃って出演していて、
観ていて去年の「映画秘宝」に載っていたエピソード(京都に撮影に行くため、運転席:荒木一郎、助手席:池玲子、後部座席:杉本美樹というメンバーで車移動した時の車中のお話)を思い出しました。
『仁義なき戦い』みたいに手持ちカメラで繁華街の中を走っているシーンがあったり、
過去のの回想シーンで突然そこだけ鈴木清順みたいになってみたりと、なかなか面白かった。
鈴木則文監督ご自身が前から3列目に鎮座されている中、
ブルーフィルムを撮っている荒木一郎が「映画監督なんてみんなこんなもんなんだよ!」とか言いながら杉本美樹を襲うシーンが出てきて、場内爆笑。
やっぱり映画監督ってのは、そうだったのかー。

伊勢丹に移動し、理由あって服や靴(コール・ハーンの赤い靴♪)や化粧品や食器や食料品を買い回り状態でショッピング。
期間限定で吉祥寺のアテスウェイが伊勢丹で販売しているのをみつけ、
購入。
モンブラン、美味でした。
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テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

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 リネン

Author: リネン
♀。会社員。独身。
東京23区在住。
深煎りコーヒーが好き。
成瀬巳喜男監督作品56本を
劇場で観たのが自慢。

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