Art de Vivre アール・ド・ヴィーヴル

好きな人=成瀬巳喜男・石井輝男・若尾文子・荒木一郎・有元葉子。   好きな事=映画鑑賞・お料理・パンづくり。


※この時計の時刻は、閲覧しているパソコンのものであり、必ずしも正確な時間とは限りません
シネマヴェーラで、ロマンポルノ三本立てを鑑賞。

曽根中生監督。『(秘)女郎市場』。
原作は荒木一郎で、脚本は田中陽造です。
楽しい作品。
最初のタイトルが出るところ、おかしい。
ラストの、青空の下、背丈まである草木の中でのセックスのシーン、美しかった。

小沼勝監督『花芯の刺青 熟れた壺』。
撮影森勝。
これは傑作ですね。
もう始まったところで、これは間違いないなと確信。
音楽もダイナミックで躍動感があっていい。
素晴しいところは挙げればきりがないのですが、
例えば、谷ナオミが漆黒の長い髪をとくシーンがアップで映った後に、
坂道で谷ナオミと中丸信が白い服で出会うシーンにかわり、
黒から白の大胆な変化にハっとする。
70年代の雑誌「太陽」的世界。
1980年の資生堂の長編コマーシャルにもこういうテイストのものがあったよな、と。
これだけ一つの世界観で、極限の緊張感が最初から最後まで続く素晴しさ。
素晴しかった。これはDVD買わないと。

神代辰巳監督『鍵』。
主演の観世栄夫が一昨日亡くなったばかり。
上映予定の『ラブホテル』がフィルム状態不良のため番組差し替えになり、奇しくも『鍵』が観世氏の追悼上映となってしまいました。
しかし『鍵』が追悼上映になるとは。
『鍵』は繰り返し映画化されていますが、気になるのはティント・ブラスの。
本作の妻役の荒砂ゆきが好みじゃない。
谷崎の妄想変態世界を見事に表現した作品。
突然の「ジョン・レノン」に場内爆笑。

本日上映の3作品のうち2作品が男の腹上死→ラストでした…。
男のロマンなのか、腹上死。

テーマ:日本映画 - ジャンル:映画