Art de Vivre アール・ド・ヴィーヴル

好きな人=成瀬巳喜男・石井輝男・若尾文子・荒木一郎・有元葉子。   好きな事=映画鑑賞・お料理・パンづくり。


※この時計の時刻は、閲覧しているパソコンのものであり、必ずしも正確な時間とは限りません
午前フィルムセンターの川島雄三特集に行き、『愛のお荷物』を鑑賞。
川島雄三と三橋達也の日活移籍後第1作目。
妊娠にまつわる軽妙なコメディ。

次に渋谷に移動しシネマヴェーラでロマンポルノを2本。
藤田敏八の1972年作品『八月はエロスの匂い』。
途中までは、ジトーっとした湿気があり、とても良かった。
実はワタシは藤田敏八が結構苦手で『野良猫ロック』も『八月の濡れた砂』も嫌いだし、秋吉久美子の3作も時代の空気を楽しめる点以外はピンとこないし、先日観た『エロスは甘き香り』も退屈でした
(『修羅雪姫』2作は楽しく観たけど)。
『八月はエロスの匂い』は、これまで観た藤田敏八作品と違って、
最初、歌謡曲的な湿度に満ちていて、観ていて相当良いなと思いました。
ところが舞台が東京の繁華街から島に移り、川村真樹と永井鷹男が夢村四郎の一団を追うあたりから、突然作品の雲行きが怪しくなる。
思えば藤田敏八の映画は海が出てくること多い。
藤田敏八の海を舞台とした登場人物達のカラっとした情の薄さがワタシはどうも苦手で、その点『八月はエロスの匂い』は都会のジットリした湿度があり面白いなと思ったのですが、舞台が海にかわった途端、ああやっぱり藤田敏八だと。
最後の少年と浜辺で寝るところなんて、まったくわからないし、観ていて腹たつ。
海がバックになると、人は無軌道になったり、情が無くなったりするもんなんですかねー?
都会のウェットな話である『赤ちょうちん』でさえ、登場人物は海でのシーンは藤田敏八的になり、『妹』もそうで、『バージンブルース』の最後もどうよと。
ほぼ密室劇である『エロスは甘き香り』にも登場人物達の感情にまったくついていけなかったのですがこれはまだマシで、海に出るとさらに理由もなく暴力性がまして、観ていてイヤになる。
だから『修羅雪姫』だと親の敵をとるという復讐譚で、誰もが納得できる暴力の前提があるから観ていて楽なんだろうな。
とか言いながらも今回の特集で『もっとしなやかに もっとしたたかに』に行けなったことを残念がっているのですが。

もう1本、那須博之監督『美少女プロレス失神10秒前』。
冒頭のセリフ「お前!AB型だろう。破滅の味がするんだよ!」に惚れた。
デルタドールズとブラックホールズというチーム名、おかしい。
山本奈津子のしゃべり方も含めて、84年ごろの映画って観てると何だか恥ずかしいです。
主人公の憧れの男が神宮前にあるブティック経営者という軽薄さにも赤面。
セックスシーンの一部がAVっぽいのが気になりました。

ところで世の皆さん、
シネマヴェーラの受付の女の子がカワイイことと、
ユーロスペースに映写事故が多いこと、気になってるんですね。
どちらも本当です。
シネマヴェーラの女の子は綾瀬はるか似でカワイイし、
ユーロスペースの映写はフィルムセンターの所蔵フィルムを使った上映でさえ、事故を起こす○○です。
この2つはQ-AXビルにおいての定説です。

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