Art de Vivre アール・ド・ヴィーヴル

好きな人=成瀬巳喜男・石井輝男・若尾文子・荒木一郎・有元葉子。   好きな事=映画鑑賞・お料理・パンづくり。


※この時計の時刻は、閲覧しているパソコンのものであり、必ずしも正確な時間とは限りません
フィルムセンターで神代辰巳『宵待草』を鑑賞。
後半、高岡健二・夏八木勲・高橋洋子の3人がでんぐり返ししたりして戯れる様は『恋人たちは濡れた』のようでもあり、主人公がいつも歌っているのは『青春の蹉跌』でのショーケンのエンヤトットのよう。
主人公の結末等これら3作品は共通するところが多く兄弟のような関係だと思いました。
(脚本は『青春の蹉跌』と同じ長谷川和彦)
時代設定は大正だけれど、若者の動きは70年代そのもの(古い建築をつかって撮影しているけれども、俳優のヘア・メイクは70年代のまま)。
雑誌『アンアン』から出てきたような高橋洋子の話し方が特に当時の若者風。
このニュー・シネマ風の作品、始まってすぐ好みじゃないと思ったけれど、それはなぜだろう。
山、海と雄大な自然をバックに映画は繰広げられていて(気球に乗って移動まである)、70年代初頭のニコンの立派なカタログを見ているような感じ(撮影・姫田真左久)。
音楽は細野晴臣。終始俳優達が唄を歌っているんだけれども、なんだかうるさく感じた。
この時代の映画にありがちな浮遊感を描いた作品なんだけれども、この作品での浮遊感は苦手だなぁ。時代設定が大正であるにもかかわらず、全然大正じゃないコスプレ劇だから?
なぜだろう…。

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