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『黒い画集 あるサラリーマンの証言』

就業後、猛烈ダッシュで新文芸坐の小林桂樹特集へ。
『黒い画集 あるサラリーマンの証言』を鑑賞。
堀川弘通監督作品。脚本は橋本忍です。
うーん。残念ながらあまりいい作品ではありませんでした。
鈴木英夫監督の『黒い画集 寒流』のような脚本もカメラも緊迫感あふれるシャープな作品を期待していたのですが、『あるサラリーマンの証言』は遠く及ばないものでした。
この作品、小林桂樹演じる丸の内のサラリーマン(課長で悪くないお給料をもらっている)が部下の女性社員と浮気を隠すために、強盗殺人の容疑をかけられている実際には無実である近所の男に関し嘘の証言をする、ということを軸に話が始まるのですが、ワタシ、観ている間ずーっと、たかが浮気してたぐらいで嘘の証言をして、無実の、何の恨みもない哀れな知人を強盗殺人犯に陥れてしまうという前提自体絶対あり得んと違和感を感じずにはいられませんでした。
当時の観客はこの脚本に疑問を感じずに観るjことができたのでしょうか?
当時の価値観からみると、あり得る話なのでしょうか?
そもそも松本清張の原作がこうなのでしょうか?

まぁ、脚本がトンデモでも、作品中にいい画があれば大満足なのですが、カメラも全然シャープではなくて、がっかり。
あ、でも、裁判所で小林桂樹が「容疑者とは新大久保の道ですれ違ってなどいなく、渋谷の劇場で映画を観た」と嘘の証言をするために、愛人の女子社員が神保町に行き、キネマ旬報のバックナンバーを買って、映画の内容を勉強するところは笑えた。神保町が映っていたし。
ヤクザ(チンピラ?)役で出てくる小池朝雄がとても若くてびっくり。

もう1本の『けものみち』は、8月に同じ新文芸坐で行われた池部良特集の時観たので割愛して帰宅。

帰り道でも、『黒い画集 あるサラリーマンの証言』の脚本について「あり得ん、あり得ん」と頭の中でずーっと反芻してしまいました。
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テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

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 リネン

Author: リネン
♀。会社員。独身。
東京23区在住。
深煎りコーヒーが好き。
成瀬巳喜男監督作品56本を
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