『黒帯』
2007 / 11 / 21 ( Wed )
今日はレディースディ。
銀座シネパトスにて『黒帯』を鑑賞。
真の空手を観ることができる映画でした。
主演した二人は俳優ではなく空手家。
主人公・義龍を演じた八木明人(かなりのイケメン。エディソン・チャンをもっと甘くしたような顔だち。ちょっと山本耕史にも似てる)は国際明武館剛柔流空手道の師範、主人公と対称的な人物・大観役を演じた中達也は日本空手協会総本部の師範なんだそうです。
本物の空手家が演技ではなくフルコンタクトの実戦をしているのを撮った作品で、最後、義龍と大観が戦う場面ではそのガチンコ勝負に手に汗を握ります。
最初から最後まで、空手家が見せる型の美しさや実戦の素早い動作に惚れ惚れいたしました。
空手家二人の演技もなかなか良くて、甘いマスクの八木明人は愁いに満ちた目で雄弁に語るし、中達也も堂々とした物腰で迫力があり(声と喋り方は真田広之に似てる)役に合っていました。本物の俳優である大和田伸也などよりよっぽどいい演技をしておりました。
カメラワークやカッティングも真面目で的確で手堅く、おかしいところや奇を狙ったところは一つもありませんでした。
そう、不思議なほど真面目過ぎるところがこの作品の特徴です。
ワタクシ、こういう手堅く真面目で地味になってしまった作品も支持しますよ。
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テーマ:日本映画 - ジャンル:映画