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2007年映画鑑賞の総括

今日は12月31日、大晦日。
今年一年の映画鑑賞についてふりかえってみようと思います。

今年劇場で観た映画の本数は256本でした。
たぶんこれまでの生涯で最多本数だと思います。
自分で言うのもなんですが、サラリーマンをしながらこれだけの本数を観に行ったのは、ホントよく頑張ったと思います。
12月に入ると無理がたたって体調を崩し、劇場通いを一時中断しないといけなくなってしまったのですが。

手帳やブログを読み返すと今年は色々な特集やイベントに通いました。主なものをあげると、
3月フランス映画祭のジャック・ドゥミ特集
3月・4月、ラピュタでの田中登特集
ゴールデン・ウィーク、シネマヴェーラでの鈴木則文特集
6月・7月、フィルムセンターにて川島雄三特集
7月・8月、PFFのロバート・アルトマン特集
9月、カナザワ映画祭
11月、『花弁のしずく』上映会
といったところでしょうか。
今年は映画を通してたくさんの方に出会うことができ本当に幸福でした。
ラピュタの田中登特集によって田中登監督の素晴らしさにガツンとやられ、上映プリントがなかった『花弁のしずく』のニュープリント・プロジェクトにわずかですが出資でき、出資した仲間みんなと焼いたフィルムを鑑賞できたり、とびきり熱い映画愛に満ちた金沢の映画ファンの方たちによるカナザワ映画祭に行き鈴木則文監督や内田裕也さんのお姿を拝見し、上映機会の少ない作品の上映を目にすることができたたり、そのカナザワ映画祭でお話させていただいた鈴木則文監督に東京でも直接お話を伺う機会に恵まれたりと、楽しいこと、幸せなことの連続でした。

2006年の大晦日に書いたブログ記事を読み直すと、「2007年はなるべく新作を観たい」と書いているのですが、結局観に行った新作は7本のみでした。
『マリー・アントワネット』
『ドッグ・バイト・ドッグ』
『デス・プルーフ in グラインドハウス』
『ラザロ』
『壁男』
『人が人を愛することのどうしようもなさ』
『サッドヴァケイション』
を観たのですが、事前にハズレがないように他の方の感想をよく調べたうえで観に行ってましたので(『壁男』をのぞく。この作品は別の動機で鑑賞しました)、どの作品もよかったのですが、中でも『ドッグ・バイト・ドッグ』が面白かったです。

249本の旧作品から、素晴らしかったもの、自分の好みに合ったピックアップいたします。
(初めて観た作品、もしくは以前DVD・ビデオで見ただけで今年劇場で初めて観た作品。劇場で以前観たことがある作品は除く)
太字は中でも傑作だと思った作品です。
『太平洋のGメン』
『霧と影』
『決着(おとしまえ)』
『彼奴を逃すな』
『東京マダムと大阪夫人』
『黒い画集 第二話・寒流』
『動脈列島』
『牝猫たちの夜』
『白い悪魔が忍びよる』
『発禁本「美人乱舞」より責める!』
『人妻集団暴行致死事件』
『㊙色情めす市場』
『不良姐御伝 猪の鹿お蝶』
『現代やくざ 人斬り与太』
『資金源強奪』
『狂った野獣』
『花芯の刺青 熟れた壺』
『生贄夫人』
『終電車』
『アメリカの影』
『ボウイ&キーチ』
『エレクション』
『黒い太陽』
『ロング・グッドバイ』
『大阪ど根性物語 どえらい奴』
『実録不良少女 姦』
『ウルフガイ 燃えろ狼男』
『二匹の牝犬』
『首』
『野獣狩り』
『盛り場流し唄 新宿の女』
『東京オリンピック』
『ブレードランナー ファイナル・カット』

全然絞れてないじゃないかとの指摘を受けそうですが、素晴らしい作品が多すぎてこれ以上どうにも絞ることができません。
オマケで僭越ながらワースト作品もあげさせていただきます。判断基準は観ていて「早く終われー」と念を送らずにはいられなかった作品ということです。
『悪魔の手毬唄』(高倉健版)
『ベルサイユのばら』
『丑三つの村』(音楽が史上最悪)
『月曜日のユカ』
『エロスは甘き香り』
『娘はかく抗議する』
『俺の血は他人の血』
『スパルタ教育 くたばれ親父』
『朝はダメよ!』
『新・ハレンチ学園』
ということで、10作品中2作が舛田利雄監督となってしまいました。

来年は正直なところ、鑑賞本数を減らしていきたいと考えております。今年は劇場通いが度を越して、健康に支障がでたり映画以外のことがおろそかになってしまいましたので。
より作品を厳選して劇場通いをしていきたいなと思います。

今年、当ブログに訪問してくださった皆さま、コメントをくださった皆さま、
劇場や他の場所でお声をかけてくださった方々、
(ブログに顔を出してないにもかかわらず、突然お声を掛けてくださった方が何名かいたのです!)
どうもありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
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19 : 00 : 44 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) pagetop

『今宵、フィッツジェラルド劇場で』

就業後、新文芸坐にてロバート・アルトマンの遺作『今宵、フィッツジェラルド劇場で』(2006年製作、2007年日本公開)を鑑賞。
冒頭、私立探偵を気取ったキメキメのケヴィン・クラインがいかにも映画にでてきそうなダイナーからムード満点に登場したときは、ああ、素晴らしいなぁと思ったのですが、歌手がカントリー音楽を唄い始めた途端、強烈な眠気に襲われ途中ウツラウツラしてしてしまいました。
ところどころ素晴らしいショットにハッとするものの、カントリーが流れるといつの間にか睡眠に入ってしまうことの繰り返し。
ゴメンなさーい。
それにしても、アルトマンの優しい視点にビックリ。
様々な群像劇を撮り続けた監督は最期、とても優しい視点で作品を撮ったのだなぁ、と。

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荒木一郎 CB Family Xmas Show & Dinner Party

昨年に続き、今年もホテルパシフィック東京で行われた荒木一郎さんのCB Family Xmas Show & Dinner Partyに映画ファン仲間2名と行ってまいりました。
パーティのトリの荒木一郎バンド、今年は『明日のジョー』のテーマソング「MIDNIGHT BLUES」、桃井かおり主演の『夕暮れまで』の主題歌「哀しみのラストタンゴ」、「ラスト・テーマ」(この歌大好き)を演奏し、最後に「いとしのマックス」「今夜は踊ろう」といったヒット曲のメドレーで盛り上がって終わりました。
今年も荒木さんの貴重な歌を聴けてとても素晴らしかったです。

荒木一郎

荒木一郎

いつの日か荒木さんの生唄で「めぐりあい」(私が一番好きな歌。武満徹の作曲も荒木さんによる作詞も最高。名曲)聴いてみたいなぁ。

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大島渚監督作品『悦楽』

ラピュタのモーニング、野川由美子特集で大島渚監督作品『悦楽』(65年・創造社)を鑑賞。
通俗的なムード音楽で映画がスタート。
作品全体もこの時代の大島作品としてはかなり通俗的だなとの印象を受けました。
小沢昭一の怪演にひどく感心した一方、加賀まりこの演技に心から不快感を感じずにはいられませんでした。
加賀まりこという女優は人を不快にさせる演技する女優であるなと改めて認識。『月曜日にユカ』など特に大キライ。ブリッコのワンパターンな演技されてもこっちは嬉しくないよ。
主演の中村賀津雄の目が二重の縫合手術をしてハレがひいた直後みたいなな状態で、その不自然さが気になってしようがありませんでした。

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『バレエ・カンパニー』『君も出世ができる』『四畳半襖の裏張り』『修羅雪姫 怨み恋歌』

シネマヴェーラの最初の11時の回に行ったところ、観客があまりに少なくて衝撃を受けました。
今日はアルトマンと須川栄三の魅力的な2本立てプログラムだというのに!
シネマヴェーラの客は異形ファンばかりなのかと憤りを感じましたよ。

1本目、ロバート・アルトマン監督『バレエ・カンパニー』。
公開のとき劇場で流れていてた予告編がチェット・ベイカーの「マイ・ファニー・バレンタイン」が流れるリリカルなもので、気になっていたものの結局見逃したので先日DVDを購入いたしました。がまだ見ていないので、この作品を見るのは今日が初めて。
この夏、ロバート・アルトマン特集でまとまった本数の作品を観て、アルトマンという監督は人を一歩も二歩も三歩も退いたところから見ていて皮肉屋で、特に女性に意地悪だなという印象を受けたのですが、『バレエ・カンパニー』は違ってました。
退いて見てはいるのですが、一歩程度。
皮肉なところはなく、とても暖かく見守って撮った群像劇という感じ。
恋に落ちて一夜をともにしたネーヴ・キャンベルとジェームズ・フランコが朝キッチンでオムレツをつくる場面がとてもロマンチックで、アルトマンがこういう風に撮るというのは想定外でした。
私がこれまで観た70年代のアルトマン作品と違い、この作品では人を肯定的な視点で撮りロマンチックに仕上げたというのはアルトマンが年齢を重ねて柔らかくなったためなのか、それともバレエ・ダンサーに対する敬意からなのか?
全編様々の場面で色々なミュージシャンによる「マイ・ファニー・バレンタイン」が流れるのですが(この曲が使われるのだから映画がリリカルになるのは当然かも)、一番最初に流れる嵐の公園でネーヴ・キャンベルが踊る時に演奏されたヴァージョンが素晴しかった。

次に須川栄三監督の『君も出世ができる』。
この作品の上映時になってお客さんが結構入ってきて一安心。
『君も出世ができる』、観ていて「日本のミュージカル映画はこうじゃなくっちゃ」と膝を叩きたくなる映画でした。観ていてゴキゲンになりましたよ。
この作品では、役者が歌って踊ることが必然と観客に思せるつくりなのです。
数日前観た『踊りたい夜』が洋物のミュージカルを真似てそのままやってしまい失敗してしまっているのと対称的に、『君も出世ができる』はミュージカルを日本人の感覚でしっかり消化し独自のものを作り出していると言えるでしょう。
歌詞の音楽へののせ方が絶妙。
エライよ、黛敏郎&谷川俊太郎。
高島忠男が空港で空をバックに「タクラマカン~♪」と歌い出すのには、タクラマカンなんて単語で始まる歌がこの世にあるのかと意表を付かれ、物語が進み「タクラマカン~♪」と「アメリ~カではッ♪」の歌が交差して一つになるところでヤラレタと思い、いやぁ全編ヤラれっ放しでした。
東京オリンピック前夜、高度経済成長期の未来が明るいと日本人が信じていた時代の雰囲気があふれていて、モダニズム建築風のセットやインテリアがいっぱい出てくるのも魅力です。
出演している俳優たちもみな素晴しい。特に雪村いずみがイイ。
『君も出世ができる』、傑作でした。

空腹で頭がボーっとしてきたので道玄坂の「ひげちょう魯肉飯」で野菜と魯肉飯のセットを食べ、池袋に移動し西武百貨店でやっている「ロバート・サブダ&マシュー・ラインハート POP-UP絵本ミュージアム」へ。
すごい混雑。
ビッグサイズの絵本が自動で開いて仕掛けが飛び出すのを見ていくのですが、子供に見せたいですねぇ。残念ながら私には子供いませんが。
数年前に買った洋書版「不思議の国のアリス」を本棚から取り出してまた見なきゃと思いましたよ。

さらに阿佐ヶ谷に移動しラピュタでまず神代辰巳監督の『四畳半襖の裏張り』を鑑賞。
この作品はビデオで見たことはありますが、スクリーンで観るのは初めて。
70年代前半ロマンポルノ(つまり初期)独特の気迫がよく出ている作品だなと。
やっぱり絵沢萌子、最高。

続けてレイトの岸田森特集、藤田敏八監督の『修羅雪姫 怨み恋歌』を鑑賞。
この作品は2004年の新文芸坐のオールナイト「『キル・ビル』上映記念 梶芽衣子特集」で一度観ていて、その時は四谷の貧民窟について知りたくなり(都心の四谷にかつてスラムがあったことを知らなかった)映画の後にちくま学芸文庫から出ている「東京の下層社会」という本を買ったことがありました。
数年ぶりに四谷・鮫河橋の貧民窟(の再現)を確認。
修羅雪が死刑執行される前に岸田森の部下に助け出される場面の霧が素晴しいなと改めて思いました。

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『墨攻』『エレクション』

就業後、新文芸坐に行き2本鑑賞。

ジェイコブ・チャン監督『墨攻』。
かなりお金かかってそうなんだけど、薄っぺらい。
アンディ・ラウとファン・ビンビンのラブ・ストーリーが邪魔。
この映画観ないで西武百貨店でやっている「ロバート・サブダ & マシュー・ラインハート POP-UP 絵本ミュージアム」見に行けばよかった、と思いました。

ジョニー・トー監督『エレクション』。
2回目の鑑賞。やはり選挙のシーンで長老たちがお茶を飲むシーンが素晴しい。
このお茶のシーンを観るために新文芸坐に行ったといっても過言じゃないです。
ところで結局、『エレクション2』は日本公開されないのでしょうか。
ジョニー・トー、日本でもっとも人気のある香港映画の監督ですが、人気があるといっても映画祭のときだけで一般公開時はあんまり入らないんですよね。映画祭だと発売と同時にチケット売り切れちゃうのにね。
だったら、ジョニー・トー、映画祭に出品するのを止めればいいのでは?
そしたら一般公開時にお客さんが来てくれると思いますよ。熱心なジョニー・トー・ファン、香港映画ファンは映画祭で見ちゃってるから公開時に劇場に観に行かないじゃないの?

今日の2本をもって今年の劇場での映画鑑賞本数が250本に達しました。
日中完全に拘束されているサラリーマンとしてはよくヤッタと自分で自分を褒めてやりたいです。

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『くノ一忍法』『踊りたい夜』『女ともだち』そして、岸田森TV作品

今日から本格的に劇場復帰。

まずラピュタのモーニング、野川由美子特集で『くノ一忍法』。
中島貞夫監督の監督デビュー作ですね。
以前シネマヴェーラで上映されたとき、他の作品の上映と重なり泣く泣く行くのを断念した作品だったので、歓び勇んで劇場に参上。
冒頭、5人のくの一がずらーっと横一列に並んでいたり、シネマスコープを意識した構図が次々と出てきて期待したのですが、テンポが遅くてモタモタしていて、最後までモタついた調子で、ガッカリ。

次にシネマヴェーラに移動し、井上梅次監督の『踊りたい夜』(松竹・63年)を鑑賞。
この作品、ご存知の方も多いと思いますが、後に井上監督自身の手によって香港のショウ・ブラザーズで『香港ノクターン』という題名でリメイクがつくられていております(日本版DVD発売済み)。
ワタクシ以前頻繁に香港に通っていた頃、現地でシリーズ発売されていたショウ・ブラザーズ作品のDVDやVCDをまとめ買いしていたので『香港ノクターン』も所有しております(ただし未見。なんとくなく)。
そういうこともあり以前から気になっていた『踊りたい夜』ですが、これがまたビミョーな作品でした。
おかしいところがあるとか、破綻しているとかそんなことではなくて、ごくフツーにマジメにつくっているのですが、全然魅力的じゃないんです。
観ていて全然ワクワクしないんです。ミュージカルなのに。
お話はクラブで歌って踊る3人姉妹のグループ「ピンクタイツ」とマネージャー役の父親がひょっとしたことからバラバラになり辛苦を舐め成長し、また「ピンクタイツ」を再結成するまでを描いたもの。
主演女優の水谷良重、倍賞千恵子、鰐淵晴子は3人とも芸達者でチャーミングであるにもかかわらず映画全体としては魅力的じゃない。
なぜこの映画はイケてないんだろうと分析しつつ観ていたのですが、主な原因はすぐにわかりました。音楽がダメ。ダッサーいの。
サントラがあったとしても絶対いらない。
あと、すごく真面目にミュージカルしているんだけれども、どこか妙(例えば吉田輝雄と倍賞千恵子が屋上みたいなところで歌うシーン)で、そういう奇妙さは『黒蜥蜴』と同じ。
吉田輝雄の唄は本人が実際歌っているものなのかしら?それとも吹き替え?吉田輝雄はCDを出してたはずだから本人が歌っていてもおかしくないですよね。
あと笑っちゃったのが根上淳演じるバレエ団の先生。気難しそうな強烈な芸術家オーラ出して突然登場するのですが、安藤忠雄かと思いました。マジで。
佐田啓二はとても佐田啓二な役(かつてはスター・サックス奏者。今は地方のクラブでドサ回り)で、当然トニー・レオンでも代用可能な感じでした。
ということで、『踊りたい夜』がイマイチなので、死蔵している『香港ノクターン』を見る気が失せたのですが、せんきちさんによると『香港ノクターン』は音楽が服部良一でずっといい出来なのだそうです。
香港ノクターン香港ノクターン
(2004/09/01)
チェン・ペイペイ、リリー・ホー 他

商品詳細を見る


もう1本の『ムーランルージュ』は公開時に観に行ったので割愛。
それにしても今日のシネマヴェーラ、衝撃的な観客の少なさでした。

大急ぎでフィルムセンターに移動し、ミケランジェロ・アントニオーニの『女ともだち』を鑑賞。
出てくる男の俳優がみんな似たようなルックスで区別がつかず難儀しちゃいました。
出てくる人みんな色恋に夢中でさすがイタリア人と思いつつ観ていたら、途中睡魔に襲われかなりの部分が欠落してしまいました。
(ワタシだけでなく、アチコチで寝息やらイビキが客席から聞こえましたよ。)
作品の感想が言える鑑賞でありませんでした…。

そしてラピュタに移動。レイトの岸田森特集。
今日はテレビ作品3作。
まず『帰ってきたウルトラマン(第35話) 残酷!光怪獣プリズ魔』。
脚本・岸田森なんだそうです。
劇中説明される科学についての説明が難しくて、これを見て楽しんでたとなんて昔の子供はエライなと思いました。
正直言うと結構ハラハラドキドキして見ました。ああ、どうなるの?ウルトラマーン!と心の中で叫んだら突然番組終了。
『踊りたい夜』に続き根上淳が登場しておりました(バレエの先生役ではありません)。

次、『ファイヤーマン(第12話) 地球はロボットの墓場』。
これも脚本・岸田森。
ますます意味不明。バカなワタシにはストーリー、全然理解できませんでした。
ファイヤーマン、ブサイクで格好悪いし。
この番組見て楽しめた昔の子供はやっぱりエライです。
最後、岸田森が花束を持っていくところだけ面白かった。
少女役の粟屋芳美(14歳)は後の芦川よしみなんだそうです。
顔のアップが多い作品だなぁ。

最後、傑作の誉れ高い『怪奇大作戦(第25話) 京都買います』。
なるほど、皆が傑作というのがよくわかります。
実相寺昭雄監督の耽美ワールドにドップリ浸れること請け合い。
しかしこれ、本当に子供向けの番組だったのですか?
しっとりとした成熟した大人の恋の物語じゃないですか。
当時29歳の岸田森。大人の魅力全開です。
この作品でも顔のアップが多用されてました。

以上4作品鑑賞いたしました。

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『氷点』

病気でしばらく劇場に通えませんでしたがほぼ回復し、久々の劇場通いです。
復帰直後ということで今日は1本だけ。

シネマアートンにて『氷点』。
そう、あの大映の『氷点』です。若尾文子ファンにもかかわらずこれまでこの作品を観たことが無かったのもので。
『氷点』、とてもよく出来たダイジェスト映画といった感じでした。
同じ山本薩夫監督の『白い巨塔』を観たときもそう思いました。
いえ、けなしているのではなく褒めているのです。総集編のお手本のような映画です(と言っても、本物の総集編ではなく総集編風作品ということなのですが)。
これだけ長い物語を97分にまとめて、かつ過不足なく観客をハラハラ・ドキドキさせるというのはエライです。逆に、ここ切っちゃえばいいのにと思うところもありませんでしたし。
中でも映画の冒頭、若妻の若尾文子があり得ないほどド下手なショパンの幻想即興曲を演奏しているところから(もっと上手な吹き替えの人いなかったのかしら)、娘の死が確認されるところまでの切迫感に満ちた描写は凄いなと思いました。
面白かった。

何とか劇場に再デビューでき、ホッといたしました。観に行きたい作品が目白押しなので再び劇場通い頑張ります。

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お知らせ

こちらの拙ブログにお立ち寄りいただいている皆さま、
いつもご覧頂きありがとうござます。

ここ最近更新が止まっておりますが、ブログを止めてしまったのではなく、
肺炎を患ってしまい、更にその影響で突発性難聴も併発してしまい、お休みさせていただいている次第です。
最後の更新以降も渡辺やよいさんと映画を観たり、『ブレードランナー』4回目に行ったりしておりました。
肺炎の方はほぼ回復しておりますので、もうすぐ更新いたしますので、ちょっとだけお待ちいただければと思います。

宜しくお願いいたします。

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『流血の抗争』『白昼の襲撃』

本日、もともと家事をするために有給休暇を取っていたのですが、あまりの体調不良につき結局家事はできず寝込んでしまい、観たい映画の時間のみ起きてラピュタにて2本鑑賞。

ダイニチ映配特集の長谷部安春監督作品『流血の抗争』(日活・71年)。
東映のヤクザ映画に慣れた目から観ると、『流血の抗争』はとてもユニークというか不思議な感じの作品でした。
鏑木創のドンドンドンドンと鳴り響く曲がヤクザ映画らしくなくて、冒頭の音楽からしてとてもユニーク。
とは言っても、前半は地方の弱小ヤクザ組織が大都市の血も涙もないヤクザにいいようにされるという、ありがちなプロットに沿って物語が進み、なかなか宍戸錠演じる地方ヤクザの若頭が都会ヤクザの悪巧みに気付かないことにイライラさせられるも、ごくフツーのちゃんとした方のヤクザ映画じゃないかと思いつつ観ていたんです。
ところが、ついに地方ヤクザが都会ヤクザに殴り込みに行く段階になり、これまで観たどのヤクザ映画とも違う展開を見せます。
宍戸錠とその下の藤竜也(ヒゲ無し)が敵の都会ヤクザの親分の所に殴り込みに行くのですが、二人は親分の所に行く前に既に重症を負っていて特に藤竜也はかなり出血していて瀕死の状態。
二人は敵の組事務所のビルの中に入ります。
途中何度も藤竜也は宍戸錠に「寒くないっすか」と言います。
二人は血だらけの状態で自らの血で足が滑らせながら、這うようにエレベーターに乗り降りるのですが、たかがこれだけのことがやっとの状態で、目的の階でエレベーターから降りようとするのですが、降りる前に扉が閉まりかけたりします(エレベーターのシーンはワンカット)。
このエレベーターのシーンがとても丁寧なのです。
エレベーターのカットの後、目的の組長の部屋に入るのですが、何と組長は不在。
不在って展開初めて観ましたよ。逃げたじゃなくて、ただ不在なのです。あんなに丁寧に殴り込みに行く道程のエレベーターのシーンを見せたのに。
そして標的が不在で二人はどうするのか?
待つのです。壁に持たれかかって、気付けに瓶ごと酒を飲みながら。藤竜也は「寒くないっすか」を繰り返します。
さらに二人は待ちます。壁にもたれかかって待つ二人をカメラは写し続けます。
そして藤竜也の息が絶えます。
うーむ、ユニーク。東映じゃこんな変則的な展開ありえないなぁ。ふつう観客をスカっとした思いにさせる殴り込みの場面を、男がひたすら待つという描き方にするとは。

ヒロイン役で梶芽衣子が出ているのですが(宍戸錠の別れた女で今は小料理屋の女将という設定)、パンパンに太っておりました。

レイトの岸田森特集で西村潔監督の『白昼の襲撃』(東京映画・70年)を鑑賞。
日野皓正による音楽はとてもカッコイイし、極限までスタイリッシュに撮られた作品なのですが、傑作となっていないのは何故か?
主人公がバカで魅力が無い人物であるせいなのか、主演俳優の黒沢年男に魅力が欠けるのか、脚本にひねりがないせいなのか。
若者たちが破滅に向かっていくという典型的なプロットで、作品によって心を動かされたり動かされなかったりする、その違いはどこにあるのだろうか?ううむ。
主人公の黒沢年男&高橋紀子ペアより、岸田森&緑魔子ペアの方がずっと魅力的なんだもん。
血が出るくらいスタイリッシュにシャープに撮っているんだけどねー。衣装の色など色彩の洪水で、赤い土管の上に鮮やかな衣装を着た俳優を置いたり、すごく色にこだわっているのも痛いほどわかるのし、作品のキレをよくするように編集もものすごく頑張っているのがわかるのだけれど、いずれも努力の割りに報われていない感じがしたのです。
もしかしたら主演が黒沢年男ではなく藤岡弘だったら、傑作と感じたかもしれない。その程度のことなのかもしれないです。
いや、つまらない作品とか駄作とか言いたいのでは決してありません。ただ、こだわり抜いた割りにはうまくいってないのじゃないか、という程度で。
あ、それから殿山泰司の「牛乳飲むか?冷たいぞ」には受けました。

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『ブレードランナー』4回目

新宿バルト9での『ブレードランナー』ファイナル・カット版の上映が1週間延長し、かつ12月3日のみバルト9の中でも一番大きいスクリーン9で上映されるとの情報を得、4回目の『ブレードランナー』鑑賞。
このスクリーン9、確かにとてもスクリーンが大きいのですが、大きさのためかスクリーンが湾曲しているのです。カーブしているスクリーンはちょっと観難い。
本当に最後のスクリーンでの鑑賞になるので、食い入るように観ましたよ。

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渡辺やよいさんと『新・ハレンチ学園』を鑑賞

ラピュタのダイニチ特集、本日は『新・ハレンチ学園』(日活・71年)。
主演女優の渡辺やよいさんが来場。観客と一緒に鑑賞されました。

映画冒頭、十字架がズラーっと並ぶ情景から始まり、その画に圧倒的な迫力があり、「まさか、ひょっとして傑作か?」と一瞬期待したものの、よかったのはそこだけであとはグダグダ。
渡辺やよいさんは柳生十兵衛役でアイパッチを装着してました。が、実は女の子という役柄でちゃんとヌードシーン(胸がはだける)もありました。
やよいさん、顔にニキビが出ていて初々しくてとてもかわいい。アイパッチがなければもっとかわいかったのに。
映画は当時流行ったギャグの連続だそうで、聞き覚えがあるギャグもありました。
もう、早く終われーと願わずにはいられない作品で、末期のニオイがいたしました。
途中の三遊亭円楽の登場シーンの笑えました。円楽師匠、若くてビックリ。
桂三枝も出てました。こちらはあまり変わってない。
フィルム状態非常に良好。

上映後、渡辺やよいさんのトークショー。
『新・ハレンチ学園』はやよいさんの映画初出演作なのだそうです。
やよいさんは劇場でご自身の出演作をご覧になられたことはなかったとのことで、この作品を通してご覧になったのも初めてなのだそう。
この作品、年端のいかない少女たちにエッチなことをさせるシーンが多いのですが、撮影時、泣き出す子がいっぱい出て現場は混乱したのだとか。
小涌谷のロープウェイのシーンの撮影時は、やよいさん発熱されていたそう。
日活では主演女優は撮影現場で周りの子とおしゃべりをしないよう上から言われたそうで、これは日活独特だったと話されてました。

トークショーの後、ロビーでやよいさんとファンのみんなで記念写真撮影。
そしてみんなでそのまま本八幡に移動し、やよいさんのお店「ちゃんこ蔵間」にて宴会。
カレーちゃんこなどいただきました。
渡辺やよいさんづくしの一日でした。

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アンジェラ・マオ『破戒』そして『キル・ビル Vol.1』『修羅雪姫』

体調絶不調の中、朝からシネマート六本木へ。
アンジェラ・マオ復活祭の上映作品の中で『破戒』がオススメと詳しい方からきいたのですが、前日劇場のホームページを見るとアンジェラさんの舞台挨拶は『破戒』上映後に行われると発表されており、かなり早めに劇場に行きました。
そうして観た『破戒』は(『破壊』じゃありませんよ)、香港版『修羅雪姫』でした。
孤島の女子刑務所から映画は始まり、夫を殺されたアンジェラの母は女囚たちに見守られながらアンジェラを出産し、赤ん坊が将来両親の恨みをはらすよう願いつつ出産後すぐ息絶えます。
大きな違いは、『修羅雪姫』の母は復讐のため子供をつくろうと誰彼かまわずセックスをし、父親がわからない子供を身篭りますが、『破戒』ではアンジェラの父親は非業の死を遂げた母親の夫となっております。
アンジェラ母が死に際に赤ん坊を託したスリの女囚は赤ん坊のアンジェラとともに出所し、アンジェラを寺(西村晃のいる寺ではなく尼寺)に預け、アンジェラはそこで育てられ武術を身につけます。
そして大人になり寺を出たアンジェラは親の敵を一人ずつ殺していきます。
とストーリーは『修羅雪姫』と同じですね。
修羅雪は傘に隠し持った刀で斬っておりましたが、アンジェラは毒サソリとカンフーです。
見所はやはりカンフー。というかカンフーを見せるために日本の『修羅雪姫』を引用したという感じの映画でした。
立ち回りをする遊郭のセットは『キル・ビル Vol.1』の青葉屋(というか権八)にちょっと似ておりました。

そしてお待ちかねアンジェラ・マオさん登場。
司会は宇田川幸洋氏。
先日、有楽町朝日ホールで観たときにもアンジェラさんが若々しく輝いていたのに驚きましたが、今日再度見てまたビックリ。
今日は白のチャイナドレスに翡翠など豪華な宝石を身に付けていて。お世辞でなく本気で美しいと思いましたよ。
ファンからの質疑応答で、どのように若さを保っているのかとの質問に対し、年齢から激しい運動はできないけれどもジョギングをして太極拳をしておりますとアンジェラさん、答えられてました。
ほか、『必殺! サンダーボルト』では撮影中に腰骨を骨折したとか、『破戒』は韓国で撮影したとか、ブルース・リーには妹のようにかわいがってもらったとか話されておりました。
また映画に出演する気持ちはあるかとの質問には、いい脚本があれば考えたいと答えられてましたよ。
アンジェラさん、マスコミ向けにカンフー・ポーズまでされていて大変ご機嫌な様子で、最後は感極まっているように見えました。
アンジェラ・マオ

アンジェラ・マオ

アンジェラ・マオ

アンジェラ・マオ


とアンジェラ・マオさんの美しさに感激したところで、いったん帰宅してDVD『ゴーストワールド』と『月とチェリー』を鑑賞。
先日行った「映画のポケット」で知った映画です。
両方とも脚本が最高で、個性的な登場人物たちがこれまた最高な作品。

『破戒』を観たので今度はオリジナルが観たくなりシネマヴェーラへ。
まずは『キル・ビル Vol.1』。
ご存知のとおりこの作品も『修羅雪姫』に影響を受けた作品ですね。
ワタシ、これは公開時に3、4回劇場で観てDVDも買いました。

次に『修羅雪姫』。
『修羅雪姫』も劇場で過去2回観ておりますが、今日改めて観て完璧な構図の連続と美しい撮影、それに統一した世界観に傑作じゃないかと再認識。
『修羅雪姫』と『破戒』と比べると『破戒』は荒削りな迫力はありますがまだまだですね。
『修羅雪姫』の方が4年前の作品ですが、比べ物にならないほど洗練されております。
ワタシは両方好きですけどね。

ということで『修羅雪姫』とその流れを組む作品を観た一日でした。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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 リネン

Author: リネン
♀。会社員。独身。
東京23区在住。
深煎りコーヒーが好き。
成瀬巳喜男監督作品56本を
劇場で観たのが自慢。

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