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『犬神家の一族』

仕事の後、神保町シアターにて市川崑監督の『犬神家の人々』(76年)を鑑賞。
場内若い女性の割合が多くて、いつもの神保町シアターと雰囲気が違いました。
ビスタ・サイズであることに、びっくりいたしました。
何となく、シネスコ作品だと思い込んでいたものですから。
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『ラスト、コーション』再び

レディースデイにつき、立川シネマシティで再度『ラスト、コーション(色|戒)』を観てまいりました。
前回、公開初日初回で観て、もの足りないといった印象を持ったことを書きました
そして、他の方の感想(賞賛多数含む)も色々読み、オリジナルの無修正版DVDも見て、張愛玲の原作本も買って読み、そして今回再度観てみました。
一度劇場で観ただけではわからないことに何か気付いたり、印象が変わったりするかな、と思い。
が結局、劇場で再見しても「もの足りない」という感想は変わりませんでした。
今回は、冷静に何に物足りなく感じているのか、この作品が可もなく不可もなく感じる原因は何なのか、なぜ作品に説得力がないのか分析しながら鑑賞いたしました。
そして、なぜ『ラスト、コーション』をいい作品だと思えないのか答えが出ました。
画に深みがないのです。
実録 亞細亞とキネマと旅鴉のxiaogangさんが「この映画にいちばん欠けているのは、陰影と色香だと思う。」「時代の空気みたいなものが全然醸し出されていなくて、テーマパークみたいな映画だ。」と書かれてますが(Link)、まったく同感で、『ラスト、コーション』からは官能とか時代の空気、街の猥雑さなどが全然伝わってこず、薄っぺらいコスプレ劇にしか見えません。
必死に当時の香港・上海を再現しようと頑張っているのはわかるのですが、どうにも薄っぺらくうわべだけの再現にしかなっていなく、当時の上海にあったであろう退廃的な雰囲気や混乱がスクリーンから伝わってこないのです。
だから作品に説得力がなく、映画を観ながら、「ああ、あの建物は『上海グランド』で○○のシーンのとき使ったセットだ」とか考えてしまうのです。

アン・リーは過去のオールド・シャンハイやオールド・ホンコンを舞台にした映画を研究した方がいいんじゃないの?とすら思いましたね。
例えば、スタンリー・クワンの『ロアン・リンユィ 阮玲玉』『ルージュ』『赤い薔薇 白い薔薇』(『ラスト・コーションで易夫人を演じたジョアン・チェンが出演)。スタンリー・クワンは(作品の出来不出来はおいておいて)本当に淫靡な時代の空気を醸し出すのがうまい!
ほか、同じ張愛玲原作のアン・ホイ監督の『傾城の恋』、イエ・イン監督『追憶の上海』(『ラスト、コーション』と同じ時代背景、ストーリーの作品。が、こちらの方が断然当時の混乱した時代の空気、緊迫感が作品から迫ってくる)、あと、時代は戦後だけれど静かながら色香が漂い、雰囲気が素晴しい田壮壮監督の『春の惑い』(傑作!)等々、ちょっと考えただけで色々思い浮かびますが、あげていったらきりがないなぁ。

ところで、ワタシが張愛玲が原作の映画で観たことがあるのは、『傾城の恋』、侯孝賢監督の『フラワーズ・オブ・シャンハイ』、キャセイ作品の『恋の行方(情場如戦場)』『ジューン・ブライド(六月新娘)』『家族(小児女)』。
キャセイの3作品は2002年国際交流基金で開催された「香港映画の黄金時代Ⅰ」という特集で、まとめて観たのですが、この時「張愛玲(チャン・アイリン)~上海文壇から香港映画界へ」等香港映画についてのシンポジムが行われまして、ワタクシ拝聴しながら必死に採録いたしました。この特集で開催されたシンポジムはいずれもとても興味深い内容だったのですが、xiaogangさんが採録をウェブにアップされているのを見つけまして、香港映画を見る上でとても参考になりますのでご興味がおありのかた是非ご覧になってください(123)。
写真はこの特集のとき買った張愛玲の小説集「傾城の恋」(現在は絶版)と今回買った「ラスト、コーション」。
張愛玲


話は『ラスト、コーション』に戻りますが、無修正版を見まして、ワタクシ、これは絶対本番をやっているなと確信いたしました。
本番をしないで、あの状態を撮るのは不可能でしょう。
トニー・レオンのファンであるワタシが香港版DVDをオーダーしたことは言うまでもありません。

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『血とダイヤモンド』 『みな殺しの歌より 拳銃よさらば!』『野獣死すべし』

東宝3本立て。

昨日シネマアートンで偶然遭遇したKさん、Sさんと映画の後、一緒に飲んだのですが、Sさんから『血とダイヤモンド』は福田純の最高傑作だと教えられ、シネマヴェーラの朝一で『血とダイヤモンド』を鑑賞。
なるほど、これはすごい緊張感に満ちた画が満載のスタイリッシュな作品。
観ていて唸らされる画(白黒作品)の連続です。
舞台が神戸なので、異国情緒もあって、水野久美が働いているレストランに宝田明が現れるショットなどもシャレてたなぁ。
強盗グループのアジトになっている倉庫内でのショットも素晴しかった。
光と闇の絶妙なあんばいを堪能。

シネマアートンに移動し、須川栄三監督の『みな殺しの歌より 拳銃よさらば!』を鑑賞。
「黒い花びら」の水原弘主演ですよ。
音楽は「黒い花びら」の作曲者の中村八大。
水原弘が唄うのはタイトルロールだけです。いい声だなぁ。
岸田今日子&仲谷昇夫妻が不倫カップル役で出ていたり、『めし』の島崎雪子がヴァンプな役で出ていたり。
寺山修二による脚本がイマイチ。サスペンスになっているわけでもなく、かといっても若者の破滅行動を描いた青春ものにもなっているわけでもなく、何にもなっていない。
丹波哲郎、仲代達矢、平田昭彦など出演陣が豪華なだけに脚本の出来が残念。

続けて須川栄三監督の『野獣死すべし』。
この仲代達矢版『野獣死すべし』はおととしラピュタで観て傑作だったので、再見。
やっぱり傑作。
この作品の不敵な伊達邦彦こそが真の伊達邦彦です。
最後に団令子から仲代達矢の完全犯罪がほころびそうになる気配を入れたところが、東宝的なのでしょうが、それでも傑作。
Wさんの日記によると、白坂依志夫は仲代達矢が在籍する教室の同級生で早口で理屈っぽい台詞を喋る人物として、西村潔は闇カジノの用心棒役(佐藤允じゃない顔の長い方)として出演していたそうです。

映画の後、気流舎(ここのコーヒーは絶品)でのイベント「映画のポケット」を拝聴。
今回のテーマは「少女は特権である」 というこで、少女が出てくる映画の紹介。
自分が少女だった頃からあまりに歳月が経ってしまい、もはや少女というキーワードに何も特別な感情を持てないことに悲しさを感じたのでした。

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『国際秘密警察 火薬の樽』『豹は走った』『プーサン』『野獣死すべし 復讐のメカニック』

今日は豪華東宝作品4本立て。

まずシネマヴェーラの東宝アクション特集で坪島孝監督の『国際秘密警察 火薬の樽』。
国際秘密警察シリーズを観たのは初めて。
ぬるーい作品なんですね。
秘密組織になぜかトランポリンやらマットがあったり、水野久美がキスで麻酔ガス攻撃するとか、そんな映画。

次に西村潔監督の『『豹(ジャガー)は走った』。
見始めてすぐ、この作品数年前にラピュタで観たのを思い出しました(2004年の「OFF BEAT JAZZ」特集)。というか、以前観たことをすっかり忘れておりました。
改めて観て、ホテル・ニューオータニ 、靖国神社(今じゃ絶対無理!)、新宿(アルタ前を交通止めにして撮影しているように見える)でのロケに贅沢だなぁと思い、佐藤允彦の音楽に感心。
特に最後、田宮二郎と加山雄三の銃での決闘シーンに流れるフリー・ジャズの格好よさ。
劇中話す田宮二郎の英語が本当に見事で、発音の美しさに聞き惚れました。まるでネイティブ。田宮二郎、努力家だったんだなぁ。
大好きな神山繁が出ておりました(やっぱり警察幹部の役)。

神保町シアターに移動し市川崑監督の『プーサン』を鑑賞。
これは昔深夜地上波で見たことがあって、劇場でちゃんと観てみたいと思っていた作品。
当時の世相や街並みが満載で観ていてお腹いっぱい。日劇とかも見られるし。
これは本当にうまい作品だと思います。小林桂樹の交番のシーンなんて特に最高。
東大卒の平田昭彦が肺病の東大生の役で登場。『スパルタの海』でも東大卒役でした。
この作品の小泉博が知人のSさんにそっくりで、小泉博がSさんに見えて困りました。

次に下北沢に移動。シネマアートンで須川栄三監督の『野獣死すべし 復讐のメカニック』(74年)を鑑賞。
昨年『野獣狩り』を観て、すっかり藤岡弘にヤラれ、また一昨年ラピュタで観た須川監督の『野獣死すべし』(59年)が傑作だったので、この作品を観るのをとてもとても楽しみにしておりました。
しかし、『野獣死すべし 復讐のメカニック』、それほどよい出来じゃありませんでした。うーん、残念。
同じ須川監督による前作『野獣死すべし』や『野獣狩り』(前年の73年の作品)に遠く及びません。
脚本が全然ダメ。
藤岡弘演じる主人公・伊達邦彦は親を死に追いやった者たちへの復讐のために殺人を続けるのですが、それって伊達邦彦のキャラクターから離れちゃってるじゃないか、と。
「野獣死すべし」はそんなジメジメした復讐譚じゃなくて、快楽殺人的なストーリーじゃなかったの?
もっともこの作品、原作が「野獣死すべし・復讐簾」なだけに、原作自体が普通の復讐ものになってしまっているんでしょうねぇ。
撮影は『野獣狩り』と同じ木村大作なのですが、特筆すべきショットも無かったなぁ。
カメラも含め『野獣狩り』は、いい作品をつくろうという気迫が作品から漂っていたのですが、『復讐のメカニック』にはそれがなく、ごく普通のプログラム・ピクチャーという出来でありました。
とはいえ、村井邦彦による音楽は最高にカッコよかった!
村井邦彦は『野獣狩り』の音楽も手がけていて、『野獣狩り』と『野獣死すべし 復讐のメカニック』の曲が入ったCD、ワタクシ愛聴しております。

と、須川栄三作品としてはいまひとつな『野獣死すべし 復讐のメカニック』でしたが、藤岡弘ファンとして画像を紹介させていただきます。
劇中、藤岡弘がハダカになるシーンが多いです。鍛え上げられた肉体を拝めててワタクシ大喜び。
独身の藤岡弘は部屋に帰るとすぐに上半身ハダカになり、オーディオで男声リートを流しながら新聞を読みます。
このとき、唐突にそのリートの歌詞の字幕が出ます。ダサーい。どうやら野獣についての歌詞のようです。
野獣死すべし 復讐のメカニック

野獣死すべし 復讐のメカニック


大学の講師である藤岡弘は四谷の丸の内線ホームが見えるグラウンドそばで読書をしております。
そこに新聞記者の黒沢年男がやってきます。黒沢年男は藤岡弘が連続殺人事件の犯人だと確信しており、藤岡弘にカマをかけます。一つのスクリーンに藤岡弘と黒沢年男という暑苦しい俳優二人が映し出されます。ホント、暑苦しい。
当然、藤岡弘の方がイイ男です。
野獣死すべし 復讐のメカニック


ここで須川栄三ファン、藤岡弘ファン、俯瞰ショットファンに朗報。
須川栄三&藤岡弘による傑作『野獣狩り』が4月にシネマアートンの「その男の職業、刑事」という特集で上映されます。
未見の方はぜひ!

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『ゲームの規則』

現在開催中の「ルノワール+ルノワール展」、ル・シネマでジャン・ルノワール監督の『ゲームの規則』を鑑賞。
この作品、日仏学院やフィルムセンターでのプログラムに含まれておりませんでした。
『大いなる幻影』『フレンチ・カンカン』などフィルムセンターの上映で観る予定。

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『雪之丞変化』

就業後、神保町シアターで市川崑監督の『雪之丞変化』を鑑賞。
長谷川一夫三百本記念映画です。
出演俳優も若尾文子、山本富士子、林成年、中村鴈治郎等々長谷川一夫と近そうな俳優ばかり。
とにかく御年55歳の長谷川一夫を盛り立てる作品であります。
容色衰えた長谷川一夫の祝祭映画(しかも長谷川一夫の十八番『雪之丞変化』)を市川崑はひたすらモダンで押しとおし、まとめ上げたという印象。
音楽は芥川也寸志と八木正生。基本的にジャズで、長谷川一夫演じる雪之丞と若尾文子とのラブシーンではベタベタなムード音楽調になっておりました。

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『偽大学生』『青春讃歌 暴力学園大革命』

就業後、シネマヴェーラで『偽大学生』、『青春讃歌 暴力学園大革命』を鑑賞。

『偽大学生』を観るのは3回目。
初めてユーロスペースの若尾文子特集で観てぶったまげ、2回目新文芸坐の脇役列伝特集で観て感心し、今回3度目観てやっぱり面白いと再確認。
この作品でのジェリー藤尾の怪演はもっと評価されていいのでは。
増村保造の最高傑作だと思うのですが、原作者の大江健三郎の意向で、ソフト化不可、CSでも上映不可!
ワタクシ、大江健三郎を恨みます。

次に内藤誠監督の『青春讃歌 暴力学園大革命』。
主人公の星正人って人、すごい整った顔立ちなんですね。
で、この星正人を魅力的に見せようということで、高校の番長なのに、アメフトをさせ、バンドでギターを弾かせ、ジムでボクシングさせ(まだセリフ棒読みで表情が硬いガッツ石松が出演)、汲み取りのバイトをさせ、と七変化状態です。
プロット、脚本はメチャクチャ。まったくストーリーになっておりません。
突然クラブ歌手の設定でアイドル歌手時代の林寛子が唄う場面が2回もあったりもいたします。それを星正人が手下たちと静かに聴くんですよ。
テレサ野田は、美人で優等生の長谷直美に嫉妬して、長谷直美をおびきよせ岩城滉一(悪声で当然セリフ棒読み)にレイプさせるという役。こんな役よく受けたなぁ。
当時の観客はこの作品を観てカタルシスを感じたのでしょうか?美形の星正人が活躍するのを見て、満足したのでしょうか?
ワタシには疲労感のみ残りました。

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『炎上』『ぼんち』『処刑の部屋』

市川崑監督逝去後の休日、神保町シアターの市川崑特集は絶対混むと予想し、朝早く劇場に行き整理番号を取り、それから新宿伊勢丹に移動。
地下1階のジャン=ポール・エヴァンで早めの昼ごはん。
ジャン=ポール・エヴァン

化粧品売り場でホワイトニング用品を高額購入し、再度神保町へ。

1本目の『日本橋』は2006年3月に国際交流基金の「巨匠が描いた花街の女たち」という特集で観ているので(英語字幕が入っていた)今回は割愛。
2本目の『炎上』から鑑賞。
『炎上』、フィルム状態悪いですね。フィルム状態というかオリジナルのネガの状態が悪い感じ。
市川雷蔵のオーラのなさ(オーラの消し具合)に感心。
ソウルで起きたばかりの南大門放火事件のことなんか思い出しました。事件のバックグラウンドは全然違うのですが。

次に『ぼんち』。
この作品は数年前に新文芸坐で観ていて大好きな作品。
山田五十鈴、若尾文子、中村玉緒、京マチ子といった女優たちの共演を観るのは本当に楽しいです。
特にあのお風呂のシーン。
豪華な女優陣の中を泳ぐ市川雷蔵のキャラクターや生き方が某氏にそっくりで、観ていてほくそ笑んでしまいました。愛すべきキャラクターであります。

最後に『処刑の部屋』。
この作品になると満席だった劇場が急に半分の入りになりました。
川口浩演じる大学生が若尾文子演じる女子大生に睡眠薬を盛りレイプする、というストーリーで、出来があまりよろしくない作品だという前知識はあったのですが、いやぁ、覚悟していた以上に不快な作品でありました。
川口浩が宮口精二演じる銀行員の父親に尊大な態度をとる冒頭から不快さ満点で、さすがは石原慎太郎原作だと思い、挙句の果てに、若尾文子がレイプした川口浩にベタ惚れし川口浩を追いかけるのを観て、呆れるを通り越して石原慎太郎が何十年と首尾一貫してマッチョ主義を貫き通していることに感心さえいたしました。
と言ってもこの作品の原作を読んでおりませんので、石原慎太郎の原作についてあれこれ言う権利はないのですが。
劇場の作品解説には「原作には無い主人公の家庭のやりきれなさが秀逸」と書いてあります。
同じレイプ→女が強姦魔の惚れる、というストーリーでも『ポルノの女王 にっぽんSEX旅行』は愛らしい作品で、主人公に母性本能すら感じてしまうのに対し、『処刑の部屋』だと嫌悪感しか感じないのは(川口浩はルックスがいいにもかかわらず)、石原慎太郎的尊大さがにじみ出ているからでしょうか。
いくらルックスが良くても(石原慎太郎のルックスがよくても)、ああいう精神的マッチョ男は女にモテないですよ。女は優しさとか弱さを垣間見せる男に弱いものです。わかってないなぁ。
あ、話がズレました。
『処刑の部屋』、映画的にも特にどうこう云うべきところはなかったなぁ。
女学生役の若尾文子、化粧が薄くて(ノー・メイク風)、ポッチャリしていて、可愛かったですけれど。

学生主催のダンス・パーティやナンパしてレイプまがいで女性をモノにしようとするエピソードがあるストーリーだと映画『処刑の部屋』を観るより荒木一郎の小説「ありんこアフター・ダーク」を読んだ方がずーっと面白いです。時代的には『処刑の部屋』の方が10年ぐらい前なのですが。

調べてみると石原慎太郎原作の映画って、多いですね。
勿論、石原慎太郎が原作だから全部嫌いということはなくて、『接吻泥棒』は好きですね。これも慎太郎的なところもあるっちゃあるんだけど、全然イヤな感じはしないです。
そうそう、石原慎太郎原作・主演、鈴木英夫監督作品『危険な英雄』の上映を昨年見逃したのが心残り。脚本が須川栄三。どこかの劇場で鈴木英夫特集、またやってくれないかしら。

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『結婚しようよ』@東劇

知人の方にチケットを頂戴したので、会社帰りに東劇にて『結婚しようよ』を鑑賞。
東劇に行ったのは初めてです。
名前からてっきり東映の劇場だと思い込んでました。松竹の劇場なんですね。
ロビーにマッサージ機みたいな椅子が置いてあってビックリ。
トイレに入ると、和式トイレの割合が多くてまたビックリ。
最近、和式トイレってあんまり無いですよ。
来ているお客さんも作品がらか年齢層が高くて、上映中ドッカンドッカン笑いが起きておりました。作品は中高年の笑いのツボをつかんでいた模様。
松方弘樹が老け役(好々爺)で出演していて驚きました。

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『黒い十人の女』

市川崑監督の訃報を知り、急遽予定を変更し、会社帰りに神保町シアターにて『黒い十人の女』を鑑賞。
訃報が報じられた直後の上映で場内ほぼ満員。
大画面で、凝りに凝った照明やアングルを満喫。
途中、ちょっとだけクレイジーキャッツが出演しておりました。

実はこの作品にも出ている岸恵子、苦手な女優でして、彼女の声の周波数やしゃべり方が自分にはまったくダメで(あのヒステリックな高い声に拒否反応。『雪国』や『早春』なんて拷問そのものでした)、『黒い十人の女』だとたくさん出てくる女優の中の一人なので、この作品は楽しく観ることができました。
傑作といわれている『おとうと』(未見)は、岸恵子主演なので、この前もパスしちゃったんですけれども。

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ベルギー・ワッフルに挑戦

超久々のお料理ネタです。

愛読しているQ太郎ママさんのブログに、Q太郎ママさんのダンナさま(Q太郎パパさん)がベルギー・ワッフルを焼いている動画がありまして、それを拝見したら自分でもベルギー・ワッフルをつくってみたくなり、AMAZONにVitantonioのワッフル・メーカーを注文いたしました。
ワタシが買ったのはピンクの2008年モデル。タルトレットプレート付であります。
【2008年限定モデル】 Vitantonio ワッフル&ホットサンドベーカー プレミアムセット 「タルトレットプレート付」 ピンク VSW-430-P【2008年限定モデル】 Vitantonio ワッフル&ホットサンドベーカー プレミアムセット 「タルトレットプレート付」 ピンク VSW-430-P
(2007/11/20)
不明

商品詳細を見る


で、実際届いた商品はこんな感じ。
ベルギー・ワッフル

ベルギー・ワッフル


で、今朝ワッフルづくりに初挑戦いたしました。
粉は怠けてクオカのベルギーワッフルミックスを使用。ミックスの袋のレシピどおりに8枚のワッフル(粉200g)に対し、ドライイースト4gをいれたのですが、発酵させた段階だと結構ドライイーストのにおいが気になります。ま、焼くと気にならないのですけど。
今度はドライイーストの量を減らして、ゆっくり時間をかけて発酵されて、バターなどの風味を活かすようにつくってみたいです。
初めてつくったとしては、まぁまぁの出来かな。
長めにしっかりパリっと焼いた方が美味しいワッフルができるみたいです。
H.T.EMICOTTのメープルシロップをかけていただきました。
ベルギー・ワッフル


次回は、Q太郎パパさんが混ぜ込んだのと同じようなワッフル用パールシュガー(クオカで売ってました)を混ぜ込んで焼く予定。

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『台風クラブ』『女番長 タイマン勝負』

シネマヴェーラの特殊学園Q特集で2本鑑賞。今回の特集で観に行ったのは今日が初めて。

相米慎二監督の『台風クラブ』。
ニュープリント上映。
5年ぐらい前に行った青山ブックセンターの「蓮實重彦とことん日本映画を語る」でこの作品を取り上げていたのですが、蓮實先生がどういうコメントをされていたのかが全然思い出せない…。主人公の男の子とが窓から○○するところと工藤夕貴が台風の中泣きながら歩いている場面を流していたのは覚えているのですけれども。
で、『台風クラブ』、長廻し、ロングショットとか思春期の子たちの動きを捕えた素晴しさ等々、傑作だなぁと感じるのと同じぐらい、キモチワルイなぁという感覚もわき起こってきました。正直なところ。
『ションベン・ライダー』を観たときに感じたキモチワルさと同じ感覚でして、「いや、『台風クラブ』は素晴しいんだ、傑作なんだ、こういうところ凄いじゃない」と理性で処理しようとしても、終始キモチワルいという感情が頭にまとわりついて離れませんでした。困ったものです。

次に『女番長 タイマン勝負』。
関本郁夫監督の監督第1作目作品なんだそうです。
グっとくる構図が多し。
何より池玲子ら女優たちのタイマン勝負の素晴しさ!
火の付いた角材を振り回す女優たちのダイナミックな動きにただただ感動。
ストーリーは、渡瀬恒彦と生き別れた妹のエピソードやら、成瀬正孝がカーレーサーだった話やら、その成瀬正孝夫婦の話やら、どうでもよさそうな話をギュウギュウに詰め込んでいて、そんなにエピソードを詰め込んじゃあ破綻するだろうにと思いつつ観ていたら、最後それらのエピソードがちゃんと絡み合ってまとまってクライマックスとなっておりました。
キャロルの「「ファンキー・モンキー・ベイビー」が流れるシーン、素晴しかったなぁ。
池玲子ら女優たちがママチャリに乗って、草原を走るシーン、犬を狩るシーン、輝いていて美しかったです。
あと、池玲子を少年院で散々いたぶったスペードの美和のあまりの変わりように笑っちゃった。この激変わり、どこかで見たなと思ったら、『ずべ公番長 ざんげの値打ちもない』の片山由美子でした。キャラ完全に変わっちゃってるんですよ。

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『あなたと私の合言葉 さようなら、今日は』『現金に体を張れ』

まず神保町シアターの市川崑特集、『あなたと私の合言葉 さようなら、今日は』を鑑賞。
この作品のDVD は持っているのですが未見で、今回初めて観ました。
冒頭、柴田吾郎当時の田宮二郎が会社の廊下で同僚とおしゃべりする場面、スピーディな台詞の棒読みの連続で、次の若尾文子が京マチ子からの電話を受けるところも、また台詞棒読みで、このまま棒読みで続くのかと思いきや、普通の口調に変わります。
小津安二郎っぽいところもあって(佐分利信が父親役)、そういう意味でも面白いのですが、この作品を観ていて思いついたイメージが、前川國男とか丹下健三などのモダニズム建築。
特に映画の中に有名なモダニズム建築が出てくるわけではないのですが、映画に映るオフィスや街の風景や映画が持つモダンな雰囲気が、この時代のモダニズム建築を感じさせるんです。
この作品と同時代の小津安二郎の作品を観ていても、モダニズムな匂いはまったくしないのだけれど。
そうそう、1959年当時の不二家で佐分利信が買い物するシーンがありました。頑張れ、不二家!

映画を観た後、エチオピアに行きチキンカレーを食べる。カレーが出てくるまでえーらく待たされるし、カレー、美味しくない。昔はもっと美味しかったような気がするのですが。
で、気分を直そうと、すずらん通りにあるTea House TAKANOへ。
ここも昔よく通ったお店。店内が明るいので、神保町で買った本を読むのにちょうどいいのです。
ナッツミルクティーの甘さと温かさに昇天。癒されたわぁ。
ナッツ ミルク ティー


JR御茶ノ水駅に行くと、紀元節復活運動をされている活動家の方々がいらっしゃいました。
雪が降っていれば『日本春歌考』だったのに、あいにく今日は雪じゃなかったのでした。
紀元節

紀元節


新宿武蔵野館のレイトショーで『現金に体を張れ』を鑑賞。
日本最終上映です。
去年のシネマヴェーラでの上映を逃したので、この作品を観るのは初めてなのですが、空港でオバサンに抱かれた犬が映ったとき、どういう結末になるのか予想がついた、というか過去に別の映画で同じ展開を見たような気がするのですが、はて、どの作品だったのだろう…。
最後、○○が滑走路で○○○○となっているを見て、映画的エクタシーを感じました。

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『ハーフェズ ペルシャの詩』

東京都写真美術館にて『ハーフェズ ペルシャの詩』を観ました。
イランの映画とのことで、なんとなく芸術映画かと思い込んで観たところ、トンデモ映画でありました。
イスラム教のお偉さんらしき人たち何名か出てきて、話す場面を一人一人インタビュー映像のようにバストショットで真正面から撮っているので、ドキュメンタリー・タッチの映画かと思いきや、観客の理解無視のあまりに強引なカットつなぎで、映画がどんどん進んでいくので、頭の中の想像力を総動員させて、必死に映画についていかなければならなくなります。
主人公の青年の母親が死ぬところなんて、主人公の家に向かって村の人たちが来てワァーと石を投げるカット→母親が倒れるカット→主人公の青年が土を掘ろうしているカットと、以上の短いカットつなぎで母の死を強引に説明していて、思わず笑っちゃいました。
で、主人公青年に理不尽な不幸が次々と降りかかって、ムチ打たれちゃったりして、ああ、この映画観た人はイランを嫌いになっちゃうだろうなぁなどと考えつつ観てたら、オハナシは突然ファンタジー調に。
主人公青年は鏡を手に贖罪の旅へ出ます。7つの村をたずね、村の処女に鏡を拭いてもらい、お礼に処女の願いを叶える行為で主人公は恋を忘れようといたします。
ある村にいくと、その村の処女は老婆しかいなく、主人公はその老婆に鏡を拭いてもらいます。で、老婆の願いは夫がほしいということで、次のカットで若い主人公が老婆と結婚式をあげている場面になり、あまりにトンデモな光景に観ていて大笑いしちゃいましたよ。
まぁ、よくわからない光景の連続の映画なのですが、最後はそんなのあり?という展開で、そりゃないだろということで、ズルっと言いそうになりました。

で、麻生久美子ですが、すごく色白いです。イラン人の人たちの中で見ると特に白く見えて、最初に登場したとき、はかなげでキレイだなと思いました。この映画の中での彼女は、どう見ても一人日本人がいるようにしか見えなかったのですけれども。

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『集金旅行』

就業後、中村登監督の『集金旅行』を観に神保町シアターへ。
場内9割のお客さんの入りにびっくり。
『集金旅行』、最高に面白くて、ずーっと笑いっぱなしでした。
脚本良し、カットつなぎ良し、岡田茉莉子良し(『ローマの休日』のヘップバーン風のショート・ヘアで色々な衣装を着て魅力炸裂)、各地で登場する脇役良し(伊藤雄之助、大泉滉、沢村貞子、トニー谷、西村晃等々の個性的な面々。彼らが出てくる度に噴出しちゃった。特に沢村貞子が不気味に怪演)、観光映画としても良し。
意外な結末もまた良し。
傑作。観ていて幸せな気持ちになりました。

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『暗黒街の顔役』『呪いの館 血を吸う眼』

本日はラピュタにて2本鑑賞。

岡本喜八監督の『暗黒街の顔役』。
あーあ、つまならない…。
テンポが悪く、とにかく長く感じました(上映時間101分)。
まだ続くのかよー、と途中何度思ったことか。
脚本もつまらないし、鶴田浩二の演技は古臭いし、右隣の客は臭くてうるさいし、最悪。
劇中、石川力夫の辞世の句がパクられていているのには笑ってしまいました。
「大笑い三十年のバカ騒ぎ」だって(最後「か」が入るのがこの作品オリジナル)。
三船敏郎がショボい役なのにはちょっと驚き。
ラピュタの解説に「キレ味のいい演出を存分に披露した監督第三作」とあるけど、キレ味悪すぎ。

続いてレイトの岸田森特集、山本迪夫監督の『呪いの館 血を吸う眼』。
血を吸うシリーズ第2作目。
とても丁寧なつくりに感心。すっかり機嫌が直りましたよ。
舞台設定を富士見湖にしたのが見事。山荘と湖と林が日本離れしていて幻想的で、吸血鬼のお話にピッタリでした。
岸田森、やっぱり凄いなぁ。エレガントなんですよ。

ラピュタの岸田森特集、本作がラスト。
岸田森のフィルモグラフィーをチェックしてみましたが、『続人間革命』(監督・舛田利雄)、観て見たいっす。

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23 : 30 : 47 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(2) pagetop

『ラスト、コーション』『独立愚連隊』『独立愚連隊西へ』『月給泥棒』

本日、アン・リー監督の『ラスト、コーション(色・戒)』の初日。
ワタクシ、トニー・レオンが大大大好きでして、彼の顔も演技もとにかく好きで、あの濡れた子犬の目で見つめられたら、お金もあげたくなるし、ト○○に行って働いてくれと言われれば行ってしまうな(もっとも店が雇ってくれんでしょうが)などと妄想するぐらい好きなわけで、『ラスト、コーション』の上映を首を長ーくして待っておりました。
何しろ既に香港や台湾で観た方々から、エロいとか、トニー・レオンの大切なものが見えるとか色々聞いていたものですから。

気合を入れて、バルト9の10時からの初回で観てきました。
うーむ…。
可もなく不可もなく、といった感じでしょうか(と思ってしまったということは不可か)。
決してどこが悪いというわけではないのですが、面白くないというか、魅力的でないというか、見終わった後何も残らないというか、説得力がないというか。
まず、トニー・レオンがオッサンなのにビックリ(見終わった後、『ラスト、コーション』特集の「キネマ旬報」を読んで、中年に見えるよう老けメイクをして撮影したと判明)。
いや、人間誰しもオッサン、オバサンになるわけでオッサンなのが悪いと言っているのではありません。色気があればいいのです。
が、話題になっているセックスシーンですが、ちっともエロくありません。色々映っていたはずの大事な部分はボカシが入っているのですが、ボカシの有無とは別問題で全然色っぽくもやらしくもない。ボカシもなくても同じ印象でしょう。
ロマンポルノなど局部を映さずともいやらしく色っぽく撮ったセックス・シーンを見てきた我々日本人にとっては、『ラスト、コーション』のセックス・シーンは味気なさ過ぎる。もっと湿っぽく撮った方が好みなんですけど。機械体操じゃないんだから。
まぁこのカラっとした感じは大陸的なのかも知れません。
セックスシーンが魅力的じゃないので、湯唯演じる女スパイが暗殺の標的のトニー・レオンに惚れてしまうことにいまひとつ説得力がありません。
もしかしたら、今のトニー・レオンではなく『花様年華』の頃のトニー・レオンのルックスなら説得力があったのかも…。
とにかく、まったくベッドシーンがなかった『花様年華』の方がよっぽどセクシーで情念に満ちておりました。
湯唯は目がとても良かった。切れ長で力強く鋭くて。身体は肉付きがなく好みじゃないけれど。
『ラストコーション』、情念不足で物足りない印象を受けたのは、ワタシが若尾文子の大映映画やロマンポルノをいっぱい観たためでしょうか。
何というか、あの上海の街ごと巨大セットでみんな撮影してるなー、という感じの映画でありました。

ラピュタに移動し、岡本喜八特集で3本鑑賞。
『独立愚連隊』、不覚にも途中かなりの部分寝てしまい、三船敏郎が出ていたのに気付きませんでした。
ワタシ、劇場で映画を観ながら寝ることは滅多にないのですが。あんまり面白く感じてなかったのでしょう。

続いて『独立愚連隊西へ』。
これは『独立愚連隊』よりは面白く感じました。無事寝ずに鑑賞。
どちらも長いよ。

と、『ラスト、コーション』からここまでの3本は日中戦争に絡むお話の映画でした。

次に『月給泥棒』。
宝田明と司葉子の組み合わせが好きなので観ました。
いかにも東宝的なサラリーマンもののコメディ。

4本連続で観て(しかも『ラスト、コーション』は2時間半あり、『独立愚連隊』『独立愚連隊西へ』も長い)、すごく疲れた。
頑張って観たわりに、その甲斐がなくさらに疲労感を感じてしまいました。

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『ハナコサン』

フィルムセンターのマキノ雅広特集へ。
今日は『ハナコサン(ハナ子さん) 』を観るために有給休暇を取りました。
1943年の作品。
「昭和12年から16年のハナコさん」という説明のあとミュージカルや俳優たちの動きにゴキゲン。
戦時下の映画でありながら、中産階級的幸福感に満ちていて、特に婚約中のハナコさんが歌にあわせて自転車を延々漕いでいるのを映したトラベリング・ショットの素晴しさに大満足。
相思相愛の二人をわざわざ吊り輪にぶら下がらせ、交互に身体を動かせながら台詞を喋らせたり、俳優たちの身体の大きな動きをつかって幸福感を表しているのが見事。

オバサン女優のイメージの轟夕起子が若くて可愛らしいのに驚き。いや、彼女の若いときの作品なのはわかっていたけど、想像していたのよりずっと初々しくて娘っぽかったです。

劇場を出て帰りに同じ回に観にきていたSさんとドトールでお茶。
Sさんが数日前に西新宿でジミー・ペイジに遭遇して握手してもらったときの感激秘話を伺う。その時撮った写真も見せていただく。
いやぁ、ホントにジミー・ペイジって、本当に来日時はブートレグ店に通ってるんですねぇ。ウィキペディアに書いてることは都市伝説だと思ってましたよ。
ジミー・ペイジのほか、Sさんが過去に芸能人と遭遇したときの話や写真を披露してもらいました。

銀座松屋で諸々買い物。
中野のレコミンツでDVD狩り。目当てのDVD2点購入。
レコミンツのホームページを見ていたら、去年気の迷いで買ったくだらないこと極まりないヒット映画KのDVDが高額買取リストにあったので、売り払う。ホームページにあった金額より高く売れてラッキー。部屋の邪魔なものが減ってよかったわん。

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 リネン

Author: リネン
♀。会社員。独身。
東京23区在住。
深煎りコーヒーが好き。
成瀬巳喜男監督作品56本を
劇場で観たのが自慢。

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