本日初日の『マリー・アントワネット』を立川シネマシティで観てまいりました。
何故にはるばる立川にまで行ったかというと、
国分寺の喫茶店「どりっぷ」に行くという目的があったので。
『マリー・アントワネット』さすが初日。満席でした。
おお、何てラブリーな映画なのでしょう

ワタクシ、とっても気に入りました。
砂糖菓子みたいな世界。
イメージとしては、ラデュレのマカロンを入れるボックスのデザインみたい。(わかりますか?)
主演のキルスティン・ダンスト。オーストリア人ぽくて、かつ、はかなげで美しい。
キャストにマリアンヌ・フェイスフルの名を発見。
が、どの人が『あの胸にもういちど』の美少女のマリアンヌでしょう?とわからずじまい。
パンフレットを見て、なんとマリア・テレジア役だという事が判明。
月日の流れは残酷です。
この作品、マリー・アントワネットを愛すべき人物として描いております。
鹿島茂氏の本に書いてあった、身分の順に下着をどんどん渡して一番身分の高い者がマリー・アントワネットに渡す、というシーンがありました。
とにかくポップでカワイイ作品なのですが(そこが評価の分かれるところだと思いますが)、
描かれてないなーと思ったのが、
実際の当時のヴェルサイユ宮殿が臭くて不潔なところだった、ということについて。
トイレもなく、風呂に入る習慣がなかったので、
清潔なオーストリア王室から嫁いだアントワネットは辛かったらしい
(そんなものを描くはずもないけど)。
ポップポップで続きますが、途中、ルソーの「自然に帰れ」をアントワネットが(都合よく)実践するあたりから暗雲がたちこめてきます。
最後ギロチンのところまでやるのか?どうなるのか?と思って観てましたが、
王と王妃がヴェルサイユから連行されるところで、映画は終わります。
やっぱり。
この作品への厳しい批評も見聞きしてましたが、ワタシは大好きです

DVD出たら買います。
帰りにパンフレット(600円)買って帰りました。

追記:この映画、ラデュレの世界だ!(特にシャンゼリゼ店)、と思って観ましたが、
パンフレットを見たところ、作品中のケーキはラデュレが全面協力したのだそう。やはり。
同じく目を惹いた数々の靴はマノロ・ブラニクによるものだとのこと。
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