昨晩は8時半からユーロスペースで『ローラ』を観た後、帰宅し、
豚バラ肉の煮込みと、ポタージュと(粉にお湯をかけるだけでなく、ちゃんとネギを炒めてじゃが芋を茹でてつくったやつ)、筑前煮をつくり、
ブログを更新し就寝。
今朝は6時に起き、豚バラ肉を再び煮込み、身支度をし9時5分に自宅を出て10分発の電車に乗る。
9時半頃渋谷駅に到着し、ユーロスペースに行き、今日の上映の整理番号を受け取る。
VIRONに行き、リエットを挟んだバゲットのサンドを頼み、上のブラッスリーに上がると、朝の9時台だというのに、ここのえらく高い朝食を食べる人で満席。皆ペチャクチャ話しながらパンを食べてる。
カウンターでエスプレッソ(よろしくない味)を飲みながら、
サンドイッチを食べる。
ユーロスペースに戻り、座って雑誌を読みながら上映を待つ。
ワタシの疲れは、すでに臨界点。
昨日買った『クウネル』最新号は、台所特集。
人様の台所の写真を見るのは大好きなのだが、
この雑誌、ほめ殺しみたいな文体がとにかくキモチワルイ。
今日もジャック・ドゥミ特集。
まず1988年のイブ・モンタン主演『想い出のマルセイユ』。
80年代の安っぽいサウンドとファッションが満載なのには嫌悪感を感じる。
オエーッ。
今となっては、80年代のピコパコ・サウンドは無残としか言いようがないね。
主演女優のマチルダ・メイはワンピースに丈の短いジージャン着ていてさ。
冒頭のマルセイユ駅近くでの群舞などは竹の子族みたい(竹の子族は正確には1980年の現象だけど)。
一方往年のスタンダード・ナンバーやジャズを唄うところは、対照的に素晴しい。
まぁ、80年代というのはルグランもピコパコ・サウンドをやらざるを得なかった軽薄な時代だったんだねと再認識。
『ロパと王女』と同じ近親相姦がテーマの映画でした。
今回の上映に利用したフィルムはフィルムセンター所蔵のものだったのに、映画中盤に映写事故発生。
ミュージカル・シーンで突然途切れ、5分以上(10分ぐらいだったかも)待ちの状態に。
上映後、DEAN&DELUCAで食パンを買い、いったん帰宅。
19時半からの『パーキング』を観にいくためにまた渋谷のユーロスペースへ向かう。
『パーキング』は、1985年の作品。もちろんこれもジャック・ドゥミ&ミシェル・ルグラン作品。
ジャン・コクトーの『オルフェ』の大胆なリメイク。
古城に住む、日本人の愛妻を持つロック・スター「オルフェ」が、あの世とこの世を行ったり来たりするお話。
ジャン・マレーも顔を真っ白く塗った姿で出演。
これも80年代の作品なので、あの恐ろしいピコポコ・サウンドが流れるのかと恐れていたが、この作品はほぼ無傷だった。
オルフェがコンサートの時にしているヘアバンドに動く電飾が付いているのには笑ったけど。
主人公オルフェの妻役という重要な役を演じたケイコ・イトウという女優さん、目のクマの感じなどちょっと寺島しのぶ似。
とてもフランス語が流暢(にワタシには聞こえる)。
検索しても情報が出てこないのだが、どういうプロフィールの方なのだろうか?
題名がなぜ『パーキング』なのかは、冒頭すぐ判明。
こういうおとぎ話があってもいいのでは。
ジャック・ドゥミ&ミシェル・ルグランの最後の2本を鑑賞した一日。
疲れた。
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素晴らしいブログを読ませていただきありがとうございます (๑→‿ฺ←๑) 思い出のマルセイユのピコパコサウンド…やらざるを得なかったんでしょうね。あの時代にミュージカルを撮るとしたら、そこを時代に合わせるしかなかったんだろうな…とドゥミのがんばりを感じました!パーキング、素晴らしかったですよね(。>艸<)ユリディ~スのあのしびれる歌、何度も流れるから大好きになりました!ケイコイトウさん、謎ですよね。私も調べたんですけど何も分からなくて気になってます。ジャン・マレー白塗りで出ていたんだ!!知らなかったです。25年目のロシュでジャンマレーがたとえ自分が仕事をしなくて済むくらい豊かになっても、ドゥミの作品、ロバと王女には必ず出たであろうってコメントに感動しました(。>艸<)パーキング、DVDになってほしいです(>Д<)なんだか言葉でうまく言えないけど、あのメロディが頭に残って心を揺さぶられた映画でした(>Д<)あと思い出のマルセイユ、近親相姦をサラッと描いていましたね。ドゥミってなんでこのテーマに力を入れたのでしょう。すごく気になります。なにかご存知でしたら教えてください(。>艸<)
突然お邪魔して語りまくってしまい失礼しましたぁ(>Д<)そんなそんなめっそうもないですけど、ドゥミへの気持ちは熱狂的です(*ノω`*) 授業でシェルブールを習ったのが2年なんで、ファン暦はまだまだ浅くて、ヒートアップしたのはロバのときです。ギンレイホールの会員になって5回観に行っていろんな友達連れて行ったりしました(。>艸<)残念なことに、可愛かったね、とか可笑しかったとか、薄っぺら~な感想しか聞けず悲しんでました|(゚Д゚〓゚Д゚)キョロキョロ私はもう何度観ても、なんて可愛いんだろうとトキメいてしまったんで。ってまた長くなってしまったんですが、お返事ありがとうございます(。>艸<)嬉しいです☆なんかパーキングやマルセイユを見て、80年代って世界中があんな時代だったんですね!そこが学べました!光ゲンジとかは日本だけだと思ってたんです。そしたらフランスにもいたなんて!言葉は違うけど、かぶりまくりですよね。ステージやファンのノリも全て!今見るとあきらかにファッションは痛々しくて、ダサイと言っちゃいそうです。以前の方が洗練されていて素敵だったのに…どうしちゃったんだろうと思いますよね。配色や服の形。モンパリのドヌーブのカッコは最高に可愛くてイケてます!マルセイユのマチルダのカッコ観てたら、雨に歌えばの女の子の真緑の服とか思い出しました。友達のワンピもみんな原色で。ハリウッドのミュージカルをかなり意識してますよね。なんかシェルブールとかロシュフォールってホントにハリウッドと重ならないんですけど、ドゥミがミュージカルに影響を受けたのは踊る大ニューヨークの水平さんっぽい?し、時代的にはドゥミのが後なんですよね。オリジナルすぎてそう感じさせません。
デイヴィッドボウイ、ジョンレノンとかでやってほしかったんですもんね~。こんな偉大な巨匠の作品を断らないでほしかったです(>Д<)私ボウイの歌う姿、歌など知らないのですが、さぞかしハマり役で素敵なんでしょうね。もし実現していたら結局ダサいなんてことはなくて、ドゥミの計算は狂いがなかったってことですよね☆あぁ~もう監督としてもっといい環境があったら…今も生きていたら…と悔やむばかりです。ドゥミの近親相姦とかすれ違いのテーマ…分析してもらって読みたいです(>Д<)トリュフォーはあんなに本が出ているのに…ドゥミだって取り上げてほしいですよね!(*ノω`*)
お返事ありがとうございます(*ノω`*) マストロヤンニ、文化村でやってますね☆ドヌーヴの娘のキアラってどれだけ美しいんでしょう (๑→‿ฺ←๑) あとあと!最近ドゥミの85年作の都会のひと部屋を観たんです・・・もう最高でした、まさに甘い甘いシェルブール!それから娼婦も出てきて!母と娘のやりとりがシェルブールと重なります!ドゥミの大好きな甘いメロディー☆ミュージカル☆思い出のマルセイユより後ですよね☆晩年にあれを撮れたってのは幸せだったと思います (๑→‿ฺ←๑) 服もすっかりダサダサから戻って、ピンクのカーデに紫のワンピ☆原色のポロシャツ、真っ赤なドレス・・・85年だったけど、やっぱりあのファッションに戻ったんですね。素敵でした。設定は50年でした。音楽はルグランではなかったのですが、ミシェルってついてたんです。誰でしょう。だいぶ昔にNHKのBSでやってたみたいで、学校の図書館に秘蔵されてました。感激でした (๑→‿ฺ←๑) あのフィルムはないのかなぁ。。。ドゥミファンには絶対観てほしいです!思い出のマルセイユでがんばったドゥミ・・・からあ!やっぱりここに戻ってきたんだ!って嬉しくて嬉しくて。どう観てもシェルブールなんですもん☆全く取り上げられなかったのが悲しいです。シェルブールのあの監督が再び!!ってもっと騒いでほしかったです (๑→‿ฺ←๑)
1945年 凡人社創立、11月に雑誌「平凡」を創刊1954年 平凡出版株式会社に組織変更1955年「平凡」発行部数140万部を突破1959年「週刊平凡」創刊。1960年 「週刊平凡」100万部突破1964年「平凡パンチ」創刊。若者向けの雑誌として一世を風靡する。1965年「平凡パンチデラック ファッションについて【2007/04/08 12:48】