スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-- : -- : -- | スポンサー広告 pagetop

鹿沼えり氏来場『天使のはらわた 名美』

本日もラピュタの田中登特集へ。

『江戸川乱歩猟奇館 屋根裏の散歩者』。
最後に劇場で観てから何年も経ち、細部を忘れてしまったので、今回再見。
闇と光の映画だな、と。

『天使のはらわた 名美 』。
あまりにハードすぎる内容・・・。
98分の作品ですが、120分ぐらいに感じました。
主人公・名美が勤務する出版社として神田駿河台のヴォーリズ設計の主婦の友社ビルが写しだされ、おおっと身を乗り出してしまいました。
ワタシは、その後磯崎新が建て直したお茶の水スクエアしか知りません。
昔のヴォーリズの頃の建物は映像で初めて見ました。
(トークショーで中央公論社と言われていましたが、正しくは主婦の友社旧社屋)
ラピュタの作品解説にあるように八神純子の「みずいろの雨」がとても効果的でした。
曲の空気と作品の雰囲気がぴったり。
それからゴミ処分場での古尾谷雅人が水島美奈子を車の上で強姦するシーン、笑ってしまった(強姦シーンでのこういう展開、はじめて観た)。

そして主演の鹿沼えり(現・鹿沼絵里)さん登場。
(トークショーの聞き手は高崎俊夫氏)
歳月が経っても美しい顔立ちの方でした。
30年ぶりぐらいにこの作品を観て、疲れたーと思われたとのこと。
ご自身では、当時は演技がよくわかっていなかったので、ハイテンションで演じ続けてしまったと言っておられた。
以下お話の内容を思い出して羅列。
日活では『時には娼婦のように』1本だけ撮るつもりだったが、『天使のはらわた 名美』の台本を読み、石井隆の名美の絵が自分に似ていると言って、名美を演りたいと田中登に立候補した。
そして長い髪を名美のイラストに似せるよう切った。
出版社のシーンは外観はロケで、中のシーンはセットだった。
目のアップのシーンが多く、最後の眼球の毛細血管は鹿沼さんご本人のものだと。
雨のシーンも多く、ロケでは実際には映画で見える3倍ぐらいの量を降らしていて、最後の屋上での金網のシーンでは、鹿沼さんが38度の熱があり大変だった。
セリフはアフレコなので、田中登は雨の中、目を開けろ!とを声を出していたが、雨がすごくて目を開けてられなかった。
オフィスで皆の前で裸になるシーンは一日がかりで撮影していて、長い時間無理な姿勢をしていたので次の日トイレに行くのも大変だった。
病院のシーンは本物の病院で撮影した。
実際にはもっと色々なシーンを撮っていて、上映作品は随分編集したもので、鹿沼さんは、あのシーンもない、このシーンもない、と当時思ったと。
この『天使のはらわた 名美』は夫・古尾谷雅人との出会いの作品で、劇中共演しているシーンはなかったが、ゴミ処分場での撮影は鹿沼さんも観ていた。そして、次回作で古尾谷雅人との共演を熱望したのだと。
そして古尾谷雅人のお話。
古尾谷雅人はエキストラとしてトラック野郎に出ており、それを見た田中登が『女教師』に抜擢した。
『丑三つの村』の撮影の時、古尾谷は今日は一人殺してきた、今日は二人殺してきたと、長男を妊娠していた鹿沼さんに言ったのだとか。
田中登はテレビ転向後、77本作品があるが、古尾谷雅人のことは映画でつかいたいと、テレビドラマでは起用しなかった。
ただ、最近テレビ東京放映された『復讐するは我にあり』はもともと田中登が撮る予定で、脚本も西岡琢也で(『丑三つの村』の脚本を担当)、鹿沼さんは田中登が存命だったら古尾谷雅人が演じたのでは、とおっしゃられてた。
質疑応答で、1本だけのつもりだった日活で十数本撮った理由をきかれ、
日程がハードで厳しかったが、撮影所の雰囲気が良かったからとおしゃってた。
古尾谷雅人との出会いについて質問には、「私が釣ったんです」と即答。
撮影の後、飲みに誘い、当時鹿沼さんはスバルビル(ロケの集合はスバルビル前が多い)から徒歩5分の所に住んでいて、飲んだ後鹿沼さんの自宅で仮眠をとり、毎日くるようになり、そのうち同棲するようになった。
息子が生まれ、鹿沼さんは当時俳優として出世する途中だった古尾谷のことを考え、シングルマザーになることを覚悟していたが、古尾谷が結婚するといい、結婚式をあげることになった。
鹿沼さんをかわいがっていた大原麗子と森進一が仲人をしたので、大きな式になってしまったと。
ところが仲人の大原麗子・森進一はすぐに離婚してしまったと(ここで場内笑い)。

そして講談社から出された本「最期のキス」を紹介されていました。
そばで鹿沼さんを拝見しましたが、結構長身な方でした。
鹿沼さんがトークショーでされていたお話、また思い出したら付け加えます。
スポンサーサイト

テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

23 : 28 : 57 | 映画 | トラックバック(1) | コメント(2) pagetop
<<中川梨絵氏来場『(秘)女郎責め地獄』 | ホーム | ワタシにとっての都知事選>>
コメント
楽しいー♪
トークショー行けなかったのですが、こちらで読ませてもらい大満足です!楽しいお話ばかりですねー。興味深いですねー。特に最近放映された「復讐するは~」を田中登監督がとるはずだったというのは、驚きです。そして、残念でなりません。もしそうなったら、初リアルタイム田中ドラマだったのに…。やっぱりトークショーって良いですね。私もどれかに行きたいな。
by: kobutatoahiru * 2007/04/09 09:58 * URL [ 編集] pagetop
kobutatoahiruさん
トークショーは貴重なエピソード多数でしたよ。
お話をきいていると、鹿沼えりさんも中川梨絵さんも、自分こそ田中監督にとって特別な女優なんだと自負されているような感じがしたのですが、このことは田中監督にとって、監督冥利につきるだろうな、と思いました。

田中登監督にはもっと長生きしていくつも映画を撮ってもらいたかったです。
せめてドラマでも・・・。
今回の特別上映で、強く思いました。
by: リネン * 2007/04/09 19:43 * URL [ 編集] pagetop

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://ssbs.blog36.fc2.com/tb.php/220-0689259b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
生活習慣の改善や健康維持と美容に、あなたの目的にあわせた健康食品・サプリメントを賢く選びましょう。 サプリメント比較ランキング【2007/04/11 20:38】
| ホーム |

プロフィール

 リネン

Author: リネン
♀。会社員。独身。
東京23区在住。
深煎りコーヒーが好き。
成瀬巳喜男監督作品56本を
劇場で観たのが自慢。

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

最近の記事

ブログ内検索

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

最近のトラックバック

リンク

このブログをリンクに追加する

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

RSSフィード

Blogリンクリスト

BlogPeople

ブログペット

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。