本日の喫茶店めぐりを始める前、
地下鉄東西線西11丁目駅近くに萌黄書店という古書店を見つけたので、
中に入り、古本を散策。
「ちくま日本文学全集26 岡本かの子」を500円で購入。

地下鉄西11丁目駅に直結したビルにあるBasicに行く。
店名の前に「深煎りの珈琲」というキャッチフレーズがついております。
メニューを開くとまず「当店の珈琲はすべて深煎りとなっておりますので、酸味を主体とした珈琲は一切ございません」という文言が飛びこんできます。
この店に限らずこの街ではコーヒーの酸味=悪という感じがしてくるのですが、このお店ではことさらそんな雰囲気。
もちろん酸味を否定しているのはないのでしょうが、札幌の喫茶店はだいたいどのお店も苦味自慢をしているような気がします。
で、珈琲A(10g),B(15g),C(30g)とある中でCをオーダー。
ネルドリップで、Cが出てきました。容量は100ccぐらい。
ものすごく濃厚で美味。
かつその濃さが絶妙な濃さであり、苦味、甘み、コーヒーのオイルやその他コーヒーから出ているエキスが口に広がり素晴らしい。
コーヒーの温度も高すぎずぬる過ぎず、すべてのバランスがとれたコーヒーであると確信。
帰りに豆を購入。マンデリンを100g。

次はBasicからほど近い、ATELIER MORIHIKO(アトリエ・モリヒコ)へ。
円山にある有名店「森彦」の2号店です。
南向きの窓に面したとても明るいお店。
雑貨のお店cho lonとつながっております。

カウンターに座り、深モカとチーズポテトがのったトーストを注文。
ここのフレンチは本当に濃いのですが、深モカを頼むのは初めて。
ATELIER MORIHIKOではコーヒーはポットかカップ、どちらかを選べることができて、
濃いコーヒーが飲みたいワタシは当然カップで注文。
ネルドリップです。
やってきた深モカは、当然のごとくとても濃かった。
直前にBasicで飲んだC(30gで100ccほどの抽出)に負けず劣らず濃い。
加えてフレンチに比べて個性的な味と香り。
どちらもやはり美味しいです。

トーストは「ルコパン」というお店のものだそうです。
(森彦の本店のほうは、エグヴィヴのパン)
これまた美味しいですわ。

今度は電車に乗り移動。
パリ16区という名前のケーキ屋さんへ。
石蔵を利用した何とも趣きのある店構え。
佐伯チズもお取り寄せしているお店ということで、ここの有名なカマンベールチーズケーキを購入。
2階はカフェのようですが、ここでは飲食せず。

大学時代の友人Kちゃんののダンナさんがつい最近札幌に転勤になり、
数日前にKちゃんが東京から引越してきたので、カマンベールチーズケーキを手土産に会いに行きました。
Kちゃん、高級住宅地の円山にお住まい。
6ヶ月と3歳の女の子がいるので遠出はできないので、
Kちゃんのマンションから歩いてすぐの森彦の本店の方へ。
今日2件目の森彦だわ。
ワタシはATELIER MORIHIKOよりこちらのお店の方が好きです。北海道っぽくて。
今日はベビーカーがあるので1階席に。

ワタシは杏仁ミルクとバナナとくるみのケーキセットをオーダー。
杏仁ミルクとはホット・ミルクに杏仁の味を加えた飲み物です。
飲み物もケーキも美味しかったわん。
Kちゃんも3歳児のAちゃんも大喜び。
森彦で最高に楽しいひと時を過ごせました。


Kちゃんと別れたあと、ドイツパンのお店ブルクベーカリーで、角食を購入。
北海道産の小麦をつかったパンなど販売しておりました。

その隣にある地蔵商店(時計台裏の北地蔵の系列店)でジュースを購入。
自家焙煎のコーヒー豆や、北海道産小麦と天然酵母のパンなど自然食品のお店。
イートインもありました。

今日のまとめ。
札幌ではコーヒーの苦味≒善
コーヒーの酸味≒悪
こんな街において酸味のあるイノダコーヒが善戦していることはエラいといえましょう。
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酸味というのは、豆によって出てくるものなんですか?それとも入れ方によるのですか??私は酸味がどちらかと言うと苦手なのですが、その場合“深煎り”と掲げてある店を目指せばOKということでしょうか?
それにしても街によって違うものなんでしょうかねー。コーヒーと街の歴史に関係あるのでしょうか(笑)
最後のお店で、コーヒー以外のものを頼んでいるリネンさんを見て、少々驚いている私なのでした(笑)