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川島雄三『還って来た男』

本日もフィルムセンターの川島雄三特集へ。
『還って来た男』。
1944年戦時下の、川島雄三監督第1作目作品。
原作・脚本は織田作之助。
これは坂道の映画でした。
音声状態が悪く、あまり台詞を聞き取れなかったのですが、
(場内笑いが起きていたので、他の人には台詞がきこたえた模様)
カメラワークは斬新、編集は大胆、展開はスピーディと、興味深く観ました。
少年を中心に映画が始まり、いつ主人公の佐野周二が出てくるのかと思い観ていたら、
あっと驚く方法で佐野周二登場。
これには驚きました。

上映後、上野昂志氏によるトーク・イベント。
まず『還って来た男』についての解説。
そして『還って来た男』のほか、川島雄三の作品には階段が多用されているという指摘。
それから、川島が東映以外の4社を渡り歩いたことについて。
(大映へは出向)
これについては、給料を上げるために会社を移ったという推測もあるけれども、川島自身が一つの会社のカラーに染まらないように移っていったのではないか、というのが上野氏の意見。
松竹、東宝では作品の出来にデコボコがあるけれども、大映での3作はすべて傑作で、かつ1作1作が違うタイプの映画であるということ。
最後に、上野氏は久しぶりに『箱根山』『縞の背広の親分衆』を改めて観て、再発見したと話されておりました。

ワタシが言うまでもないことですが、
大映での川島雄三の作品3作は、日本映画史での奇跡だと思います。
川島雄三+若尾文子の奇跡の結晶とも言えましょう。
上野氏の指摘どおり、傑作3作全部違うタッチの作品であり、
しかもそのいずれもが、まぎれもなく川島雄三の映画であることに驚嘆させられます。
上野氏のトークを聴きながら、ワタシは、もし川島が63年に急逝することなく、5社すべて制覇して、東映でも映画を撮ったとしたら、どういう作品になったのだろう?と考えてしまいました。
しかもそれが深作欣二や石井輝男や鈴木則文や中島貞夫のいる60年代後半から70年代初頭の東映だったら??と空想してみる。
(川島雄三と石井輝男は6歳しか違わない)
ああいや、やっぱり、川島雄三が、東映でプログラム・ピクチャーを撮るわけが無い、じゃあATGか?と考えたり。
空想がつきません。
『雁の寺』のDVDでも見ます。
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テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

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♀。会社員。独身。
東京23区在住。
深煎りコーヒーが好き。
成瀬巳喜男監督作品56本を
劇場で観たのが自慢。

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