ふくらはぎが肉離れするクセを持っているのですが、7月に入ってから左足→右足→左足と順番に再発させております。
歩くのもままならなく、家で安静にしているのが一番なのでしょうが、映画があるのでそうもいかず、足を引きずりながら劇場に通っているので、なかなか症状が良くなりません。
本日、東京地方は台風。
が、悪天候やケガにもめげず、一角座にて大和屋竺監督『毛の生えた拳銃』を鑑賞。
映画のために足をひきずりながら、雨の上野公園を20分近くかけて歩き(ケガしてない普通の状態だとJRの公園口改札から11分で着くのに)、ヨロヨロ歩いていたら、途中颯爽と歩く上野昂志氏に抜かれました。
先日平日に『愛欲の罠』を観に行った時、観客がまばらで心配になったのですが、
今日は台風にもかかわらずほぼ満員。
『毛の生えた拳銃』、音楽が優れていて、バッハとフリー・ジャズが絡み合ったり同時に重なったりで凄いなと。
映画そのものがフリー・ジャズみたいで、強い躍動感があり爆発しそうで、そうかと思えばユーモラスになったりで、目が離せなかったです。
組織のリーダー宅でのパーティのシーンでずっと流れていた曲があまりに新しくて(3年前に発売されたクラブミュージックという感じ)驚きました。
吉沢健がブドウを食べるシーンにハっとさせられたり。
上映後、出演者である大久保鷹氏、上野昂志氏、荒戸源次郎氏によるトークショー。
大久保氏によると穴ぼこや崖のシーンは造成中の多摩ニュータウンだそうで、加えて荒戸氏によると『けんかえれじい』の大きなケンカのシーンも同じく多摩ニュータウンでロケをしたそう。
トークショー、話の内容より荒戸源次郎の声に聞き惚れる。『愛欲の罠』の声と同じ(当たり前だけど)。
5cmの至近距離で見た荒戸源次郎は少し肉がついた丸みを帯びた背中で、『愛欲の罠』でのベッドシーンのポッテリした背中とこれまた同じだと確認でき嬉しくなりました。
嬉しくなったのは、ワタシがオジサン趣味で荒戸源次郎が好みだからではなく、『愛欲の罠』が気に入ったのでその作品の一端を見られた気分になったからです。念のため。
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