スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-- : -- : -- | スポンサー広告 pagetop

『母のおもかげ』『美貌に罪あり』そして「映画のポケット」

朝10時半から神保町シアターで『母のおもかげ』を鑑賞。
清水宏監督の最後の作品だそうです。
カメラの横移動(いつも右から左)の連続にひどく驚きました。
普通、カット割するようなシーンでも、割らずにそのまま横移動。
病院の廊下から厨房にかけても横移動、少年の家の中でも横移動。登校・出勤で道を歩くシーンも横移動。
あまりに繰り替えされるので、段々とディズニー・ランドのイッツ・ア・スモール・ワールドやホーンテッド・マンションに乗っているような気分になりました。
中でも驚いたのが、冒頭の、少年の家の中で動きを追ったカメラ。
部屋の中を右から左にグーッと横移動して、そのままワンショットで上方向に移動して屋根の上にある鳩小屋までカメラが動くのです。
上への動きは意表を衝かれました。

カメラの動きばかり気にしていたわけではなく、淡島千景演じる母親の涙に、ワタシもいっしょに涙しました。
『母のおもかげ』、素晴しかったです。

シネマアートン下北沢で『美貌に罪あり』を数年ぶりに再見。
観終わって劇場を出ると台風が接近していて外は嵐。
ずぶ濡れになりながら、古本カフェ・気流舎へ。
アレン・ギンズバーグ詩集を購入。
お店の方にここのコーヒーの味について質問すると、凄い深煎りとのことだったので、それじゃあとコーヒーを注文。
ちゃんと豆をその場で挽いてネルで淹れられていて、美味しいコーヒーが出てくる予感がし、そして出てきたコーヒーを口に入れた途端その美味しさにビックリ。
深くて甘くて濃厚で香り高く、絶品。
どこの豆を使われているのか伺うと、銀座の十一房珈琲のフレンチ・ブレンドとのこと。
十一房のブレンドならワタシも何度も買ったことがあるけれど、こんなに美味しく淹れられなかったです。
下北沢で美味しいコーヒーを飲むなら、気流舎がオススメです。

その気流舎で19時から鈴木並木さんが開催されている映画に関するトークイベント「映画のポケット」に参加。
今回はゲストに原田和典さんを迎えて「告白的女優論」というタイトルで行われました。
前半は鈴木並木さんによるトーク。五十音順に主役女優を紹介していくということで今回は「あ」の女優さんから。
浅丘ルリ子について舛田利雄監督「女を忘れろ」、蔵原惟繕監督「憎いあンちくしょう」、 岩下志麻について中村登監督「古都」、渋谷実監督「好人好日」の一部を上映しながら説明。
後半は原田和典さんによる若尾文子についてのトークと溝口健二「赤線地帯」、川島雄三「しとやかな獣」、増村保造「妻は告白する」の上映。
原田さんは女優のパーツ重視主義者でらっしゃるようで、若尾文子についてはうなじの魅力を話されていました。

当たり前のことですが映画の見方は人それぞれ違います。
たとえば、原田さんは監督より俳優を基準に作品をご覧になるそうで、逆に鈴木並木さんは俳優ではなく監督で映画をご覧になるのだそう。
(ちなみにワタシは両方)
「映画のポケット」、人それぞれな色々な映画の見方のお話を聞くことができる楽しいイベントです。コーヒーと同じくオススメです。

イベント終了後打ち上げで、出席者にまだ20代半ばにもかかわらず驚異の博覧強記な好青年がいらしていて、その方のお話を聞いていて驚き感心し恐れ入ってしまいました。
70歳ぐらいの人がリアルタイムで経験したことに関して、恐るべき量の知識を持ってらっしゃるんですよ。それも衒学的な感じではなく、本当にそういうものを愛好してらっしゃる視点からの知識なんです。
いやはや。世の中凄い方がいるものです。
(「映画のポケット」は映画マニアのためのイベントではなく、初心者から楽しめる催しです。もちろん、コアなファンも楽しめますが。)
スポンサーサイト

テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

23 : 59 : 59 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(2) pagetop
<<『娘はかく抗議する』と『不良少女 魔子』 | ホーム | 『野獣狩り』>>
コメント
どうもどうも。ご来場ありがとうございました。
打ち上げでのトークの方がわたしの話よりはるかに内容が濃くてオトクでしたね。かくなるうえは知識の薄さを話術でカモフラージュすべく、話し方教室に通おうと決意しました。
by: 鈴木並木 * 2007/10/28 14:23 * URL [ 編集] pagetop
鈴木並木さん
昨日は楽しかったです。
次回は台風がこないことを祈ります。
鈴木並木さん、知識が薄いだなんて、謙遜されなくても。
トークもいけてましたよ。
ユーモアのセンスがおありなんだなと思いましたよ。褒め殺しではなく。

女優シリーズ、「わ」まで行くのに10年ぐらいかかりそうですね。
by: リネン * 2007/10/29 00:46 * URL [ 編集] pagetop

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://ssbs.blog36.fc2.com/tb.php/339-cef91b94
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |

プロフィール

 リネン

Author: リネン
♀。会社員。独身。
東京23区在住。
深煎りコーヒーが好き。
成瀬巳喜男監督作品56本を
劇場で観たのが自慢。

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

最近の記事

ブログ内検索

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

最近のトラックバック

リンク

このブログをリンクに追加する

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

RSSフィード

Blogリンクリスト

BlogPeople

ブログペット

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。