渡辺やよいさんと『新・ハレンチ学園』を鑑賞
2007 / 12 / 02 ( Sun )
ラピュタのダイニチ特集、本日は『新・ハレンチ学園』(日活・71年)。
主演女優の渡辺やよいさんが来場。観客と一緒に鑑賞されました。
映画冒頭、十字架がズラーっと並ぶ情景から始まり、その画に圧倒的な迫力があり、「まさか、ひょっとして傑作か?」と一瞬期待したものの、よかったのはそこだけであとはグダグダ。
渡辺やよいさんは柳生十兵衛役でアイパッチを装着してました。が、実は女の子という役柄でちゃんとヌードシーン(胸がはだける)もありました。
やよいさん、顔にニキビが出ていて初々しくてとてもかわいい。アイパッチがなければもっとかわいかったのに。
映画は当時流行ったギャグの連続だそうで、聞き覚えがあるギャグもありました。
もう、早く終われーと願わずにはいられない作品で、末期のニオイがいたしました。
途中の三遊亭円楽の登場シーンの笑えました。円楽師匠、若くてビックリ。
桂三枝も出てました。こちらはあまり変わってない。
フィルム状態非常に良好。
上映後、渡辺やよいさんのトークショー。
『新・ハレンチ学園』はやよいさんの映画初出演作なのだそうです。
やよいさんは劇場でご自身の出演作をご覧になられたことはなかったとのことで、この作品を通してご覧になったのも初めてなのだそう。
この作品、年端のいかない少女たちにエッチなことをさせるシーンが多いのですが、撮影時、泣き出す子がいっぱい出て現場は混乱したのだとか。
小涌谷のロープウェイのシーンの撮影時は、やよいさん発熱されていたそう。
日活では主演女優は撮影現場で周りの子とおしゃべりをしないよう上から言われたそうで、これは日活独特だったと話されてました。
トークショーの後、ロビーでやよいさんとファンのみんなで記念写真撮影。
そしてみんなでそのまま本八幡に移動し、やよいさんのお店「ちゃんこ蔵間」にて宴会。
カレーちゃんこなどいただきました。
渡辺やよいさんづくしの一日でした。
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リネン様 今晩は。
ラピュタのダイニチ特集、堪能されたようですネ。
小生、TV「Gメン75」以来大好きな女優さんであります、江波杏子さんの代表的ヒットシリーズ最終作『新女賭博師 壺ぐれ肌』(東映重役御令嬢・藤純子氏主演『緋牡丹』シリーズの二番煎じと揶揄されがちですが、『女賭博師』モノの方がが実は元祖!)と松坂慶子氏初主演作『夜の診察室』の大映系作品のみ何とか鑑賞出来ました。
ロマンポルノに移行する前の(「にっかつ」と称する直前の)日活作品も、何とか抑えたかったのですケドね。
埼玉の孤狼さん
ダイニチ特集、結局途中病気になったので、観たかったのに行けなかった作品が出てしまい残念でした。
『新女賭博師 壺ぐれ肌』、そう、こちらがオリジナルなんですよね、意外にも。
『おんな牢秘図』も石井輝男作品に影響を受けたように見えますが、実は『おんな牢秘図』の方が石井輝男よりちょっと早いのです。
日活末期は苦手に思っていたのですが、そう一概には言えないなと今回の特集で感じました。
逆に過大評価されているんじゃないかと思う作品もあるのですけれど。
リネン様
初めまして。
遅ればせながら健康回復
、250本鑑賞達成おめでとうございます。
さて、渡辺やよいさん当日来館とは?観にいけばよかった、残念です。
「新ハレンチ学園」のやよいさんは可愛い少女ですが、「ウルフガイ燃えろ狼男」「資金源強奪」の頃は
本当に美しくなられています。マイベストは残念ながらテレビですが堺正章、夏目雅子の「西遊記」第一部最終回のゲスト出演です。アップ顔は絶品です。
私は、リネン様が絶賛された「ウルフガイ」のブログを読んでから昔東京12ch放送されたビデオをDVDに変換して繰り返しみています。感心したのは千葉真一と一緒に岩山を転げ落ちるシーンですが吹き替えなしでしょうか?あのようなミニスカートでは傷だらけになったのではないかと思います。
御本人に会える機会があれば一度聞いてみたいものです。
Wild bunchさん
はじめまして。
>遅ればせながら健康回復、250本鑑賞達成おめでとうございます。
どうもありがとうございます。まことに恐縮です。
渡辺やよいさんのラピュタ来館&トークショーはラピュタのホームページにも告知がなかったんですよ…。
「ウルフガイ燃えろ狼男」「資金源強奪」どちらも大好きな作品です。やよいさんも魅力的ですし。
「資金源強奪」は来年のシネマヴェーラの深作特集で再見したいと考えております。
「西遊記」にやよいさんが出演されたとは存じ上げませんでした。やよいさんのアップ、美しかったのでしょうねぇ。
「ウルフガイ」の岩山を千葉真一と転げ落ちるシーンについて今度やよいさんとお話する機会がありましたら、伺ってみます。
ご存知だと思いますが、やよいさんは本八幡で「ちゃんこ蔵間」というお店をやられてますので、そこでやよいさんのお姿を拝見できますよ。
(ただし、やよいさんはいつもお店にいらっしゃるわけではないので、事前に電話をしておられるのかどうか確認された方がよろしいかと思います)。
リネン様
ご丁寧な返信コメント有難うございます。
「西遊記」はレンタルDVDをカラーで再見して改めて感心しました。リネン様もご覧ください。
私はこの数年劇場に行くこともままならず今年はバルト9で「ブレードランナー」のみでした。設備は素晴らしく映像、音響は最高でしたが前席の若者=バカモノが上映中にやたら伸びをしたり体を動かしたりしてなかなか画面に集中できず残念でした。
最近はこのようなマナー知らずとの遭遇が嫌で劇場にいくのが億劫になっています。
それはさておき、渡辺やよいさんは引退されてから20年経ってもリネン様のように称賛されるかたがいるのは幸せなかたですね。「資金源強奪」公開時はベタコケでしたが、私も「シネマヴィーラ」に観にいってみます。実はこの作品も昔日本TVで深夜放送したビデオで再三みているのですが?大きなスクリーンで観てみたいものですから?
Wild bunchさん
「西遊記」、DVD化されているのですね。幼いとき理解もできず何となく見ていた記憶がありますが、最終回に限らずしっかりと見直してみたい作品です。
「ブレードランナー」、せっかく劇場でご覧になられたのに残念でしたね。
シネコンは映像・音響や椅子はいいのですが、まわりにヘンなお客がいた時に移動できないのが難です。結構高い入場料払っているのに、運まかせというのはちょっと。
「資金源強奪」は深作監督の全作品の中でも私にとっては2大ベストです(もうひとつは「県警対組織暴力」。)
今年初めて観たのですが劇場がスクリーンの小さいシネマアートンでしたので、大きなスクリーンのシネマヴェーラで再見しなければと決意しております。