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『くノ一忍法』『踊りたい夜』『女ともだち』そして、岸田森TV作品

今日から本格的に劇場復帰。

まずラピュタのモーニング、野川由美子特集で『くノ一忍法』。
中島貞夫監督の監督デビュー作ですね。
以前シネマヴェーラで上映されたとき、他の作品の上映と重なり泣く泣く行くのを断念した作品だったので、歓び勇んで劇場に参上。
冒頭、5人のくの一がずらーっと横一列に並んでいたり、シネマスコープを意識した構図が次々と出てきて期待したのですが、テンポが遅くてモタモタしていて、最後までモタついた調子で、ガッカリ。

次にシネマヴェーラに移動し、井上梅次監督の『踊りたい夜』(松竹・63年)を鑑賞。
この作品、ご存知の方も多いと思いますが、後に井上監督自身の手によって香港のショウ・ブラザーズで『香港ノクターン』という題名でリメイクがつくられていております(日本版DVD発売済み)。
ワタクシ以前頻繁に香港に通っていた頃、現地でシリーズ発売されていたショウ・ブラザーズ作品のDVDやVCDをまとめ買いしていたので『香港ノクターン』も所有しております(ただし未見。なんとくなく)。
そういうこともあり以前から気になっていた『踊りたい夜』ですが、これがまたビミョーな作品でした。
おかしいところがあるとか、破綻しているとかそんなことではなくて、ごくフツーにマジメにつくっているのですが、全然魅力的じゃないんです。
観ていて全然ワクワクしないんです。ミュージカルなのに。
お話はクラブで歌って踊る3人姉妹のグループ「ピンクタイツ」とマネージャー役の父親がひょっとしたことからバラバラになり辛苦を舐め成長し、また「ピンクタイツ」を再結成するまでを描いたもの。
主演女優の水谷良重、倍賞千恵子、鰐淵晴子は3人とも芸達者でチャーミングであるにもかかわらず映画全体としては魅力的じゃない。
なぜこの映画はイケてないんだろうと分析しつつ観ていたのですが、主な原因はすぐにわかりました。音楽がダメ。ダッサーいの。
サントラがあったとしても絶対いらない。
あと、すごく真面目にミュージカルしているんだけれども、どこか妙(例えば吉田輝雄と倍賞千恵子が屋上みたいなところで歌うシーン)で、そういう奇妙さは『黒蜥蜴』と同じ。
吉田輝雄の唄は本人が実際歌っているものなのかしら?それとも吹き替え?吉田輝雄はCDを出してたはずだから本人が歌っていてもおかしくないですよね。
あと笑っちゃったのが根上淳演じるバレエ団の先生。気難しそうな強烈な芸術家オーラ出して突然登場するのですが、安藤忠雄かと思いました。マジで。
佐田啓二はとても佐田啓二な役(かつてはスター・サックス奏者。今は地方のクラブでドサ回り)で、当然トニー・レオンでも代用可能な感じでした。
ということで、『踊りたい夜』がイマイチなので、死蔵している『香港ノクターン』を見る気が失せたのですが、せんきちさんによると『香港ノクターン』は音楽が服部良一でずっといい出来なのだそうです。
香港ノクターン香港ノクターン
(2004/09/01)
チェン・ペイペイ、リリー・ホー 他

商品詳細を見る


もう1本の『ムーランルージュ』は公開時に観に行ったので割愛。
それにしても今日のシネマヴェーラ、衝撃的な観客の少なさでした。

大急ぎでフィルムセンターに移動し、ミケランジェロ・アントニオーニの『女ともだち』を鑑賞。
出てくる男の俳優がみんな似たようなルックスで区別がつかず難儀しちゃいました。
出てくる人みんな色恋に夢中でさすがイタリア人と思いつつ観ていたら、途中睡魔に襲われかなりの部分が欠落してしまいました。
(ワタシだけでなく、アチコチで寝息やらイビキが客席から聞こえましたよ。)
作品の感想が言える鑑賞でありませんでした…。

そしてラピュタに移動。レイトの岸田森特集。
今日はテレビ作品3作。
まず『帰ってきたウルトラマン(第35話) 残酷!光怪獣プリズ魔』。
脚本・岸田森なんだそうです。
劇中説明される科学についての説明が難しくて、これを見て楽しんでたとなんて昔の子供はエライなと思いました。
正直言うと結構ハラハラドキドキして見ました。ああ、どうなるの?ウルトラマーン!と心の中で叫んだら突然番組終了。
『踊りたい夜』に続き根上淳が登場しておりました(バレエの先生役ではありません)。

次、『ファイヤーマン(第12話) 地球はロボットの墓場』。
これも脚本・岸田森。
ますます意味不明。バカなワタシにはストーリー、全然理解できませんでした。
ファイヤーマン、ブサイクで格好悪いし。
この番組見て楽しめた昔の子供はやっぱりエライです。
最後、岸田森が花束を持っていくところだけ面白かった。
少女役の粟屋芳美(14歳)は後の芦川よしみなんだそうです。
顔のアップが多い作品だなぁ。

最後、傑作の誉れ高い『怪奇大作戦(第25話) 京都買います』。
なるほど、皆が傑作というのがよくわかります。
実相寺昭雄監督の耽美ワールドにドップリ浸れること請け合い。
しかしこれ、本当に子供向けの番組だったのですか?
しっとりとした成熟した大人の恋の物語じゃないですか。
当時29歳の岸田森。大人の魅力全開です。
この作品でも顔のアップが多用されてました。

以上4作品鑑賞いたしました。
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テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

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コメント
次回は頼んます、大島渚さん!
リネン様 今晩は。お元気になられたようですね。何よりです。

ラピュタの野川由美子さん~岸田森さん間の9時間、小生は早稲田松竹へと赴きました。

「リリー」 (こんな映画が好きだなんて、恥ずかしくって云えやしない…2回観てしまったョ)
「魅惑の巴里」 (う~ん、もう少しジーン・ケリーさんの歌声&ダンスの場面があったらなぁ・・・)

来週は、「ウエスト・サイド物語」ですネ。2回観る、か。

小生も『くノ一忍法』、ガクゼンとしてしまいました。これ、ホントに倉本聰氏脚本作品なのでしょうか。
特に、クライマックスでの大殺陣。銃を手にしている者が刀しか持っていない相手に後れをとる、どころか、刀を持った忍者が、丸腰忍者にビビりまくり・・・だいたい、忍術映画だろっ。忍法使えよ!か弱きオンナ相手にしか術出さないってか、オイ!
原作通り、なのかなぁ。でも脚本がこーだからって、演出する時点で、こりゃオカシイだろ、って誰だって気づくんじゃないかな~。あれ、中島カントク自身が、共同脚本か・・・

次週の、『悦楽』も同じ山田風太郎氏原作だなぁ。

だ、ダイジョウブなのか?
by: 埼玉の孤狼 * 2007/12/21 00:12 * URL [ 編集] pagetop
埼玉の孤狼さん

またまた返事が遅れて申し訳ありません。

『リリー』、私の知人の間でもとても評判がよくて、観に行きたかったのですが、どうしても都合がつかず行けませんでした。
残念…。
またどこかの劇場で上映してくれたら良いのですが。

『くノ一忍法』、良くなかったですねぇ。
優れた監督の処女作は大概未完成ながらも才気があふれ出ているものだと思っていたのですが。
同じく山田風太郎原作で『くノ一化粧』という作品も撮っているんですよね。こちらは緑魔子が出ているので観てみたい気がします。

『悦楽』も観に行く予定です。
これはいけるんじゃないかと期待しております。
by: リネン * 2007/12/24 00:06 * URL [ 編集] pagetop

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 リネン

Author: リネン
♀。会社員。独身。
東京23区在住。
深煎りコーヒーが好き。
成瀬巳喜男監督作品56本を
劇場で観たのが自慢。

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