今日は12月31日、大晦日。
今年一年の映画鑑賞についてふりかえってみようと思います。
今年劇場で観た映画の本数は256本でした。
たぶんこれまでの生涯で最多本数だと思います。
自分で言うのもなんですが、サラリーマンをしながらこれだけの本数を観に行ったのは、ホントよく頑張ったと思います。
12月に入ると無理がたたって体調を崩し、劇場通いを一時中断しないといけなくなってしまったのですが。
手帳やブログを読み返すと今年は色々な特集やイベントに通いました。主なものをあげると、
3月フランス映画祭のジャック・ドゥミ特集
3月・4月、ラピュタでの田中登特集
ゴールデン・ウィーク、シネマヴェーラでの鈴木則文特集
6月・7月、フィルムセンターにて川島雄三特集
7月・8月、PFFのロバート・アルトマン特集
9月、カナザワ映画祭
11月、『花弁のしずく』上映会
といったところでしょうか。
今年は映画を通してたくさんの方に出会うことができ本当に幸福でした。
ラピュタの田中登特集によって田中登監督の素晴らしさにガツンとやられ、上映プリントがなかった『花弁のしずく』のニュープリント・プロジェクトにわずかですが出資でき、出資した仲間みんなと焼いたフィルムを鑑賞できたり、とびきり熱い映画愛に満ちた金沢の映画ファンの方たちによるカナザワ映画祭に行き鈴木則文監督や内田裕也さんのお姿を拝見し、上映機会の少ない作品の上映を目にすることができたたり、そのカナザワ映画祭でお話させていただいた鈴木則文監督に東京でも直接お話を伺う機会に恵まれたりと、楽しいこと、幸せなことの連続でした。
2006年の大晦日に書いたブログ記事を読み直すと、「2007年はなるべく新作を観たい」と書いているのですが、結局観に行った新作は7本のみでした。
『マリー・アントワネット』
『ドッグ・バイト・ドッグ』
『デス・プルーフ in グラインドハウス』
『ラザロ』
『壁男』
『人が人を愛することのどうしようもなさ』
『サッドヴァケイション』
を観たのですが、事前にハズレがないように他の方の感想をよく調べたうえで観に行ってましたので(『壁男』をのぞく。この作品は別の動機で鑑賞しました)、どの作品もよかったのですが、中でも『ドッグ・バイト・ドッグ』が面白かったです。
249本の旧作品から、素晴らしかったもの、自分の好みに合ったピックアップいたします。
(初めて観た作品、もしくは以前DVD・ビデオで見ただけで今年劇場で初めて観た作品。劇場で以前観たことがある作品は除く)
太字は中でも傑作だと思った作品です。
『太平洋のGメン』
『霧と影』『決着(おとしまえ)』
『彼奴を逃すな』
『東京マダムと大阪夫人』
『黒い画集 第二話・寒流』『動脈列島』
『牝猫たちの夜』『白い悪魔が忍びよる』
『発禁本「美人乱舞」より責める!』
『人妻集団暴行致死事件』
『㊙色情めす市場』『不良姐御伝 猪の鹿お蝶』
『現代やくざ 人斬り与太』
『資金源強奪』『狂った野獣』
『花芯の刺青 熟れた壺』『生贄夫人』
『終電車』
『アメリカの影』
『ボウイ&キーチ』『エレクション』
『黒い太陽』『ロング・グッドバイ』『大阪ど根性物語 どえらい奴』
『実録不良少女 姦』
『ウルフガイ 燃えろ狼男』
『二匹の牝犬』『首』
『野獣狩り』『盛り場流し唄 新宿の女』『東京オリンピック』『ブレードランナー ファイナル・カット』全然絞れてないじゃないかとの指摘を受けそうですが、素晴らしい作品が多すぎてこれ以上どうにも絞ることができません。
オマケで僭越ながらワースト作品もあげさせていただきます。判断基準は観ていて「早く終われー」と念を送らずにはいられなかった作品ということです。
『悪魔の手毬唄』(高倉健版)
『ベルサイユのばら』
『丑三つの村』(音楽が史上最悪)
『月曜日のユカ』
『エロスは甘き香り』
『娘はかく抗議する』
『俺の血は他人の血』
『スパルタ教育 くたばれ親父』
『朝はダメよ!』
『新・ハレンチ学園』
ということで、10作品中2作が舛田利雄監督となってしまいました。
来年は正直なところ、鑑賞本数を減らしていきたいと考えております。今年は劇場通いが度を越して、健康に支障がでたり映画以外のことがおろそかになってしまいましたので。
より作品を厳選して劇場通いをしていきたいなと思います。
今年、当ブログに訪問してくださった皆さま、コメントをくださった皆さま、
劇場や他の場所でお声をかけてくださった方々、
(ブログに顔を出してないにもかかわらず、突然お声を掛けてくださった方が何名かいたのです!)
どうもありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
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