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『暗黒街の顔役』『呪いの館 血を吸う眼』

本日はラピュタにて2本鑑賞。

岡本喜八監督の『暗黒街の顔役』。
あーあ、つまならない…。
テンポが悪く、とにかく長く感じました(上映時間101分)。
まだ続くのかよー、と途中何度思ったことか。
脚本もつまらないし、鶴田浩二の演技は古臭いし、右隣の客は臭くてうるさいし、最悪。
劇中、石川力夫の辞世の句がパクられていているのには笑ってしまいました。
「大笑い三十年のバカ騒ぎ」だって(最後「か」が入るのがこの作品オリジナル)。
三船敏郎がショボい役なのにはちょっと驚き。
ラピュタの解説に「キレ味のいい演出を存分に披露した監督第三作」とあるけど、キレ味悪すぎ。

続いてレイトの岸田森特集、山本迪夫監督の『呪いの館 血を吸う眼』。
血を吸うシリーズ第2作目。
とても丁寧なつくりに感心。すっかり機嫌が直りましたよ。
舞台設定を富士見湖にしたのが見事。山荘と湖と林が日本離れしていて幻想的で、吸血鬼のお話にピッタリでした。
岸田森、やっぱり凄いなぁ。エレガントなんですよ。

ラピュタの岸田森特集、本作がラスト。
岸田森のフィルモグラフィーをチェックしてみましたが、『続人間革命』(監督・舛田利雄)、観て見たいっす。
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テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

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コメント
リネン様 またまた推参致します。

『呪いの館 血を吸う眼』
学生時代に鑑賞して以来、ですので、20数年振り(ウッ、と、年がバレる・・)にスクリーンで再会、とこの度相成りました。

かつて感銘を受けた作品を再び鑑賞してみますと、感動を新たにすることが出来たり、はたまた、あれ~こんな感じだったっけ・・・とややガックリしてしまったり、なのですけど、『呪いの館 血を吸う眼』は、間違いなく前者に属する作品でした、やっぱり!
場合によっては、小生生涯Bestの作品として推奨することも厭わぬ程なのですョ、この映画。いや、おおげさでなく。

岸田森さん出演作品なのですが、ハズし技として怪獣映画なぞ、如何でしょうか。岸田さん自身、円谷育ち、と自認されていたようですし。とは云うものの、純然たる劇場公開作品としましては、
『ゴジラ対メカゴジラ』
が唯一の作品なのですケド。

TV作品ですと、以前にも原田美枝子さん絡みでも取り上げましたネ、松田優作さん主演
『探偵物語』・第13話 「或る夜の出来事」
が個人的には、イチオシ、だったりなんかします。
by: 埼玉の孤狼 * 2008/02/07 02:28 * URL [ 編集] pagetop
埼玉の孤狼さま

ブログから離れてまして、返事が遅れてしまい大変申し訳ありません。

岸田森、前から魅力的な俳優だと思っておりましたが、今回のラピュタの特集で改めてその個性に惹かれました。
あの声もたまりません。

特撮は全然見ていない分野なのですけれども、やはり見ていったほうが良いようですねぇ。
先日知人に特撮を見ていないなんて、まだ映画ファンとして、メイン・ディッシュに到達してない、手を拭いた段階だ、とまで言われたところでして。

『ゴジラ対メカゴジラ』 ですね。
メモしておきます。
そして『探偵物語』の「或る夜の出来事」も。
DVD借りてこなきゃ。
by: リネン * 2008/02/12 13:33 * URL [ 編集] pagetop

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♀。会社員。独身。
東京23区在住。
深煎りコーヒーが好き。
成瀬巳喜男監督作品56本を
劇場で観たのが自慢。

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