今日は待ちに待ったラピュタのロマンポルノ特集初日。
モーニングから3本観ました。
モーニングは、 中原早苗特集。
朝、劇場ロビーで並んでいたら、チケットを持ったお歳を召したご婦人がやってこられて、劇場スタッフが対応しているのを眺めていたのですが、ご婦人はこの劇場に来られたのが今回始めてのようでありました。
で、そのご婦人が場内に入り席につかれて、後からやってきた身内らしき男性と話をされている内容から、一瞬「ひょっとして、あの方は中原早苗さん、ご本人か?」と頭によぎったのですが、深作欣二監督のご葬儀のときの中原早苗さんの姿と相当違って見えたので、いや、中原さんではないな、と打ち消しました。
が、映画上映前に、石井館長が「今日は中原早苗さんが来場されてます。」とアナウンスされ、そのご婦人=中原早苗さんが立ち上がってお辞儀されたので、ああ、中原さんだったのか!と驚きました。
作品は『村八分』。
場内補助席が全部出尽くすほどの満員状態。中原さんが来場されることはまったく告知されてなかったのに、なぜでしょう?レア作品だから?
作品はいかにも、近代映画協会的な作品でありました。
ラピュタの作品解説そのとおりの作品です。
映画が終わった後、場内拍手。中原さんは立ち上がって、観客にお辞儀されてましたが、涙を流されていてました。
中原早苗さんのデビュー作ということもあり、感極まったのでしょう。
中原さんが場内から出るとき、ラピュタによく来るお騒がせオジイサンが前をさえぎって厚かましく色紙を出したので、ハラハラしましたよ(この某爺の言動にはいつもハラハラさせられるのです)。
劇場から帰られる前も、中原さん、ロビーに顔を出されて、深々と「ありがとうございました」とお辞儀されてました。ロビーにいた我々はまた拍手。
まさか、中原早苗さんご本人が来場されるとは思わなかったなぁ。
そしてロマンポルノ特集。
西村昭五郎監督の『団地妻 昼下りの情事』。
ロマンポルノ第1作目の記念すべき作品。
最近、団地映画鑑賞が続いております。
白川和子、感じたときの顔が色っぽいですねぇ。
世の奥様方は、ああいうスケスケのネグリジェを着るものでしょうか?ワタシも結婚したら、あんなスケスケ着ないといけないのかな?
最後、二人が裸で車に乗っているのを観て、そういう結末になるだろうなと思ったとおりの結末でありました。
沢田幸弘監督の『セックス・ハンター 濡れた標的』。
伊佐山ひろ子が活躍する場面がなく残念。
想像していたよりずっと政治的な作品でありました。
これから毎週末、ラピュタでロマンポルノ観る予定。トークショーなど本当に楽しみです。
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