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『レッドクリフ』

ジョン・ウー、最も好きな監督の一人です。
トニー・レオン、最も好きな男優です。

で、『レッド・クリフ』観てきました。
ワタクシ、三国志がどういう話なのかまったく知りませんので、映画のストーリーを理解できないかもしれないなと思い、家を出る前にウィキペディアの赤壁の戦いのページを軽く読んでおきました。

公開初日で、映画の日で、新宿ピカデリーなんで、当然満席。
劇場は松竹ですが、『レッドクリフ』は東宝東和配給で、本編上映前の予告編も東宝東和の作品のものばかり。松竹が心配になりました。

いやー、凄かったです。
映画ではなく新宿ピカデリーのスクリーンと音響が。

本編が始まる前に、三国志を知らない(ワタシのような)バカな客のために日本語で(!)おおまかな時代背景・登場人物の説明があり、これはどうみても日本公開版用に付けた説明でしょう。
ジョニー・トーの『ザ・ミッション 非情の掟 』でも本編が始まる前に説明が入っていて、興がそがれるなと思ったのですが、正直なところ、三国志をまったく知らないワタシとしてはこの説明は有難い(けど、三国志を知っている人には、ウザいでしょう)。

タイトルバックが終って一番最初に映し出されるのは、ドドーンとCG画面。
次のカットで映し出されるのも、宮殿のCG画面。
もう、この時点でダメだーと思いました。
結局、最後まで、CGのオンパレード。CGを使うことが全部悪いとは言いませんけど、この作品は映画というよりCGの見本市。映画じゃない。
CGの中で、俳優が動いたりしているだけ。
ジョン・ウー的な優美な俳優の身体の動きを期待していたのですが、それも殆ど見せてくれず。
戦闘シーンの人がぶつかりあう音の付け方とかも凄く下品。とにかくデカい音を付けてやれ、という感じ。
カメラで撮ったショットをつなぐ映画ではなく、CGなのでどこまでも長い、カメラでは撮影できないカットが出てくる。
最悪と思ったのは、最後のトニー・レオンと並んで立っている金城武がハトを飛ばすシーン。立派なCGを延々と見せてくれます。こんなの映画じゃない!

登場人物が出てくる度に、何度も「曹操」とか「孫権」とかキャプション付けるのも止めてもらいたい。
最初に1回付けるのは親切だけど、すでに登場済みの人物なのに、再登場するたびにまた「曹操」と出すのは、客をバカ扱いしてんのか、と。
「曹操」って、何回キャプション付けたんだよ。5回は出てきたよ。

あとですね、金城武が始めて口を開いたとき驚きました。金城武本人の声じゃない。
北京語のネイティブじゃないトニー・レオンや中村獅童はわかりますが、ネイティブの金城武が吹き替えなのはなぜ??
ひょっとして、中国人俳優も含めて、すべて吹き替えですか?
アフレコだから、俳優本人の声ではなくてもいいってことなのでしょうか?謎です。

この作品、今回はパート1で、それでも145分もありますけど、別に2本に分けずに、160分ぐらいでいいんじゃないかと思いましたね。
ホント、どうでもいいシーンが多すぎ。
最初にイライラが爆発したのは、トニー・レオン登場シーン。
トニー演じる周瑜が軍隊の演習をしているところに金城演じる諸葛孔明がたずねていく場面、トニーの後姿だけ映して、不必要にもったいぶって延々顔を映さない、顔が映ってからも、どうでもいいやり取りが続く。
そこに、部下が現れトニーに、「御宅にお帰り下さい。難産です」と言う。
で、家の場面に映り、難産で苦しんでいる馬が現れる。
難産で苦しんでいるのは奥さんではなく馬でした。
で、お馬さんの難産の話で、しばらく映画が続く。
この馬の難産の話って、原作にある有名なエピソードでお客さんが期待している部分なのでしょうか?
しかもですね、スター金城武が馬の出産を助けるべく、馬の○○に○○するという衝撃的なシーンがあります。
こんなシーン、観たくない。中国人にとっては平気な描写なのでしょうか?
子馬が無事生まれ、立ち上がりやれやれ、この長い場面が終ったと胸をなでおろしたら、今度はトニーと金城の琴のシーン。
ああ、ここも長いよ。
琴の合奏で二人の気が合ったということを描きたいのだろうけど、長すぎる。
この琴の合奏も有名なエピソードなのですか?
ここは名場面なので外せないという程の長さなんですけど。

ワタシは三国志を知らないので、的外れな意見かもしれませんけど、配役も違うのではと思いましたね。
35歳、男盛りの金城武は水もしたたるいい男だと思いましたが、どうみても賢そうに見えない。
金城武が諸葛孔明というのは無理があるのでは?
それより恵まれた身体を動かす武将役の方が合っていると思うのですけど。
逆に、トニー・レオンは小柄で線が細く、表情も神経質っぽくて武将には見ません。
トニーが諸葛孔明役で、金城武を周瑜役をすれば良かったのではないかな。
あと、トニー・レオンの顔の衰えも気になりました。
彼は立派な身体があるわけでもなく、不細工ながら強烈な存在感があるというわけでもなく、二枚目と繊細な表情の演技が魅力なわけですから、あんなにお肌が荒れて衰えていると、結構キビシイ。
『レッドクリフ』ではトニー・レオンがアタマの1番手なのに。
一方、趙雲を演じた胡軍が素晴しかった!
顔も身体も役にピッタリで、表情も身体の動きも素晴しかった。
中村獅童も好演してました。無骨な役に見た目が合っておりました。

本編が終って、エンドロールに入る直前に、「終了後、パート2の予告編が上映されますので、そのままお待ち下さい」とキャプションが出たときは、笑ってしまいました。
ああ、そうですか。
予告編を観た限りでは、パート2では俳優がジョン・ウー的な舞踏のような身体の動きをしていたので(『マトリックス』みたいなの)、パート2の方が満足できるかもしれません。

ともあれ、『レッドクリフ パート1』は鳩が出てくること以外、ジョン・ウー的なところがみられない作品でした。
ジョン・ウーが中国に(香港に)帰ってきたと喜んで期待していたのに。
ジョン・ウーは軍隊が集団で戦う映画よりも、俳優一人一人が身体を動かす映画を撮るべき。
この欲求不満を解消するために、家で過去の香港で撮影した呉宇森作品のDVDを見たくなりました(『ハードボイルド 新・男たちの挽歌』の素晴しさったら!トニー・レオンもこの作品では輝いていた)。
かつてのジョン・ウー作品のファンとしては、ジョニー・トーの『エグザイル/絆』が楽しみです。
今後はジョン・ウーは諦めて、ジョニー・トーにすがることとします。
もっとも、金返せーという出来ではないことを最後に付け加えておきます。
お金かけて頑張って撮ったということはよくわかりましたし、立派な劇場でスターがいっぱい出る映画を1000円で観られたんですからね。
パート2も1000円なら観に行きたいです。
帰りにパンフレット(600円)もちゃんと買って帰りました。
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テーマ:レッドクリフ - ジャンル:映画

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♀。会社員。独身。
東京23区在住。
深煎りコーヒーが好き。
成瀬巳喜男監督作品56本を
劇場で観たのが自慢。

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